一ツ山レーシング

一ツ山レーシングHITOTSUYAMA RACING)は、日本のレーシングチーム。

HITOTSUYAMA RACING
国籍 日本の旗 日本
本拠地 静岡県
創設者 一ツ山幹雄
チーム代表 一ツ山亮次
活動期間 1990年 - 現在
カテゴリ JGTC、SUPER GT、GT Asia、ILMC、SUPER耐久
公式サイト Hitotsuyama Racing 公式サイト
2020年のSUPER GT (GT300)
エントリー名 Audi Team Hitotsuyama
レーサー ドイツの旗 クリストファー・ミース
日本の旗 川端伸太朗
マシン 21. Hitotsuyama Audi R8 LMS
タイヤ ダンロップ
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オーナーは一ツ山幹雄。以前は兄弟でステアリングを握っていたが、現在ではプロドライバーを起用しSUPER GTをはじめとしたシリーズに参戦している。

沿革編集

1990年より全日本ツーリングカー選手権 (Gr.A)への参戦より活動を開始。BMW・M3でClass2に参戦していた。1994年からは、引き続き全日本ツーリングカー選手権 (JTCC)BMW・318iで参戦していた。

1996年より全日本GT選手権(現SUPER GT)に参戦。当初はGT300クラスにBMW・M3で参戦していたが、2000年からはGT500クラスにステップアップしマクラーレン・F1 GTRで参戦。2004年からは同じくGT500クラスにフェラーリ・550マラネロで参戦した。また、2002年2003年の途中まではオーナーである一ツ山兄弟が、再度GT300クラスにBMW・M3で参戦し、2005年にリニューアルオープンした富士スピードウェイを、2003年以来2年ぶりにマクラーレン・F1 GTRが登場した。 しかし、この年限りでSUPER GTから撤退を表明した。

2006年以降は、同年スタートした全日本スポーツカー耐久選手権にもエントリーの意思をいち早く表明した。マシンは前年までSUPER GTで走らせたLMGT1クラスのフェラーリ・550マラネロと、LMP1クラスの、ザイテック・05Sである。

ザイテックは、当初から速さを持っていたため、全戦でポールポジション獲得したが、信頼性に乏しく決勝はまともに走る事ができず不完全燃焼に終わった。それに対し、フェラーリのほうは2年間SUPER GTに参戦し信頼性の確保ができていたことなどから、最初の2戦では総合優勝を成し遂げた。最終戦はルマンに参戦したマシンそのものを出したランボルギーニ・ムルシエラゴの速さに追いつけず、またトラブルもあり完全優勝は成し遂げられなかったが、完走しGT1クラス初代王者に輝いた。2007年も同シリーズに参戦し、これまでどおりザイテックとフェラーリを走らせる一方で、新たにLMGT2クラスにポルシェ・911(997 GT3RSR)を投入した。この年はザイテックの信頼性が大幅に向上し、開幕から連勝してライバルの無限クラージュを下し、最終戦を待たずにしてタイトルを獲得した。また、昨年のチャンピオンのフェラーリも台数が少なく実質同クラスのライバルが不在という中であり、こちらも最終戦を待たずに2年連続タイトルを決めた。 しかし、同シリーズはこの年限りで終焉となった。

2009年に、2年間チーム活動を休止を経て再びSUPER GTに参戦することになった。マシンはアストンマーティン・DBR9を使用し、ドライバーは都筑晶裕土屋武士が担当する。この参戦目的は、同年岡山国際サーキットで行われるアジアン・ル・マン・シリーズでのLMGT1クラス優勝であるためのテストの意味合いが強く、エアリストリクター径と最低車両重量は2009年ル・マン24時間レースのレギュレーションに沿っている。Rd.1岡山、Rd.3,7富士スピードウェイ(岡山はアジアン・ル・マン・シリーズが行なわれる=世界ツーリングカー選手権と併催)に参戦した。

SUPER GTにおいては、ポイントを得ることができなかったが、アジアン・ル・マン・シリーズでは第2レースで優勝し、シリーズ2位になった。

2012年、SUPER GTのGT300クラスに再び参戦する事を発表した。マシンはスーパー耐久のST-XクラスやGTアジア、ILMC ズーハイ戦等で用いられたアウディ・R8 LMSであり、またドライバーにはGT初の女性ドライバーとしてスイス出身のシンディ・アレマンを起用することとなっている。

2014年にはアウディジャパンともパートナー契約を結びドイツのアウディスポーツからのバックアップを受ける事になり、これに伴いチーム名が「Audi Team Hitotsuyama」となった。

