上天草市
上天草市(かみあまくさし)は、熊本県の天草諸島東部に位置する人口約2万3000人の市。
かみあまくさし ![]() 上天草市 | |||||
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国 |
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地方 | 九州地方 | ||||
都道府県 | 熊本県 | ||||
市町村コード | 43212-1 | ||||
法人番号 | 2000020432121 | ||||
面積 |
126.94km2 | ||||
総人口 |
22,911人 [編集] (推計人口、2023年5月1日) | ||||
人口密度 | 180人/km2 | ||||
隣接自治体 | 宇城市、天草市、(海をはさんで)八代市(島原湾をはさんで)長崎県南島原市 | ||||
市の木 | マツ | ||||
市の花 | サクラ | ||||
市の鳥 | メジロ | ||||
上天草市役所 | |||||
市長 | 堀江隆臣 | ||||
所在地 |
〒869-3692 熊本県上天草市大矢野町上1514番地 北緯32度35分15秒 東経130度25分50秒 / 北緯32.58742度 東経130.43042度座標: 北緯32度35分15秒 東経130度25分50秒 / 北緯32.58742度 東経130.43042度 | ||||
外部リンク | 公式ウェブサイト | ||||
ウィキプロジェクト |
地理編集
隣接の自治体編集
島編集
なお、樋島は日本本土(北海道・本州・四国・九州・沖縄本島)と 橋で繋がっている島の中では天草市に属する下須島・通詞島と愛媛県今治市に属する岡村島(安芸灘とびしま海道)と並んで一番橋を渡る回数が多い(しまなみ海道を除く)。また、連絡する島の数でいうと日本で一番多い。
- 樋島(天門橋※→大矢野橋※→中の橋※→前島橋※→松島橋※→椚島橋→樋島大橋)
- (九州→大矢野島→永浦島→大池島→池島→前島→天草上島→椚島→坊主島→樋島)
(上記※の5橋を総称して天草五橋という)
人口編集
上天草市と全国の年齢別人口分布(2005年) | 上天草市の年齢・男女別人口分布(2005年) | |
■紫色 ― 上天草市
■緑色 ― 日本全国 |
■青色 ― 男性
■赤色 ― 女性 | |
上天草市(に相当する地域)の人口の推移 | ||
総務省統計局 国勢調査より |
地名編集
全域、合併前の旧町名の後に従来の大字を続けている。
- 大矢野町
昭和の大合併前は大字はなく、旧村名を大字とした。
- 維和
- 上
- 中
- 登立
- 湯島
- 松島町
- 合津(旧今津村)
- 今泉(旧今津村)
- 阿村(旧阿村)
- 内野河内(旧教良木河内村)
- 教良木(旧教良木河内村)
- 姫戸町
- 姫浦
- 二間戸
- 龍ヶ岳町
昭和の大合併前は大字はなく、旧村名を大字とした。
- 大道
- 高戸
- 樋島
歴史編集
沿革編集
2004年(平成16年)3月31日 - 天草郡大矢野町、松島町、姫戸町、龍ヶ岳町が合併して誕生。
市名の由来編集
4町の地域名より。
公募の結果は、「天草シオマネキ市」がトップであった[1]。最終候補には旧大矢野町・松島町・龍ヶ岳町が推薦する「上天草市」と、姫戸町が推薦する「東天草市」が残り、姫戸町が折れる形で「上天草市」に決定した。注目された「天草市」という名称については、天草下島と天草上島西部を中心とする天草合併協議会(本渡市・牛深市ほか8町)が既に使用を決定しており、当市では使用を見送った。ところが、同協議会は上天草市が誕生した2004年3月31日に一旦解散した上で、同年7月20日に再度設置、2006年(平成18年)3月27日に天草市誕生という運びになった。そのため、結果として上天草市の方が天草市よりも約2年早く誕生した。
