三国港駅

日本の福井県坂井市にあるえちぜん鉄道の駅

三国港駅(みくにみなとえき)は、福井県坂井市三国町宿一丁目にある、えちぜん鉄道三国芦原線で同線の終着駅である。駅番号E44

三国港駅
Mikuni Minato Station.jpg
駅舎(2020年8月)
みくにみなと
Mikuni-Minato
E43 三国 (1.0 km)
所在地 福井県坂井市三国町宿1丁目16-1[1]
北緯36度13分13秒 東経136度8分24秒 / 北緯36.22028度 東経136.14000度 / 36.22028; 136.14000座標: 北緯36度13分13秒 東経136度8分24秒 / 北緯36.22028度 東経136.14000度 / 36.22028; 136.14000
駅番号 E44
所属事業者 えちぜん鉄道
所属路線 三国芦原線
キロ程 25.2km(福井口起点)
福井から26.7 km
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
乗車人員
-統計年度-
156人/日(降車客含まず)
-2018年-
開業年月日 1914年大正3年)7月1日[2](*)
備考 * 三国港駅として独立した日付
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改装前の旧駅舎(2009年3月)
ホームと旧駅舎(2009年3月)
ホーム奥の「眼鏡橋」は、国鉄三国線時代からのものである。

歴史編集

  • 1913年大正2年)1月1日 - 鉄道院三国線三国駅の構内扱いとして、三国駅より三国線を海岸へ延伸の上で三国港荷扱所が開設される[2][3]
  • 1914年(大正3年)7月1日 - 三国駅から分離、三国港荷扱所を(貨)三国港駅に変更。貨物駅で、旅客営業は臨時で行われていた。
  • 1927年昭和2年)12月15日 - 三国 - 三国港間の通年旅客営業開始、一般駅となる[3]
  • 1944年(昭和19年)
    • 1月11日 - 京福電気鉄道三国芦原線 電車三国 - 東尋坊口間が休止[4][5]
    • 10月11日 三国線を国有鉄道線としては休止[6]。三国線の三国 - 三国港間の営業権を京福電気鉄道に貸与[1]。三国 - 三国港間が直流600Vで電化され京福電気鉄道の営業線として開業[7]。京福の三国港駅が開業[1]。電車三国駅より三国神社方の三国芦原線の軌道を三国線に付け替え、三国芦原線の列車が乗り入れ。
  • 1946年(昭和21年)8月15日 - 国鉄が三国線の金津 - 芦原間営業再開[2]。三国線の列車が京福芦原 - 三国港間へ乗り入れ(一部列車による片乗り入れ)。
  • 1968年(昭和43年)3月21日 - 休止中の三国芦原線の電車三国 - 東尋坊口間の廃止を許可。
  • 1972年(昭和47年)3月1日 - 国鉄三国線廃止[6]。三国線廃止に伴い休止中の日本国有鉄道の三国港駅廃止[6]
  • 1981年(昭和56年) - 無人駅になる。
  • 2001年平成13年)6月25日 - 越前本線での事故のため、当駅も営業休止になる[8]
  • 2003年(平成15年)8月10日 - えちぜん鉄道の駅として営業再開[1][8]
  • 2010年(平成22年)3月13日 - 駅舎改修工事完了[9]

駅構造編集

駅舎・ホームは線路の北(市街地)側に設置されている。単式ホーム1面1線[10]を有する地上駅で、土日祝日の9:00~16:10のみ駅員が配置されている[11]木造平屋建ての駅舎であるが2010年3月に改修された[9]。この改修は、旧駅舎の建材を利用して、同じ構造に仕上げたものである。改修前の駅舎は国有鉄道三国線時代の駅舎を利用したため、えちぜん鉄道による改装を受けているものの窓口などに当時の面影を残すものとなっていて待合室として使用されていた。また、国鉄時代の面影はホームの有効長にも見られ、えちぜん鉄道のほかの駅と比較しても長くなっている[1]

のりば
路線 方向 行先
三国芦原線 上り ふくい方面
(あわら湯のまち福井方面)

