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三橋 (さいたま市)

埼玉県さいたま市西区と大宮区の町名

三橋(みはし)は、埼玉県さいたま市町名。現行行政地名は三橋一丁目から三橋六丁目。このうち一丁目から四丁目は大宮区、五・六丁目は西区に属す。いずれも住居表示未実施地区[3]郵便番号は、330-0856(一〜四丁目)、331-0052(五、六丁目)。本項では三橋の前身である並木村(なみきむら)、側ヶ谷戸村(そばがいとむら)、下内野村(しもうちのむら)についても述べる。

三橋
新大宮バイパス(三橋5丁目付近。奥が上尾方面)
新大宮バイパス(三橋5丁目付近。奥が上尾方面)
■■三橋の位置(埼玉県内)
■■三橋
三橋
三橋の位置
北緯35度54分44.68秒 東経139度36分10.62秒 / 北緯35.9124111度 東経139.6029500度 / 35.9124111; 139.6029500
日本の旗 日本
都道府県 Flag of Saitama Prefecture.svg 埼玉県
市町村 Flag of Saitama, Saitama.svg さいたま市
大宮区西区
人口
2017年(平成29年)9月1日現在)[1]
 • 合計 35,315人
等時帯 UTC+9 (日本標準時)
郵便番号
330-0856(一〜四丁目)
331-0052(五、六丁目)
市外局番 048[2]
ナンバープレート 大宮

地理編集

さいたま市大宮区(旧大宮市)の南西部にあり、鴨川をはさんで東西に広がっている。町域は大宮台地(与野支台および指扇支台)にあり、鴨川などの河川の周辺は沖積平野である。大宮区櫛引町上小町中央区円阿弥桜区白鍬、西区植田谷本水判土佐知川指扇宮前町北区日進町と隣接する。地内は鴨川流域周辺以外は市街化区域[4]で主に住宅地で、国道17号新大宮バイパスなどの主要な通り沿線はロードサイド店舗が立地する。また、生産緑地地区として農地も点在する[4]。河川沿いの市街化調整区域では北部は都市公園や調整池、南部は田園地帯である。

河川編集

  • 鴨川 - 新平和橋・加茂川橋が架かる。

地価編集

住宅地の地価は、2015年平成27年)1月1日公示地価によれば、さいたま市大宮区三橋二丁目658番14の地点で154,000円/m2、さいたま市西区三橋五丁目2053番1の地点で100,000円/m2となっている[5]

歴史編集

もとは江戸期より存在した武蔵国足立郡与野領に属する並木村で、古くは中世末期頃より存在した並木郷または同時期の水判土荘大宮郷に属していたと云われている[6]。村高は正保年間の『武蔵国田園簿』では743余(田532石余、畑210石余)、『元禄郷帳』では390石余、『天保郷帳』では527石余であった。助郷は中山道大宮宿に出役していたが、正徳安永年間は日光御成街道大門宿にも出役していた。化政期の世帯数は112軒で、村の規模は東西10、南北24町余であった[6]

並木村に存在していた小字
  • 大平・大平前・前・六本木・牛飼・茗花・大道・宮田・倉前・三島・貝塚[15]

側ヶ谷戸村編集

江戸期は武蔵国足立郡植田谷領に属する側海斗村(そばがいとむら)であった[16]。村高は正保年間の『武蔵国田園簿』では216石余(田13町余、畑20町余)、『元禄郷帳』では207石余、『天保郷帳』では215石余であった[16]。助郷は中山道大宮宿に出役していたが、正徳・安永年間は日光御成街道大門宿にも出役していた[16]。化政期の世帯数は32軒で、村の規模は東西8町、南北10町であった[16]荒川沿いに幕府領の八貫野新田を領していた[16]

  • はじめは知行は旗本山内氏、1602年(慶長5年)より幕府領となるが、後に知行は旗本伊奈氏となる[16]。なお、検地は1603年(慶長6年)享保16年に実施[16]
  • 1628年寛永5年)より再び幕府領、1633年(寛永10年)より知行は旗本小林氏・多門氏の相給[16]。小林氏知行分は下組、多門氏知行分は上組と称され、名主が置かれていた。
  • 1828年(文政11年)より大宮宿寄場55か村組合に所属[16]
  • 1868年(明治元年) - 表記を側ヶ谷戸村に改称する[17]
  • 1871年(明治4年)11月13日 - 第1次府県統合により埼玉県の管轄となる。
  • 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、並木村、下内野村、側ヶ谷戸村、上小村田村・中小村田村が合併し、並木村が改めて成立する[6]。側ヶ谷戸村は並木村の大字側ヶ谷戸となる。
  • 1891年(明治24年)12月23日 - 並木村が三橋村に改称される[6][8]。三橋村の大字となる。
  • 1940年(昭和15年)11月3日 - 三橋村は大宮町・宮原村・日進村・大砂土村と合併し、大宮市となり[8]、大宮市の大字となる。
  • 1959年(昭和34年)4月20日 - 町名整理の際に大字側ヶ谷戸は三橋三・四丁目[16]となり消滅する。
側ヶ谷戸村に存在していた小字
  • 中郷・間の谷・井刈・台・荒久・二重川[15]

