上大久保駅(かみおおくぼえき)は、富山県富山市上大久保(開業時は旧・上新川郡大久保町)にあった富山地方鉄道笹津線廃駅)である。笹津線の廃線に伴い1975年(昭和50年)4月1日に廃駅となった。

上大久保駅
かみおおくぼ
Kamiōkubo
大久保町 (0.9 km)
(1.1 km) 大沢野北口
地図
所在地 富山県富山市上大久保
(開業時は旧・上新川郡大久保町
北緯36度36分2.5秒 東経137度12分31.1秒 / 北緯36.600694度 東経137.208639度 / 36.600694; 137.208639座標: 北緯36度36分2.5秒 東経137度12分31.1秒 / 北緯36.600694度 東経137.208639度 / 36.600694; 137.208639
所属事業者 富山地方鉄道
所属路線 笹津線
キロ程 8.0 km(南富山起点)
駅構造 地上駅
ホーム 1面1線
開業年月日 1952年昭和27年)10月29日
廃止年月日 1975年(昭和50年)4月1日
備考 笹津線廃線に伴い廃駅
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1969年(昭和44年)8月30日から廃止時まで、朝夕1往復ずつ運行されていた急行列車の停車駅であった[1]

歴史 編集

駅構造 編集

廃止時点で、単式ホーム1面1線を有する地上駅であった[1]。ホームは線路の西側(地鉄笹津方面に向かって右手側)に存在した[1]転轍機を持たない棒線駅となっていた[1]

無人駅となっていた[1]。駅舎は無いがホーム北側出入口附近に片流れ屋根の待合所を有していた[1]

駅周辺 編集

神通川扇状地に位置し、西側には旧飛騨街道の集落があった[1]

駅跡 編集

1998年平成10年)時点では、駅にあったの老木が残っていた[6]2008年(平成20年)7月時点では駅当時の雰囲気が残っていた[7]

また、当駅跡附近の線路跡は、1998年(平成10年)時点では当線廃線後に南富山駅 - 日本繊維前駅の間を東西に走る形で開通した国道359号の取付け道路附近から田村町駅跡南側付近までは2車線の舗装道路となっていた[6]。2008年(平成20年)時点でも同様で、当駅跡附近の道路は富山県道318号笹津安養寺線となっていた[8]

隣の駅 編集

富山地方鉄道
笹津線
大久保町駅 - 上大久保駅 - 大沢野北口駅

脚注 編集

  1. ^ a b c d e f g h 書籍『RM LIBRARY 107 富山地鉄笹津・射水線』(著:服部重敬、ネコ・パブリッシング2008年7月発行)25,28-29ページより。
  2. ^ a b 書籍『日本鉄道旅行地図帳 全線全駅全廃線 6 北信越』(監修:今尾恵介新潮社2008年10月発行)38ページより。
  3. ^ a b c 書籍『新 消えた轍 7 北陸』(著:寺田裕一、ネコ・パブリッシング2010年12月発行)43-45,47ページより。
  4. ^ a b c 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年5月発行)165ページより。
  5. ^ 書籍『新 鉄道廃線跡を歩く3 北陸・信州・東海編』(JTBパブリッシング2010年4月発行)211ページより。
  6. ^ a b 書籍『鉄道廃線跡を歩くV』(JTBパブリッシング1998年6月発行)80-81ページより。
  7. ^ 書籍『私鉄の廃線跡を歩くIII 北陸・上越・近畿編』(著:寺田裕一、JTBパブリッシング、2008年5月発行)80-83ページより。
  8. ^ 書籍『富山廃線紀行』(著:草卓人、桂書房2008年7月発行)80ページより。

関連項目 編集