ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト
(ワールドカップ・ウィーンから転送)
ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト(Europian Open Oberwart)はオーストリアの国際柔道大会
来歴編集
2009年よりIJFワールド柔道ツアーの一環として、グランドスラム、グランプリなどに次ぐ位置付けとなったワールドカップのうちの1大会。なお、今大会は世界ランキング対象大会であるが、国際柔道連盟主催ではなく大陸連盟主催の大会であるため、ワールド柔道ツアーには含まれない[1]。年度によって男女交互に開催される。2011年からはウィーンではなく、オーバーヴァルト開催となった[2]。以前は「オーストリア国際柔道大会」と呼ばれていた。2009年から「ワールドカップ・ウィーン」という名称になったが、2011年には「ワールドカップ・オーバーヴァルト」、2013年には「ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト」という名称に変更された[3]。2020年と2021年は新型コロナウイルスの影響により開催されなかったが、2022年からは再開されるとともに、男女同時開催となった[4]。2023年からはグランプリ大会に格上げされることになり、開催地もオーバーヴァルトからリンツに変更された[5]。
名称の変遷編集
オーストリア国際柔道大会( -2008)
ワールドカップ・ウィーン World Cup Vinnea(2009-2012)
ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト Europian Open Oberwart(2013- )
グランプリ・リンツ Grand Prix Linz(2023- )
優勝者編集
男子編集
年 | 60 kg級 | 66 kg級 | 73 kg級 | 81 kg級 | 90 kg級 | 100 kg級 | 100 kg超級 |
2010年 | ダワードルジ・トゥムルフレグ | ロク・ドラクシッチ | 秋本啓之 | 中井貴裕 | 西山大希 | 高木海帆 | 立山広喜 |
2012年 | ベトキル・シュクバニ | ピエール・デュプラ | 大野将平 | レヴァン・ツィクラウリ | ドミトリ・ゲラシメンコ | ディミトリ・ペータース | オスカル・ブライソン |
2014年 | 川端龍 | 高市賢悟 | 中村剛教 | ゼベダ・レフビアシビリ | ズビアド・ゴゴチュリ | ルシアーノ・コヘア | ボル・バルナ |
2016年 | ルートウィヒ・パイシャー | ドフドン・アルタンスフ | ディダル・ハムザ | オトゴンバータル・ウーガンバータル | ベル・ガボール | ジャバド・マハジョーブ | ウシャンギ・コカウリ |
2018年 | メフマン・サディゴフ | オルハン・サファロフ | ルーカス・ライター | サミ・シュシ | 増山香補 | オニセ・サネブリーゼ | オニセ・ブガーゼ |
2020年 | 納庄兵芽 | 内村光暉 | アレクサンドル・ライク | ワシド・ボルチャシビリ | マルコ・ブバニャ | レオナルド・ゴンカルベス | 木元拓人 |
2022年 | ハクベルディ・ジュマエフ | ヘキム・アガマメドフ | ニルス・シュトゥンプ | ウラディーミル・アハルカツィ | ラシャ・ベカウリ | ダニエル・アイヒ | シポツ・リカルド |
2023年 | ロマン・ヴァラディエール=ピカール | ダビド・ガルシア・トルネ | トハル・ブトブル | シャミル・ボルチャシビリ | トート・クリスティアーン | レオナルド・ゴンカルベス | ルカシュ・クルパレク |
女子編集
年 | 48 kg級 | 52 kg級 | 57 kg級 | 63 kg級 | 70 kg級 | 78 kg級 | 78 kg超級 |
2009年 | 浅見八瑠奈 | 竺昂 | 松本薫 | マリヤナ・ミスコビッチ | 國原頼子 | 楊秀麗 | 佟文 |
2011年 | 近藤香 | イルス・ヘイレン | 佐藤愛子 | 徐麗麗 | 黄藝瑟 | 岡村智美 | 金誽永 |
2013年 | 鄭普涇 | ムンフバット・ウランツェツェグ | 石川慈 | 田中美衣 | ケリタ・ズパンシック | 鄭敬美 | 山部佳苗 |
2015年 | エブル・シャヒン | 馬英楠 | 松本薫 | カトリン・ウンターヴルツァッハー | ベルナデッテ・グラフ | 梅木真美 | 田知本愛 |
2017年 | 鄭普涇 | 橋本優貴 | 玉置桃 | カトリン・ウンターヴルツァッハー | 大野陽子 | 濵田尚里 | 金珉程 |
2019年 | ガンバータル・ナランツェツェグ | 武田亮子 | アンナ・ボロフスカ | ボルド・ガンハイチ | ミヒャエラ・ポレレス | ベルナデッテ・グラフ | 于頌 |
2022年 | シリヌ・ブクリ | メリッサ・ウルタド・ムニョス | イベリナ・イリエバ | エズバシュ・ソフィ | ミヒャエラ・ポレレス | マドレーヌ・マロンガ | ジュリア・トロフア |
2023年 | マルシャ・シュタンガル | 大森生純 | プルーニ・コルネリセ | 立川桃 | マリア・ペレス | アンナ=マリア・ヴァーグナー | 高橋瑠璃 |
各国メダル数編集
- グランプリ大会となった2023年以降
順 | 国・地域 | 金 | 銀 | 銅 | 計 |
---|---|---|---|---|---|
1 | 日本 | 3 | 1 | 2 | 6 |
3 | ドイツ | 1 | 3 | 1 | 5 |
3 | フランス | 1 | 2 | 1 | 4 |
4 | スペイン | 1 | 1 | 1 | 3 |
5 | オランダ | 1 | 0 | 4 | 5 |
6 | ブラジル | 1 | 0 | 2 | 3 |
7 | オーストリア | 1 | 0 | 1 | 2 |
スロベニア | 1 | 0 | 1 | 2 | |
9 | チェコ | 1 | 0 | 0 | 1 |
イスラエル | 1 | 0 | 0 | 1 | |
プエルトリコ | 1 | 0 | 0 | 1 | |
12 | ウクライナ | 0 | 2 | 3 | 5 |
13 | アゼルバイジャン | 0 | 2 | 1 | 3 |
14 | イタリア | 0 | 1 | 2 | 3 |
15 | イギリス | 0 | 1 | 0 | 1 |
16 | ジョージア | 0 | 0 | 2 | 2 |
モルドバ | 0 | 0 | 2 | 2 | |
18 | キプロス | 0 | 0 | 1 | 1 |
デンマーク | 0 | 0 | 1 | 1 | |
メキシコ | 0 | 0 | 1 | 1 | |
ポルトガル | 0 | 0 | 1 | 1 | |
トルコ | 0 | 0 | 1 | 1 |