下内野村編集

江戸期は武蔵国足立郡植田谷領に属する下内野村(しもうちのむら)で、古くは内野郷水判土荘に属していたと云われている[18]。近世初期頃に内野村から分村したとみられる(宮前町#歴史も参照)[19]。村域が安藤氏知行地を上分、牧野氏知行地を下分とされていた経緯から上下内野村とも称されていたと云われている[18]。 村高は正保年間の『武蔵国田園簿』では256石余(田31町余、畑61町余)、『元禄郷帳』では256石余、『天保郷帳』では631石余であった[18]。助郷は中山道大宮宿に出役していたが、正徳・安永年間は日光御成街道大門宿にも出役していた[18]。化政期の世帯数は100軒で、村の規模は東西4町余、南北30町余であった[18]

  • はじめは幕府領、および旗本牧野氏の知行、1614年慶長19年)より軍功により幕府領知行分は旗本安藤氏の知行となり、牧野氏と安藤氏との相給となる[18]。なお、検地は1643年(寛永20年)に実施。
  • 1828年(文政11年)より大宮宿寄場55か村組合に所属していた[18]
  • 1871年(明治4年)11月13日 - 埼玉県の管轄となる。
  • 1879年(明治12年)3月17日 - 郡区町村編制法により成立した北足立郡に属す。郡役所は浦和宿に設置。
  • 1889年(明治22年)4月1日 - 町村制施行に伴い、並木村、下内野村、側ヶ谷戸村、上小村田村・中小村田村が合併し、並木村が改めて成立する。下内野村は並木村の大字下内野となる。
  • 1891年(明治24年)12月23日 - 並木村が三橋村に改称され、三橋村の大字となる。
  • 1906年(明治39年)4月16日 - 川越電気鉄道が開業し、地内に内野駅が開設される。
  • 1940年(昭和15年)
    • 11月3日 - 三橋村は大宮町・宮原村・日進村・大砂土村と合併し、大宮市となり[8]、大宮市の大字となる。
    • 12月20日 - 西部大宮線が休止され、翌年2月25日休止のまま廃止される。
  • 1959年(昭和34年)4月20日 - 町名整理の際に大字下内野は三橋五・六丁目[18]となり消滅する。
下内野村に存在していた小字
  • 下碇・鳶貝戸・前原・扇島・東窪・地尻・下手・野原(2ヶ所あり)・山王下・東裏・八幡前・八幡下・宮の下・水戸中・東・保村・下出・西谷津・田向・西裏・神明ヶ谷・神明・西・入・入上・犬塚・西久保・花の木[15]

世帯数と人口編集

2017年(平成29年)9月1日現在の世帯数と人口は以下の通りである[1]

丁目 世帯数 人口
大宮区 三橋一丁目 3,967世帯 9,302人
三橋二丁目 2,663世帯 6,111人
三橋三丁目 826世帯 1,722人
三橋四丁目 2,389世帯 5,321人
大宮区 計 9,845世帯 22,456人
西区 三橋五丁目 1,585世帯 3,518人
三橋六丁目 3,912世帯 9,341人
西区 計 5,497世帯 12,859人
15,342世帯 35,315人

小・中学校の学区編集

市立小・中学校に通う場合、学区は以下の通りとなる[20]

丁目 番地 小学校 中学校
三橋一丁目 全域 さいたま市立三橋小学校 さいたま市立三橋中学校
三橋二丁目 全域
三橋三丁目 全域 さいたま市立上小小学校
三橋四丁目 1〜549番地
663〜796番地
889〜945番地
さいたま市立三橋小学校
550〜662番地
797〜888番地
946〜最終番地
さいたま市立三橋小学校
さいたま市立上小小学校
三橋五丁目 全域 さいたま市立大宮西小学校 さいたま市立大宮西中学校
三橋六丁目 全域

交通編集

鉄道編集

町域内に鉄道は敷設されていない。最寄駅としては大宮駅[5]西大宮駅[5]などがある。なお、1941年(昭和16年)2月25日までは路面電車である西武大宮線が埼玉県道2号に通っていて種鶏場前駅並木駅内野駅が開設されていた。

一般路線バス編集

大宮駅西口方面から以下のバス会社が地域内を運行している。さいたま市コミュニティバスや乗合タクシーは地内に運行されていない[21]

地域内は「大平公園入口」、「三橋一丁目」、「西武車庫前」、「三橋総合公園南口」、「三橋五丁目」、「三橋六丁目」、「青葉園」、「中並木」、「並木公園」、「三橋二丁目」、「西高校入口」、「三橋二丁目南」、「三橋四丁目」、「慈寶院」、「側ヶ谷戸」、「三橋四丁目南」、「藤橋」、「三橋三丁目」、「三橋三丁目北」、「並木南町」停留所が設置されている[22]
地域内は「大宮西警察署前」、「県営住宅前」、「シティハイツ三橋」、「県営三橋団地」、「三橋総合公園」停留所が設置されている[23]

