ヴァイオリン協奏曲 (リゲティ)

リゲティヴァイオリン協奏曲 は、1990年に作曲されたヴァイオリン管弦楽のための協奏曲。当初は3楽章形式で作曲されたが、1992年に改訂され現行の5楽章形式となった。

初演 編集

1990年11月3日 ケルンにて、サシュコ・ガヴリーロフの独奏、ベルティーニ指揮のケルン放送交響楽団により演奏(3楽章形式)された。 現行の5楽章形式のものは、1992年10月8日 同じくケルンにて、ガヴリーロフの独奏、エトヴェシュ指揮のアンサンブル・モデルンにより演奏された。

編成 編集

ソロ
独奏ヴァイオリン
木管楽器
フルート2(アルトフルートピッコロソプラノリコーダーアルトリコーダー持ち替え)
オーボエ1(オカリナ持ち替え)
クラリネット2(Es管クラリネットバスクラリネット、オカリナ2持ち替え)
ファゴット1(オカリナ持ち替え)
金管楽器
ホルン2
トランペット1
トロンボーン1
打楽器
ティンパニ
吊りシンバル
タムタム
ウッドブロック
小太鼓
大太鼓
クロタル
チャイム
ゴング
グロッケンシュピール
ヴィブラフォン
シロフォン
マリンバ
スワニーホイッスル
弦楽器
ヴァイオリン1(スコルダトゥーラ)※通常よりすべての弦を45セント低くチューニングする。
ヴァイオリン4
ヴィオラ1(スコルダトゥーラ)※通常よりすべての弦を14セント低くチューニングする。
ヴィオラ2
チェロ2
コントラバス1

構成 編集

  • 第1楽章:前奏曲 Vivacissimo luminoso
  • 第2楽章:アリア、ホケトゥス、コラール Andante con moto
  • 第3楽章:間奏曲 Presto fluido
  • 第4楽章:パッサカリア Lento intenso
  • 第5楽章:アパッショナート Agitato molto