七イマーム派 (アラビア語: سبعية‎) は、イスラーム教シーア派イスマーイール派の一派。イスマーイール・イブン・ジャアファルが7番目かつ最後のイマームであり(他のイスマーイール派はイスマーイールの子孫もイマームとして認める)、その息子ムハンマド・イブン・イスマーイールマフディーとして正義の時代をもたらしに帰ってくると信じる派である。有名な分派としてカルマト派が知られている。

七イマーム派におけるイマームの一覧編集

[1]:90

代数 七イマーム派におけるイマーム(他のイスマーイール派と共有) 在位
1 アリー・イブン・アビー・ターリブ (632–661)
2 ハサン・イブン・アリー (661–669)
3 フサイン・イブン・アリー (669–680)
4 アリー・ザイヌルアービディーン (680–713)
5 ムハンマド・バーキル (713–733)
6 ジャアファル・サーディク (733–765)
7 イスマーイール・イブン・ジャアファル (765–775)

「七イマーム派」という名称はイスマーイール派すべてを指して用いられることもあるが、主流派のムスタアリー派ニザール派はイスマーイール・イブン・ジャアファルの子孫も含めてより多くのイマームを認めている。

七イマーム派が認めないイスマーイール系イマーム編集

以下に挙げる人物はムハンマド・イブン・イスマーイールの子孫で、ファーティマ朝の王統につながる。多くのイスマーイール派に属する派は彼らをイマームに数えるが、七イマーム派はこれを認めず、特にカルマト派は彼らを出自の疑わしい異端であるとし、ファーティマ朝成立後もそのイマームを承認することを拒み、マフディー再来説に固執した。

 
シーア派の分派図。七イマーム派(Sevener)は、イスマーイール・イブン・ジャアファル(Ismail)までをイマームと認める。

脚注編集

  1. ^ Daftary, Farhad (2007). Cambridge University. ed. The Isma'ilis: Their History and Doctrines. Cambridge: Cambridge University Press. p. 90. ISBN 978-0-521-42974-0. https://books.google.com/books?id=cSO9zh61AGEC&pg=PA88&dq=Sumaytiyya&hl=tr&sa=X&ved=0ahUKEwis9-uDqc3WAhUG6GMKHYz1C-oQ6AEIOTAD#v=snippet&q=khalisa&f=false 

関連項目編集