2016年にはシーズン途中からパフォーマンスが上向き、GT300シリーズランキング3位、FIA-GT3車両ではランキングトップを獲得した。

2019年からは新カテゴリのTCRジャパンシリーズへも参戦を開始し、2台のAudi RS 3 LMSを走らせている。SUPER GTがプロを起用した活動であるのに対して、TCRジャパンシリーズへの参戦はカスタマーをメインとした活動となっている。


また、もっと多くの人に気軽に安全にモータースポーツに参加してほしい。というチームの方針により、Audi A1 Fun Cupを自社で独自開発している。

この車両はAudi A1のロードカーの姿を残しながらも、ロールケージやバケットシート、シートベルト、消火器などを装備することでJAF規定に合致した内容となっている。一方でエンジンはほぼノーマル、そしてトランスミッションもAudi純正Sトロニックのままとすることで、AT限定免許でもドライブすることができる。

2019年はJAF公式戦の富士チャンピオンレースで年間4戦のレースが開催されていて、10台前後のA1 Fun Cupがレンタル方式で走っている。

これは「Arrive & Driveパッケージ」と呼ばれるレンタルシステムで、参加者は「ヘルメットひとつ」でサーキットへ出向くだけで、煩わしい手続きやマシンのメンテナンス、パーツ手配、陸送など、全てを事務局が代行してくれるというシステム。これによりレース初心者やビジネスマン、自分のマシンを所有するところまでは手の届かないドライバーでも簡単に参戦できるようにシステムが整えられている。

