ヴィルヘルム・シュミット (民族学)

ヴィルヘルム・シュミット(1868年2月16日Hörde1954年2月10日フリブール)は、ドイツ生まれの民族学者言語学者神言会修道士。オーストリアで活躍。

ヴィルヘルム・シュミット

生涯編集

ドルトムントの南区ヘルデHördeに生まれる。1890年、神言会に入信し、1892年にローマ・カトリック教会に司祭に任命された。ベルリン大学ウィーン大学で言語学を学ぶ。最初に研究をしたのは東南アジア・オーストラリア・オセアニアにおけるオーストロアジア語族の言語であった。

学説編集

単系的進化論を批判、文化圏説を発展させ、民族学文化人類学におけるウィーン学派の基礎を築いた[1]ウィーン大学哲学部民族学科で教鞭をとり、留学中の岡正雄石田英一郎を指導した。

著書に、原始一神教説を展開した『神観念の起源』("Der Ursprung der Gottesidee. Eine historisch-kritische und positive Studie", 1912–1955)など。

日本語訳編集

  • ヴィルヘルム・コッパーズ共著(W. Schmidt und W. Koppers "Gesellschaft und Wirtschaft der Volker", 1924)
    • 『民族学の歴史と方法』 大野俊一譯、彰考書院、1944年
    • 『民族と文化』 大野俊一訳、河出書房新社(上・下)、1970年。改訳版

脚注編集

  1. ^ 『大辞林』