丁多雲
丁 多雲(チョン ダウン、朝: 정다운、英: Joung Da-Woon、 1989年4月23日- )は、韓国のソウル出身の柔道選手。階級は63kg級。身長173cm[1]。
獲得メダル | ||
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大韓民国 | ||
柔道 | ||
ワールドマスターズ | ||
銅 | 2013 チュメニ | 63kg級 |
グランドスラム | ||
銀 | 2012 パリ | 63kg級 |
銅 | 2013 パリ | 66kg級 |
銅 | 2010 東京 | 63kg級 |
銅 | 2013 東京 | 63kg級 |
アジア大会 | ||
金 | 2014 仁川 | 63kg級 |
人物
編集2011年の世界選手権では2回戦で日本の上野順恵に横四方固で敗れた。2012年のグランドスラム・パリ決勝では田中美衣に袈裟固で敗れるが、グランプリ・デュッセルドルフでは優勝を飾った。ロンドンオリンピックでは準々決勝で上野を有効で破るが、準決勝で中国の徐麗麗に指導2で敗れると、3位決定戦でもフランスのジブリズ・エマヌに判定で敗れメダルを獲得することができなかった[1]。2013年5月のワールドマスターズでは準々決勝で日本の阿部香菜に縦四方固で敗れて3位だった。8月の世界選手権では初戦でウクライナのスヴィトラナ・チェプリナに一本負けを喫した。11月のグランドスラム・東京では準決勝で阿部と対戦して、小内刈で技ありを取られた後に内股で一本負けを喫した。なお、この試合で丁多雲は寝技の攻防の際に阿部の右手に噛み付くような動作を見せたとも報じられた[2][3]。形勢の不利にイラついたのか、阿部の手を噛み付くという醜態を晒して日本中のファンからブーイングを受けた「噛み付き女」と報じる向きもあった[4]。2014年9月に地元韓国の仁川で開催されたアジア大会では優勝した[5]。その後引退すると、2016年のリオデジャネイロオリンピック以降は韓国ナショナルチームのコーチとなった[6]。
主な戦績
編集- 2006年 - アジアジュニア 2位
- 2008年 - 世界ジュニア 5位
- 2009年 - ワールドカップ・ウランバートル 3位
- 2009年 - ワールドカップ・スウォン 優勝
- 2009年 - 東アジア競技大会 2位
- 2010年 - ワールドマスターズ 5位
- 2010年 - 東アジア選手権 3位
- 2010年 - ワールドカップ・タシュケント 3位
- 2010年 - ワールドカップ・スウォン 2位
- 2010年 - グランドスラム・東京 3位
- 2011年 - アジア選手権 個人戦 2位 団体戦 3位
- 2011年 - ワールドカップ・チェジュ 3位
- 2011年 - グランプリ・青島 5位
- 2012年 - グランドスラム・パリ 2位
- 2012年 - グランプリ・デュッセルドルフ 優勝
- 2012年 - アジア選手権 個人戦 3位 団体戦 3位
- 2012年 - ロンドンオリンピック 5位
- 2013年 - ヨーロッパオープン・オーバーヴァルト 3位
- 2013年 - アジア選手権 個人戦 5位 団体戦 3位
- 2013年 - ワールドマスターズ 3位
- 2013年 - 東アジア競技大会 3位
- 2013年 - グランドスラム・東京 3位
- 2013年 - グランプリ・チェジュ 優勝
- 2014年 - グランプリ・ウランバートル 2位
- 2014年 - アジア大会 優勝
- 2014年 - グランプリ・チェジュ 5位
脚注
編集- ^ a b Jeong Da-Wun Biography and Olympic Results[リンク切れ]Archived 2020年4月17日, at the Wayback Machine.
- ^ 南韓選手柔道比賽張口咬日選手 網友傻眼:這哪招? 2013年12月5日
- ^ 傻眼! 柔道打不過 韓選手咬日本選手 2013年12月6日
- ^ グランプリ・チェジュ女子各階級概況×詳細
- ^ <アジア大会>柔道の丁多雲が金…ロンドン五輪の無念晴らす
- ^ Korea recovering from Rio retaining World titles
外部リンク
編集- チョン・ダウン - JudoInside.com のプロフィール