それ以外にもこのAudi A1 Fun Cupは耐久イベントや、複数台貸切レンタル、遠征レンタルなど、気軽にレンタルできるが故に様々な方法で活用されている。


レース戦績編集

全日本GT選手権/SUPER GT編集

チーム名 Car No. 使用車両 ドライバー クラス 1 2 3 4 5 6 7 8 9 順位 ポイント
1996年 HITOTSUYAMA RACING 21 BMW・320i   水野文則(Rd.1,2)
  一ツ山幹雄(Rd.3,6)
  山本健嗣(Rd.1,3-6)
  一ツ山康(Rd.2,4,5)
GT300 SUZ
8
FSW
Ret
SEN
6
MIN
6
SUG
7
MIN
3
9位 31
1997年 21   一ツ山康(Rd.1,2,6)
  一ツ山幹雄(Rd.3-5)
  木下隆之(Rd.1)
  山本健嗣(Rd.2-4,6)
  水野文則(Rd.5)
GT300 SUZ
Ret
FSW
10
SEN
10
FSW
Ret
MIN
11
SUG
7
23位 5
1998年 21   一ツ山康(Rd.1,2,4,7)
  一ツ山幹雄(Rd.3,5,6)
  加藤寛規(Rd.1,3-7)
  木下隆之(Rd.2)
GT300 SUZ
Ret
FSW
C
SEN
5
FSW
3
TRM
5
MIN
5
SUG
5
4位 44
1999年 21   一ツ山康(Rd.1-3,5)
  一ツ山幹雄(Rd.4,6,7)
  伊藤大輔
GT300 SUZ
12
FSW
Ret
SUG
12
MIN
7
FSW
9
TAI
14
TRM
PO
25位 6
2000年 21 マクラーレン・F1GTR   一ツ山幹雄(Rd.1,5,6)
  一ツ山康(Rd.2-4,7)
  中谷明彦
GT500 TRM
14
FSW
11
SUG
Ret
FSW
Ret
TAI
17
MIN
10
SUZ
Ret
23位 1
2001年 21   中谷明彦(Rd.1-3,5,6)
  一ツ山幹雄(Rd.7)
  木下みつひろ(Rd.1)
  一ツ山康(Rd.2-4)
  服部尚貴(Rd.4-7)
GT500 TAI
10
FSW
13
SUG
Ret
FSW
11
TTM
Ret
SUZ
Ret
MIN
11
26位 1
2002年 76   服部尚貴
  田嶋栄一
GT500 TAI
13
FSW
8
SUG
6
SEP
8
FSW
13
TRM
3
MIN
Ret
SUZ
Ret
17位 27
21 BMW・M3   一ツ山幹雄(Rd.1,7)
  一ツ山康(Rd.2-6,8)
  菊地靖
GT300 TAI
16
FSW
8
SUG
8
SEP
19
FSW
20
TRM
14
MIN
Ret
SUZ
Ret
22位 6
2003年 76 マクラーレン・F1-GTR   五十嵐勇大(Rd.1-3)
  黒澤治樹(Rd.4-8)
  田嶋栄一
GT500 TAI
13
FSW
9
SUG
12
FSW
18
FSW
14
TRM
Ret
AUT SUZ
15
20位 2
21 BMW・M3   一ツ山幹雄(Rd.1)
  一ツ山康(Rd.2-5)
  滑川健(Rd.1,2)
  松本晴彦(Rd.3-5)
GT300 TAI
Ret
FSW
Ret
SUG
14
FSW
DNS
FSW
DNQ
TRM
AUT
SUZ
NC 0
2004 21 フェラーリ・550マラネロ   光貞秀俊
  植松忠雄
GT500 TAI
15
SUG
DNQ
SEP
13
TOK
16
TRM
14
AUT
15
SUZ
14
NC 0
20 ポルシェ・911 GT3RSR   和田博
  井上貴志
GT300 TAI
15
SUG
17
SEP
13
TOK
Ret
TRM
15
AUT
21
SUZ
19
NC 0
2005年 20 マクラーレン・F1-GTR   田嶋栄一
  一ツ山康(Rd.2)
  一ツ山幹雄(Rd.6)
GT500 OKA
FSW
Ret
SEP
SUG TRM FSW
17
AUT SUZ NC 0
21 フェラーリ・550マラネロ   黒澤琢弥
  光貞秀俊
GT500 OKA
Ret
FSW
Ret
SEP
Ret
SUG
12
TRM
Ret
FSW
15
AUT
13
SUZ
15
NC 0
2009年 TEAM NOVA 21 アストンマーティン・DBR9   都筑晶裕
  土屋武士
GT500 OKA
14
SUZ FSW
14
SEP SUG SUZ FSW
14
AUT TRM NC 0
2012年 Hitotsuyama Racing 20(Rd.1,2)
→99(Rd.3-7)
→77(Rd.8-FSC)
アウディ・R8 LMS   マイケル・キム(Rd.1,4,5)
  フランク・ユー(Rd.2,3,7)
  イゴール・スシュコ(Rd.8-FSC)
  野田英樹(Rd.1,2)
  安岡秀徒(Rd.3-5,7)
  小林賢二(Rd.2,8-FSC)
  都筑善雄(Rd.5)
GT300 OKA
18
FSW
16
SEP
SUG
DNQ
SUZ
Ret
FSW AUT
Ret
TRM
18
NC 0
21   都筑晶裕
  シンディ・アレマン(Rd.1-5)
  リチャード・ライアン(Rd.5-FSC)
  谷口行規(Rd.2)
GT300 SUZ
9
FSW
15
SEP
14
SUG
Ret
SUZ
14
FSW
Ret
AUT
6
TRM
9
16位 9
2013年 21 アウディ・R8 LMS ウルトラ   都筑晶裕
  リチャード・ライアン
GT300 SUZ
15
FSW
Ret
SEP
14
SUG
8
SUZ
11
FSW
13
AUT
21
TRM
21
26位 3
2014年 Audi Team Hitotsuyama 21   藤井誠暢
  リチャード・ライアン(Rd.1,3-8)
  カルロ・ヴァン・ダム(Rd.2)
  クリストファー・ハーゼ英語版(Rd.6)
GT300 OKA
8
FSW
14
AUT
18
SUG
3
FSW
23
SUZ
Ret
CHA
Ret
TRM
4
15位 22
2015年 21   リチャード・ライアン
  藤井誠暢
  ステファン・オルテリ(Rd.2)
GT300 OKA
3
FSW
Ret
CHA
19
FSW
20
SUZ
5
SUG
13
AUT
5
TRM
8
14位 28
2016年 21 アウディ・R8 LMS   リチャード・ライアン
  藤井誠暢
GT300 OKA
7
FSW
7
SUG
Ret
FSW
2
SUZ
6
CHA
22
TRM
1
TRM
4
3位 57
2017年 21   リチャード・ライアン
  柳田真孝
GT300 OKA
14
FSW
14
AUT
13
SUG
20
FSW
10
SUZ
Ret
CHA
23
TRM
8
20位 5
2018年 21   リチャード・ライアン
  富田竜一郎
  篠原拓朗(Rd.2,5)
GT300 OKA
Ret
FSW
10
SUZ
23
CHA
Ret
FSW
14
SUG
23
AUT
14
TRM
11
22位 1
2019年 21 アウディ・R8 LMS EVO   リチャード・ライアン
  富田竜一郎
  アレッシオ・ピカリエッロ英語版(Rd.2,5)
GT300 OKA
13
FSW
8
SUZ
8
CHA
13
FSW
13
AUT
13
SUG
7
TRM
27
24位 10

外部リンク編集