ワールド・レスリング・アソシエーション (ティフアナ)
ワールド・レスリング・アソシエーション(World Wrestling Association)は、メキシコのバハ・カリフォルニア州ティフアナを拠点としていたプロレス団体。略称はWWA。
歴史編集
1986年、ベンジャミン・モーラ・ジュニアが設立して旗揚げ戦を開催。かつてロサンゼルスとインディアナポリスにも同名の団体が存在したが関わりはない。
タイガー・ジェット・シンなどの北米出身選手やメキシコの英雄的選手であるミル・マスカラスらを参戦させるなどして規模を拡大していった。
1992年、エンターテイメント中心のAAAが旗揚げされると人気が低迷して消滅。
2004年、一度は復活したものの、再び閉鎖された。
看板タイトルのWWA世界ヘビー級王座にはマスカラスやシエン・カラスらが名を連ねたが参戦選手の多くは彼らのようにヘビー級ではなく、ジュニアヘビー級やライトヘビー級か、それよりも下の階級のレスラーが多く、ボクシングで見られるような階級の細かな設定があった。また、参戦選手の多くは覆面レスラーであった。
全盛期にはFOXスポーツのスペイン語チャンネル「Fox Sports en Español」でも中継されていた。
日本のプロレス団体との関係編集
日本のプロレス界との関係としては、創生期のFMWと深く関わり、コネクションを築いてきたことが挙げられる。
WWAが女子王座を新設した際には、その初代王者決定戦を東京で開催(1990年11月5日、駒沢オリンピック公園総合運動場体育館)。日本代表として出場のコンバット豊田が、アメリカ代表のビースティ・ザ・ロード・ウォリアーを破り、初代王者に就いている。
1991年、FMWとDILA(ソビエト連邦のプロ格闘家の組織)と共に、タイトル管理を業務とするWFDAを組織。ブラスナックル王座(大仁田厚が保持)の後継にあたる世界マーシャルアーツ王座と世界マーシャルアーツタッグ王座を認定。
若手だった上野幸秀や市原昭仁も、WWAのテリトリーだったメキシコで海外修業を行っている。
1992年5月、FMWが(団体ごとパッケージという形での)初の海外遠征に赴いた際に回ったのも、やはりWWAのエリアだったメキシコのティフアナとアメリカのロサンゼルスだった。
タイトル編集
- WWA世界ヘビー級王座
- WWA世界ジュニアヘビー級王座
- WWA世界ライトヘビー級王座
- WWA世界ジュニアライトヘビー級王座
- WWA世界ミドル級王座
- WWA世界ウェルター級王座
- WWA世界ライト級王座
- WWA世界タッグ王座
- WWA世界トリオ王座
- WWA世界女子王座
- WWA世界ミニ王座
参戦選手編集
- アルカトラズ
- アルマンド・ムニョス
- エクストリーム・タイガー
- エスペクトロ・ジュニア
- エル・イホ・デル・サント
- オーニタ・ジュニア
- シエン・カラス
- シベルネティコ
- ショッカー
- スコルピオ・ジュニア
- スペル・パルカ
- スペル・ハルコン
- タイガー・ジェット・シン
- ティニエブラス
- ティニエブラス・ジュニア
- ドス・カラス
- ニチョ・エル・ミジョナロ
- パトリオット
- ハヤブサ
- バンピーロ
- ブラソ・デ・プラタ
- ブルー・デモン
- ブルー・パンテル
- フベントゥ・ゲレーラ
- ペロ・アグアヨ
- ペロ・アグアヨ・ジュニア
- ペンタゴン・ブラック
- ミル・マスカラス
- ラ・パルカ
- ラヨ・デ・ハリスコ
- ラヨ・デ・ハリスコ・ジュニア
- レイ・ミステリオ・シニア
- レイ・ミステリオ・ジュニア
- レーシング・ドーグ
- ローラ・ゴンザレス