行政編集
首長編集
代 | 氏名 | ふりがな | 就任日 | 退任日 | 備考 |
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初代 | 何川一幸 | なにかわ かずゆき | 2004年4月25日 | 2007年2月 | 退任後、2007年4月8日執行の県議選に出馬するも落選。 |
2代 | 川端祐樹 | かわばた ゆうき | 2007年4月22日 | 2014年11月14日 | 元副市長の逮捕を受けて引責辞職。 |
職務代行 | 静谷正幸 | しずや まさゆき | 2014年11月14日 | 同年12月14日 | 新市長が決まるまで職務代行であった。
当時は総務企画部長であった。 |
3代 | 堀江隆臣 | ほりえ たかおみ | 2014年12月14日 | 現職 |
議会編集
- 議員数16名
- 議長 園田一博
- 副議長 西本輝幸
市役所編集
- 大矢野庁舎
- 松島庁舎・保健センター
- 姫戸統括支所
- 龍ヶ岳統括支所
警察編集
消防編集
- 天草広域連合北消防署
- 天草広域連合北消防署松島分署
- 天草広域連合北消防署東天草分署
病院編集
経済編集
産業編集
- 市内総生産 905億円(2004年度)
商業編集
- 藍のあまくさ村(天草最大の物産館)
- 太陽ホームセンター
- しまむら
- ベスト電器
- エーコープ(3店舗)
- コスモス薬品(2店舗)
- ナフコ
- コメリ(2店舗)
- ダイソー
- 大矢野ショッピングプラザキャモン
- 山本釣具センター
- ゆめマート
- さんぱーる
- 大矢野松栄会商店街
- 大矢野2号橋商店街
- ファミリーマート(3店舗)
- ローソン(2店舗)
- セブンイレブン(2店舗)
- デイリーヤマザキ(3店舗)
- RICストア
- USマート
- リゾラテラス天草
工業編集
金融編集
特産品・名物編集
協定自治体編集
教育編集
小学校編集
中学校編集
高等学校編集
専門学校編集
社会教育施設編集
- 大矢野総合スポーツ公園(総合体育館・グラウンド・弓道場)
- 松島総合センターアロマ(総合体育館・市民ホール・図書館・陸上競技場・野球場・テニスコート)
図書館編集
- 上天草市立中央図書館
- 上天草市立大矢野森記念図書館
- 上天草市立姫戸図書館
- 上天草市立龍ヶ岳図書館
蔵書数95,000冊(H24.3.31現在)
交通編集
道路編集
有料道路編集
一般国道編集
バス編集
路線バス編集
産交バスの路線が市内各地や、熊本市(快速あまくさ号)、宇城市(三角)、天草市と結んでいる。 大矢野地区では2008年10月に路線再編を行い、さんぱーるをターミナルとして地区内各方面や松島・三角への路線を運行する形とし、一部はコミュニティバスであるSUNまりんバスに移行した(運行は産交バス三角営業所が担当)。
- うきうきあまくさ♪シャレトル便(2013年10月運行開始)37人乗りマイクロバス2台
観光循環バス編集
- パライゾストローリー 物産館さんぱーるを発着地とし、観光施設、景勝地、お土産販売所などを循環する観光バス。名称の由来はキリシタン語であり、楽園を意味する「パライゾ」、ゆっくり散歩するという意味の「ストロール」、のんびり走るバス「トローリー」という3つの言葉を組み合わせた造語
- 運行ルート さんぱーる - 千巌山 - 天草五橋 - 観光施設 - シークルーズ - 藍のあまくさ村 - さんぱーる
- 運航日 土・日・祝日・夏休み・冬休み・春休み期間
- 運賃 140円
航路編集
- 天草宝島ライン(シークルーズ)
- 松島フェリー(運休)
- 天草フェリーライン有限会社(カーフェリーシーガル)(運休)
- 八代港(八代市) - 上天草市松島港 所要時間50分
