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ヴァンガード級原子力潜水艦 (Vanguard class nuclear-powered submarine) はイギリス海軍が保有・運用している戦略ミサイル原子力潜水艦である。同時にイギリスが運用している唯一の核戦力である。レゾリューション級の後継艦で、4隻が就役しており、常時1隻が任務についている。

ヴァンガード級原子力潜水艦
入港するヴァンガード(HMS Vanguard)
入港するヴァンガード(HMS Vanguard)
基本情報
種別 弾道ミサイル原子力潜水艦
運用者  イギリス海軍
建造数 4隻
前級 レゾリューション級
次級 ドレッドノート級英語版
要目
水中排水量 15,980 トン
全長 149.9 m
最大幅 12.8 m
吃水 12 m
主機 ロールス・ロイスPWR2型原子炉×1基/蒸気タービン×2基
推進器 ポンプジェット 1軸
出力 27,500馬力
速力 水中:25 ノット (46 km/h)
乗員 135名(士官14名 兵員121名)
兵装 533mm魚雷発射管 4門(スピアフィッシュ魚雷
潜水艦発射弾道ミサイルトライデントD5) 16基
レーダー タイプ1007 レーダー
ソナー タイプ2054 複合ソナー
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全艦がスコットランドグラスゴーから25マイル(40km)西方に位置するクライド海軍基地を母港とする。

目次

概要編集

本級は1984年にトライデント・プログラムに基づきイギリス政府により導入が発表され、4隻が建造された。全艦が1986年から1999年の間にヴィッカース・アームストロングで建造された。バロー・イン・ファーネスヴィッカーズ・シップビルディング・アンド・エンジニアリング(VSEL)で建造された。デヴォンシャー・ドックホールは本級を建造するために構築された。

ヴァンガード級は、ヴァリアント級アメリカ海軍ラファイエット級を元に設計された前のレゾリューション級と異なって、弾道ミサイル原子力潜水艦として初めから設計が行われた。149.9メートルの全長と15,980トンの排水量を持つ本級はレゾリューション級のおよそ2倍の大きさとなり、ソ連タイフーン型アメリカオハイオ級に次いで、今までに建造された3番目に大きい潜水艦であった。大型化の要因はポラリスに比べ遙かに大型であったトライデント・ミサイルにあった。

武装は弾道ミサイル発射管に加え、21インチ魚雷発射管4門が装備され最大射程54kmのスピアフィッシュ魚雷を搭載している。ミサイル・コンパートメントはオハイオ級の物を元にしており、オハイオ級では24基が装備できるが本級では16基に減少している。

新型のロールス・ロイスPWR2型原子炉は、本級のために設計された。これは前モデルの2倍の耐用年数を持ち、最大25ノットの速力と航行燃料を補給することなく世界を40周回することが可能であり、高価な燃料交換を行うことなく艦歴を全うすることができる。また、補助発電機としてパックスマン・ディーゼル発電機2機とWH アレンターボ発電機を装備している。

同型艦編集

関連項目編集

外部リンク編集