一峯斎馬円
江戸時代の浮世絵師
来歴 編集
葛飾北斎の門人。姓は大岡、俗称は由平、のちに藤二。はじめ馬達と号したが馬円と改め、また一峯斎とも号した。もとは江戸の人で後に大坂に移り住み、公儀絵図引の大岡喜藤治の養子となり、亀山町後藤家屋敷に住む。作画期は寛政から文化の頃にかけてで、主に読本の挿絵を多く描く。他に地図も残す。『浮世絵師伝』は没年について文化7年(1810年)またはその翌年の文化8年の頃としている。
作品 編集
参考文献 編集
- 井上和雄編 『浮世絵師伝』 渡辺版画店、1931年 ※国立国会図書館デジタルコレクションに本文あり。124コマ目。
- 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年