- 天草観光汽船(ブルーライナー、ブルーライナー2、しいがる3)(八代港 - 姫戸港 - 龍ヶ岳 - 御所浦は2006年で休止。2011年12月20日より「しいがる3」による姫戸港 - 龍ヶ岳 - 御所浦 - 本渡のみに短縮し、2015年現在は御所浦 - 本渡のみ存続)
- 八代港 - 姫戸港 - 龍ヶ岳 - 御所浦(御所浦町) - 棚底(倉岳町) - 本渡(天草市)
- 木本泰義(第18りゅうまる)(八代港 - 姫戸 - 二間戸 - 東風留 - 樋島 - 小屋川内 - 嵐口は2012年で運行休止。2015年現在は棚底 - 龍ヶ岳 - 御所浦 - 本渡のみ存続)
- 八代港 - 姫戸 - 二間戸 - 東風留 - 樋島 - 小屋川内 - 嵐口(天草市御所浦町) - 御所浦 - 横浦(天草市御所浦町)- 与一ヶ浦(天草市御所浦町) - 池ノ浦 - 赤碕 - 棚底
- 不知火海横断フェリー(廃止)
- 佐敷港(芦北町)- 大道港
- 山畑運輸(サンライズ、くらたけ丸)
- 棚底 - 赤崎 - 池の浦 - 与一ヶ浦 - 横浦 - 御所浦 - 嵐口 - 小屋川内 - 樋島 - 高戸 - 姫戸 - 牟田 - 三角(宇城市)
観光編集
景勝地編集
温泉編集
公園編集
観光施設編集
- ミューイ天文台
- 天草四郎メモリアルホール
- わくわく海中水族館シードーナツ
- 天草ビジターセンター
キャンプ場編集
- 千元の森キャンプ場
- 龍ヶ岳山頂キャンプ場
- 諏訪公園キャンプ場
- 白嶽森林公園キャンプ場
- 小島公園キャンプ場
海水浴場編集
- パールサンビーチ 樋合海水浴場
- カームビーチ 西目海水浴場
- 小島海水浴場
- 高戸海水浴場
体験・遊び編集
- イルカウォッチング
- フィッシング
- マリンスポーツ
- 登山・トレッキング(太郎丸嶽、次郎丸嶽、白嶽、観海アルプス、龍ヶ岳など)
- 九州オルレ(天草維和島コース・天草松島コース)
- チェリーゴルフ天草コース
イベント編集
- 天草パールラインマラソン大会(3月第2土日)
- 天草五橋祭(9月下旬)
観光協会編集
NPO法人、地域づくり団体編集
- NPO法人シートラスト
- NPO法人上天草アクティブセンター
- NPO法人天草元気工房
- NPO法人KAプロジェクト・上天草市観光イベントプロジェクトチーム
- NPO法人かみあまくさ
- 天草倶楽部
出身著名人編集
★は故人
- 天草四郎(島原の乱の指導者とされている)★
- 竹添進一郎(漢学者・文学博士、娘は嘉納治五郎の妻)★
- 森慈秀(政治家)※旧湯島村出身 ★
- 島一春(小説家)※旧龍ヶ岳町出身 ★
- 河野誉彦(元プロ野球選手)
- 山内孝徳(元プロ野球選手)※旧大矢野町出身
- 藤島豊和(プロゴルファー)
- 藤島妃呂子(女子プロゴルファー)
- 藤島晴雄(プロゴルファー)
- 藤島征次(プロゴルファー)
- マッハ文朱(元女子プロレスラー、女優、タレント)※旧大矢野町出身
- 拓(お笑い芸人、もっこすファイヤー)※旧松島町出身
- 太田弘樹(ローカルタレント)
- MICA(シンガーソングライター)
- 陳内将(俳優)※旧姫戸町出身
- 小幡真子(バレーボール選手)
- 森シノ(天草テレビアナウンサー)★
ゆかりのある著名人編集
★は故人
ゆるキャラ編集
観光大使編集
- 青木カレン
- MICA
- 太田弘樹
脚注編集
- ^ 「シオマネキ(潮招・望潮)」は地元で広く生息する蟹の名前に由来するが、「死を招き」とも読まれて縁起が悪いという理由で採用されなかった。
- ^ 「矢岳巨石群遺跡(白嶽森林公園)」天草宝島観光協会、2015年11月17日閲覧。
- ^ 自身のfacebookより
外部リンク編集
- 上天草市に関連する地理データ - オープンストリートマップ
- ウィキトラベルには、上天草市に関する旅行ガイドがあります。
- 上天草市
- 上天草市観光サイト『こちら上天草情報局』
- 天草宝島ライン - 前島(松島)発本渡港、三角港行きの時刻表
- 天草倶楽部