道路編集

公園・緑地編集

 
三橋総合公園
一丁目
  • 大平公園 - 近隣公園
  • 三橋一丁目第一公園(石の公園)[24]
  • 三橋一丁目第二公園(丘の公園)
  • 三橋一丁目第三公園(道の公園)
  • 北前第一公園
  • 三橋一丁目西公園
  • 三橋一丁目南公園
  • 三橋三島公園
二丁目
  • 並木公園
  • 並木南公園
  • 三橋二丁目公園
  • 三橋二丁目南公園
三丁目
  • みつわ公園・みつわ児童公園
四丁目
  • 三橋四丁目第一公園
  • 三橋天神公園
  • 三橋四丁目広場
五丁目
  • 三橋五丁目公園
  • 三橋五丁目東公園
  • 三橋五丁目南公園
  • 青葉公園
  • 鴨川広場
六丁目
  • 三橋プール
  • 三橋六丁目児童公園
  • 三橋六丁目南公園
  • 西第一公園
  • 西第二公園
  • 西第三公園

寺社・史跡編集

 
青葉園
一丁目
  • 駒形神社
  • 真応院
  • 普門院末地蔵堂
  • 正因院
二丁目
  • 氷川神社
四丁目
  • 側ヶ谷戸古墳群[25]
    • 稲荷塚古墳 - 大宮国際中等教育学校構内に所在
    • 台耕地稲荷塚古墳
    • 茶臼塚古墳
    • 山王山古墳 - 慈宝院境内に所在
    • 上之稲荷古墳
  • 側ヶ谷戸貝塚
  • 慈宝院
  • 稲荷神社
五丁目
  • 青葉園
    • 萬霊追悼三重塔
    • 青葉神社
    • 永泉寺
  • 日枝神社
六丁目
  • 養福寺
  • 大倭神社

施設編集

学校
団地
  • 県営三橋団地
  • 県営大宮三橋西住宅
その他
  • 大宮西警察署
  • 西部文化センター - さいたま市役所三橋支所を併設
  • 大宮三橋一郵便局
  • 大宮三橋四郵便局
  • 大宮三橋六郵便局
  • 埼玉縣信用金庫三橋支店
  • JAさいたま三橋支店
  • 全日本同和会大宮支部
  • 天理教船橘分教会
  • 内野公民館
  • 三橋一丁目自治会館
  • 三橋四丁目自治会館
  • 三橋五丁目自治会館
  • さいたま市立みつわ会館 - 同和教育集会所
  • 鴨川第一調整池
  • 鴨川中継ポンプ場
  • 鴨川下ポンプ場

脚注編集

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  1. ^ a b さいたま市の人口・世帯(時系列結果)”. さいたま市 (2017年9月5日). 2017年9月20日閲覧。
  2. ^ 市外局番の一覧”. 総務省. 2017年5月29日閲覧。
  3. ^ 住居表示実施地区一覧 (PDF)”. さいたま市 (2019年2月26日). 2019年10月7日閲覧。
  4. ^ a b 外部リンク節の『さいたま市地図情報』を参照。
  5. ^ a b c 国土交通省地価公示・都道府県地価調査
  6. ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』638-639頁。
  7. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』258頁。
  8. ^ a b c d e 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1420頁。
  9. ^ 三橋小学校 歴史 - さいたま市立三橋小学校.2019年10月7日閲覧。
  10. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』962頁。
  11. ^ a b c 『大宮のむかしといま』資料-26-29頁。
  12. ^ さいたま市地域プール条例”. さいたま市 (2001年5月1日). 2019年10月8日閲覧。
  13. ^ 他市町村のプール状況調査票 回答結果”. 入間市. 2019年10月8日閲覧。
  14. ^ a b c 西区の沿革(西区略年表)”. さいたま市 (2018年10月1日). 2019年10月8日閲覧。
  15. ^ a b c 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』1388頁。
  16. ^ a b c d e f g h i j 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』521頁。
  17. ^ 『大宮のむかしといま』資料-6頁。
  18. ^ a b c d e f g h 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』437-438頁。
  19. ^ 『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』138頁。
  20. ^ さいたま市立小・中学校通学区域一覧”. さいたま市 (2017年8月23日). 2017年9月20日閲覧。
  21. ^ コミュニティバス - さいたま市.2019年10月8日閲覧。
  22. ^ 西武バス 大宮営業所バス路線案内図 (PDF) - 西武バス.2019年10月8日閲覧。
  23. ^ 路線図 大宮営業事務所 (PDF) - 東武バス.2019年10月8日閲覧。
  24. ^ 外部リンク節の『区ガイドマップ』を参照。
  25. ^ 文化財紹介 側ヶ谷戸古墳群”. さいたま市 (2014年1月16日). 2019年10月8日閲覧。

参考文献編集

  • 「角川日本地名大辞典」編纂委員会『角川日本地名大辞典 11 埼玉県』角川書店、1980年7月8日。ISBN 4040011104
  • 『大宮のむかしといま』大宮市、1980年11月3日。全国書誌番号:81007009NCID BN03449939

関連項目編集

外部リンク編集