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三洋汽船株式会社(さんようきせん)は、岡山県笠岡市海運会社笠岡港多度津港笠岡諸島を結ぶ航路を運航している。

三洋汽船株式会社
種類 株式会社
本社所在地 日本の旗 日本
714-0081
岡山県笠岡市笠岡2418番地8
設立 1949年6月
業種 海運業
法人番号 8260001017745
事業内容 一般定期旅客航路事業
代表者 天野雄二郎
外部リンク http://www.sanyo-kisen.com/index.html
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目次

概要編集

1949年6月に設立され、笠岡港笠岡諸島を結ぶ航路と、多度津港と高見島・佐柳島を結ぶ航路を運航している。

両航路は独立しているが、毎週土曜日に限り笠岡諸島側の白石島から1往復の旅客船が設定されており、本州と四国をつないでいる。かつては毎日運航であったため、多度津営業所の看板には「笠岡」の文字が残っている。

笠岡港(住吉港)の待合所は老朽化により笠岡市が隣接地に移転新築を検討、笠岡諸島交流センター(笠岡港旅客船ターミナル「みなと・こばなし」)として、2017年3月11日に供用を開始した。センターは鉄骨一部2階(延床面積約430m2)で、1階に切符売り場、待合室、多目的交流スペース、2階にギャラリーなどが設けられている。笠岡市と連携協定を結ぶ岡山県立大学デザイン学部の学生のアイデアを基本設計に取り入れ、約3億2,000万円をかけて建設された。「おかやまCOC+推進協議会」の地域創生コモンズの指定を受ける予定で、大学の地域連携の拠点として活用される予定である[1]

運航事業者の統合編集

笠岡諸島への定期旅客船は、三洋汽船のほか豊浦汽船六島航路の3社が運航していたが、大幅な人口減少と高齢化により旅客数が減少、離島航路補助金の交付を受けている豊浦汽船と六島航路は債務超過状態にあった。そのため、笠岡市が中心となって将来的な航路維持を図るため、運航事業者の統合、航路再編が行われた。2008年度に策定された笠岡市地域公共交通総合連携計画に航路統合が盛り込まれ、2009年度に笠岡市の支援を受けて3社の航路を統合する具体的計画が航路改善計画として示された。2010年12月24日に三洋汽船を存続会社として豊浦汽船と六島航路が船舶と航路を無償譲渡する協定に3社が調印、2011年4月1日に事業譲渡が行われ、同年10月1日から新航路での運航が開始された。新航路では旧航路のサービス水準を確保しながら、利用者の利便性向上も図られ、運賃の高い高速船を減便、安い普通船を増便したほか、本土から最も離れている六島から毎日、直通便で往復が可能となった。また、2社に対して支払われていた離島航路補助金も、統合により年間約5,000万円から約2,600万円に削減された。

航路編集

※便によっては通過となる港があるため公式サイトの時刻表を確認の上で利用のこと。加えて笠岡-真鍋島航路は普通船と高速船があり、それぞれ運賃が異なる。

※佐柳本浦-真鍋島間は毎週土曜日の1往復のみ。笠岡側の「ぷりんす」で運航している。

船舶編集

「ホワイトスター2」「くれいるさんよう」「新なぎさ」は貸切船として運用されている。

就航中の船舶編集

  • ニューかさおか
2012年6月29日竣工、ツネイシクラフト&ファシリティーズ建造、鉄道建設・運輸施設整備支援機構共有
19総トン、全長19.0m、幅4.0m、深さ1.5m、ディーゼル(ヤンマー6HYP-WET)2基、機関出力575PS(2,084rpm)×2、最大速力30.05ノット(試運転)、航海速力24.0ノット、乗組員2名、旅客定員79名
運航情報モニター、サイドスラスター装備
高速船として使用されるが、普通船扱いの便もある。
  • ぷりんす
1997年2月21日竣工、神原海洋開発建造、船舶整備公団共有
19総トン、全長18.76m、幅4.00m、深さ1.60m、ディーゼル(ヤンマー6GX-ET2)2基、機関出力455PS(2330rpm)×2、最大速力25.0ノット(試運転)、航海速力20,0ノット、旅客定員110名
普通船として使用。
  • ニューおおとり
2000年10月竣工、瀬戸内クラフト建造、元・六島航路
19総トン、全長16.00m、型幅4.20m、型深さ1.70m、ディーゼル2基、機関出力721PS、航海速力22ノット、旅客定員60名
  • ホワイトスター2
1987年竣工、瀬戸内クラフト建造
19総トン、航海速力22ノット、旅客定員80名
  • くれいるさんよう
1988年4月竣工、瀬戸内クラフト建造
89総トン、登録長24.71m、型幅5.40m、型深さ1.90m、ディーゼル1基、機関出力660PS、航海速力16ノット、旅客定員240名
  • 新なぎさ2(フェリー)
2016年竣工、藤原造船所建造、鉄道建設・運輸施設整備支援機構共有
88総トン、航海速力10.5ノット、旅客定員95名(旅客のみ150名)
  • さんよう(フェリー)
1989年12月竣工、讃岐造船鉄工所建造(第1211番船)、元・備後商船「フェリーびんご」
150総トン、全長33.11m、型幅7.80m、型深さ2.79m、ディーゼル1基、機関出力800PS、航海速力10.5ノット、旅客定員180名
  • 新なぎさ(フェリー)
1996年2月竣工、神原造船建造
86総トン、全長27.15m、型幅6.60m、型深さ2.59m、ディーゼル1基、機関出力700PS、航海速力10.5ノット、旅客定員95名(旅客のみ225名)

過去の船舶編集

  • せと
1982年8月竣工、2012年引退、瀬戸内クラフト建造、元「せとじ」
29総トン、登録長17.01m、型幅4.20m、型深さ2.11m
後年後部ドアの撤去、窓の開放などの減トン化改造を受けて小型船舶に登録変更となり、その際に「せとじ」から「せと」に改名。
  • にゅうしらいし
1985年8月竣工、瀬戸内クラフト建造、友ヶ島汽船へ売却後、海外売船
72総トン、旅客定員240名
  • ホワイトスター
1987年1月竣工、瀬戸内クラフト建造、ウエストマリンへ売却され「ありおす」として就航した後、岩城汽船へ売却され「しんこう5」として就航
18総トン、全長15.40m、型幅4.20m、最高速力27.0ノット、航海速力27.0ノット、乗組員2名、旅客定員73名
  • しらいし(フェリー)
1980年5月竣工、2015年引退、神原造船建造(第247番船)
172総トン、全長37.50m、型幅8.20m、型深さ2.53m、ディーゼル1基、機関出力600PS、航海速力10.4ノット、旅客定員96名

脚注編集

外部リンク編集