線路はホームを越えて続いていて、留置線として使われている[7]。本線部分との境界には入換信号機が建植されている。

この留置線で夜間滞泊が設定されており、停止位置目標が設置されている。

別に側線が設置されているが[7]花火大会臨時列車用として使われている。

利用状況編集

「令和元年坂井市統計年報」によると、1日平均の乗車人員は以下のとおりである[12]

乗車人員推移
年度 1日平均人数
2007年 160
2008年 165
2009年 173
2010年 177
2011年 174
2012年 169
2013年 165
2014年 158
2015年 156
2016年 162
2017年 161
2018年 156

駅周辺編集

 
県道7号から駅舎全体を望む

もともと三国港(みくにこう)の貨物取り扱いの駅として設置され、福井県漁連海水浴場など、海岸に関連する施設に近い。三国港一帯はみなとオアシスの登録をしていて、当駅はみなとオアシス三国湊の構成施設のひとつでもある。

駅正面(北側)に駐輪場、南側の福井県道7号三国東尋坊芦原線に面して、市営駐車場(52台)がある。また、福井県道7号三国東尋坊芦原線を渡った先には九頭竜川日本海への河口が迫る。ただし対岸へは国道305号の新保橋まで出る必要がある。駅東側(三国駅より)にある眼鏡橋は、国登録有形文化財となっている(2004年7月23日登録)[13][14][15]。なお、眼鏡橋は2014年に放送されたテレビアニメグラスリップ』で三国港駅とともに登場している[3]

隣の駅編集

えちぜん鉄道
三国芦原線
快速(上りのみ運転)・普通
三国駅 (E43) - 三国港駅 (E44)
  • かつての国有鉄道三国線としての隣の駅も上記と同一である。

脚注編集

  1. ^ a b c d e 安田・松本 2017, p. 10.
  2. ^ a b c JTB 1998, p. 150.
  3. ^ a b c 鉄道の“盲腸線”ってなに? 旅情をかき立てる全国48路線”. 日刊SPA! (2020年6月14日). 2020年6月14日閲覧。
  4. ^ 京福 2003, p. 29.
  5. ^ 京福 2003, p. 142.
  6. ^ a b c JTB 1998, p. 151.
  7. ^ a b c 川島 2010, p. 86.
  8. ^ a b 朝日 2011, p. 9.
  9. ^ a b “【福井】えちぜん鉄道の三国港駅が改修完了 大正のぬくもり残す”. 中日旅行ナビぶらっ人(中日新聞). (2010年4月5日). https://tabi.chunichi.co.jp/odekake/100405fukui_etizen.html 2020年6月14日閲覧。 
  10. ^ 川島 2010, p. 33.
  11. ^ えちぜん鉄道公式サイト
  12. ^ 令和元年坂井市統計年報 交通・通信 (PDF)”. 坂井市情報企画課 (2021年4月1日). 2021年6月15日閲覧。
  13. ^ 「眼鏡橋」福井県の文化財
  14. ^ 眼鏡橋 - 文化遺産オンライン文化庁
  15. ^ 絶景日本一周80/福井・三国港駅の眼鏡橋が愛らしい”. 日刊スポーツ (2018年6月21日). 2019年10月1日時点のオリジナルよりアーカイブ。2021年6月15日閲覧。

参考文献編集

  • 『停車場変遷大事典 国鉄・JR編II』JTB、1998年10月1日。
  • 『京福電気鉄道 越前線写真帖 88年回顧録』京福電気鉄道、2003年1月31日。
  • 川島令三『【図説】日本の鉄道中部ライン全線・全駅・全配線 第5巻 米原駅 - 加賀温泉駅』講談社、2010年8月20日。ISBN 978-4-06-270065-8
  • 『週刊歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄28 えちぜん鉄道 福井鉄道・北陸鉄道・のと鉄道』朝日新聞出版、2011年10月2日。
  • 安田就視・松本典久『DJ鉄ぶらブックス021 昭和の終着駅 北陸・信越編』交通新聞社、2017年6月7日。ISBN 978-4-330-78617-9

関連項目編集

外部リンク編集