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画像提供依頼:旧尾道支店 の画像提供をお願いします。2016年1月
現在の三井住友銀行尾道支店

三井住友銀行尾道支店(みついすみともぎんこうおのみちしてん)は、広島県尾道市にある三井住友銀行の営業所。創業は1895年。

目次

金融機関コード編集

電話番号は省略する

  • 金融機関名 : 三井住友銀行
  • 金融機関名カナ : ミツイスミトモ
  • 金融機関コード : 0009
  • 支店名 : 尾道支店
  • 支店カナ : オノミチ
  • 支店コード : 602
  • 所在地 : 広島県尾道市土堂1-8-3

歴史編集

住友家尾道支店編集

この銀行支店の前身は、1873年(明治6年)に開業した住友家の「住友家尾道分店」である[1]尾道は中世から発展した港町で近世には広島藩の台所として発達し、近代には広島県内初の国立銀行第六十六国立銀行)が開業[2]し、商業地として発達していた[1]。1892年(明治25年)、この分店は「住友尾道支店」となる[1][3][4]。その前年に神戸から尾道まで山陽鉄道(山陽本線)が開通したことにより当時住友家の主要業であった別子銅山新居浜市)との中継基地となり、この支店で銅山の物品調達を行ったこと、そして住友家が平行して行っていた並合業(自己資金による物品抵当の金融事業)をこの支店でおこなうことにもなった[1][3][5]。翌1893年(明治26年)尾道から新居浜までの住友専用航路が開通している[1][3]

この尾道支店は住友にとって重要な場所である。1895年(明治28年)5月4日、合議制を初導入した第一回住友家重役会議いわゆる”尾道会議”が行われ、”住友銀行ヲ興ス事”、つまり住友銀行の創業が決まり住友の主要業は銅山から銀行業へと移っていったのである[1][3][6]

 
尾道
 
別子銅山
 
新居浜
 
神戸
 
大阪
 
尾道駅前から東方向を撮影。住銀の広告が見える。


住友銀行尾道支店編集

1895年(明治28年)11月1日、住友尾道支店は廃止し、「住友銀行尾道支店」が新たに開業する[7]。この支店は住友銀行における全国初の支店となった[3][7]

1904年(明治37年)当時の尾道の金融街であった”銀行浜”で近代的な支店建物が造られることになる[1][7][8]。木造平屋で外観はモルタル仕上げ、正面の3連する半円アーチの窓が特徴的な建物である[8]。設計は住友本店臨時建築部(現日建設計)の野口孫市[1][8]

1938年(昭和13年)尾道支店は現在地である土堂1丁目に移転[1][3][7]、そして2001年(平成13年)メガバンク三井住友銀行が発足したがこの支店は廃止されることなく、三井住友銀行尾道支店として存続している[9]。現在の建物は2008年(平成20年)改修したもの[9]。21世紀に入って福山市に福山支店が開設されたが、法人専用の空中店舗で個人客を受け付けておらず、それゆえATMも設置されていないため、今なお当支店が備後地方の拠点となっている。

なお明治期に建てられた旧尾道支店はカフェ・海運局・市役所分庁舎として用いられ2015年現在尾道市労働センターとして残っているが、文化財として具体的な活用を検討している段階である[1][8]

2019年7月22日に、2代目となる現在の尾道支店から隣接した場所へ新築移転し3代目の尾道支店が営業開始する予定である。なお、2代目の建物も尾道市が買い取り改めて保存・改修の予定である。

脚注編集

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  1. ^ a b c d e f g h i j 別子銅山と尾道”. 愛媛県. 2016年1月3日閲覧。
  2. ^ 1878年に創業されてその後1897年第六十六銀行に改組。1920年に県下の6行との統合で藝備銀行となり、現在の広島銀行の前身となった。
  3. ^ a b c d e f 尾道会議と住友銀行ヲ興ス事”. 三原正家. 2016年1月3日閲覧。
  4. ^ 小谷 2005, p. 55.
  5. ^ 小谷 2005, p. 58.
  6. ^ 小谷 2005, pp. 63-67.
  7. ^ a b c d 小谷 2005, p. 67.
  8. ^ a b c d “旧住銀支店 見えぬ活用策”. 中国新聞. (2015年8月16日) 
  9. ^ a b 小谷 2005, p. 69.

参考資料編集

関連項目編集

外部リンク編集