ワープステーション江戸

ワープステーション江戸(ワープステーションえど)は、日本茨城県つくばみらい市に存在する時代劇映像作品等のロケ施設で、同市立歴史公園に隣接する。かつてはテーマパークとして有料一般公開されていたが、2020年3月31日で終了となった。現在は、撮影専用施設として営業。

ワープステーション江戸
Warp Station Edo
ワープステーション江戸の位置(茨城県内)
ワープステーション江戸
所在地
座標 北緯35度58分5秒 東経140度4分1秒 / 北緯35.96806度 東経140.06694度 / 35.96806; 140.06694座標: 北緯35度58分5秒 東経140度4分1秒 / 北緯35.96806度 東経140.06694度 / 35.96806; 140.06694
面積 9.5ha
アクセス 常磐自動車道谷田部ICから約8km
事務所所在地 茨城県つくばみらい市南太田1176番地
公式サイト ワープステーション江戸
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概要 編集

2000年に「歴史公園ワープステーション江戸」の名称で、テーマパークとして開園。茨城県と筑波郡伊奈町が出資した運営会社「株式会社メディアパークつくば」によって運営されていたが、2年後に8億円の負債を抱えて経営破綻。その後、運営を大新東グループに委託後、茨城県開発公社が所有し、主にロケ地・撮影施設として活用。しかし、その後も赤字が続いているため、2007年4月1日-2010年3月31日までの契約で、NHK関連会社のNHKエンタープライズにロケ事業の運営を委託。しかし、赤字解消の見込みが立たず2012年4月1日付けで、同社に売却された[1]

現在ではテーマパークではなく、映画やテレビの「ロケ施設」として機能している。時代劇向けには、江戸時代の商家や長屋、お濠や太鼓橋のほか戦国時代の城門などが整備されている。大河ドラマ真田丸』の上田城の戦いがここで撮影された[2]

2018年、大正・昭和初期の景観を中心とした近現代エリアが完成、同時に広さ150坪の簡易スタジオも整備[3]。この新エリアでは鉄筋ビル9棟をはじめとした建物などの恒久建築物のほかに市街地を一周する路面電車軌道敷二軸古典電車のレプリカも用意され[3][4]、この車両を実際に走行させることも可能である[5]。この新エリアでは2019年度の大河ドラマいだてん〜東京オリムピック噺〜』の収録も行われた[3][4]

主な撮影実績 編集

NHK大河ドラマ◆『葵・徳川三代』『武蔵』『新選組!』『義経』『功名が辻』『篤姫』『龍馬伝』『』『八重の桜』『軍師官兵衛』『花燃ゆ』『真田丸』『西郷どん』『いだてん〜東京オリムピック噺〜』『青天を衝け』『光る君へ

NHK連続テレビ小説◆『ゲゲゲの女房』『とと姉ちゃん』『エール』『らんまん

NHKスペシャルドラマ◆『坂の上の雲

NHK特選!時代劇◆『茂七の事件簿 ふしぎ草紙』『人情とどけます〜江戸・娘飛脚〜』『ゆうれい、貸します〜お染・恋の七変化〜』『蝉しぐれ』『慶次郎縁側日記』『柳生十兵衛七番勝負』『次郎長背負い富士』『秘太刀 馬の骨』『新・御宿かわせみ』『アシガール

民放ドラマ◆『妖怪人間ベム (テレビドラマ)』『名探偵コナン』『金田一耕助VS明智小五郎』『天皇の料理番』『サムライせんせい』『ルパンの娘

映画◆『劇場版TRICK 霊能力者バトルロイヤル』『るろうに剣心』『信長協奏曲』『銀魂

交通 編集

脚注 編集

  1. ^ 「県開発公社:ワープ江戸を売却 施設含め、運営権1億1340万円で/茨城」『毎日新聞』2012年04月17日(地方版)
  2. ^ 【ぐるっと首都圏】旅する みつける/茨城・つくばみらい ワープステーション江戸/時代劇の世界へ『毎日新聞』朝刊2019年1月13日(首都圏面)2019年1月26日閲覧。
  3. ^ a b c つくばみらい市 (2018年6月1日). “ワープステーション江戸がリニューアル! - つくばみらい市”. 広報つくばみらい. 2020年8月24日閲覧。
  4. ^ a b 茨城新聞 (2019年1月27日). “ワープステーション江戸がリニューアル! - つくばみらい市”. 茨城新聞クロスアイ. 2020年8月24日閲覧。
  5. ^ 産経新聞 (2018年1月27日). “ワープステーション江戸 大正、昭和期のオープンセット完成”. 産経ニュース. 2020年8月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集