上山 仁(かみやま ひとし、1966年6月21日 - )は、日本の元プロボクサー青森県川内町出身。日本ジュニアミドル級(現スーパーウェルター級)王座を20度防衛。新日本木村ボクシングジム所属。

上山 仁
基本情報
本名 上山 仁
階級 ジュニアミドル級
身長 177cm
国籍 日本の旗 日本
誕生日 (1966-06-21) 1966年6月21日(57歳)
出身地 青森県川内町
スタイル オーソドックス
プロボクシング戦績
総試合数 35
勝ち 32
KO勝ち 20
敗け 2
引き分け 1
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来歴 編集

1986年7月24日、プロデビュー(初回KO勝ち)。

1986年12月19日、東日本ウェルター級新人王獲得。続く1987年2月21日には全日本同級新人王も獲得。

1988年5月9日、10戦目で日本王座に初挑戦。日本ウェルター級王者吉野弘幸ワタナベ)に挑むが、3回KOで敗れ王座奪取ならず。プロ初黒星を喫した。その後、1階級上のジュニアミドル級に転向。

1989年1月9日、12戦目で日本王座に再挑戦。大竹永寿(グリーンツダ)と空位の日本ジュニアミドル級王座を争い、5回KO勝ちで日本王座を獲得した。その後は年間3 - 4度のペースで防衛を重ね、1991年9月22日には10度目の防衛に成功。

1991年12月9日、ウェルター級時代に王座挑戦を退けた吉野とノンタイトルで再戦。現役日本王者同士の対決ということで注目が集まったが、試合は上山の7回KO勝ち。3年前の雪辱を果たした。その後は日本王座を2度防衛(通算12度目の防衛)。

1992年12月21日、日本王座在位のまま世界初挑戦。敵地でフリオ・セサール・バスケスアルゼンチン)と空位のWBA世界ジュニアミドル級王座を争ったが、初回に3度のダウンを奪われKO負け[1]。世界王座奪取はならなかった。

世界挑戦後は日本王者としてさらに防衛戦を続け、1995年3月13日、遂に20度目の防衛に成功。そして、この試合を最後に現役引退を表明し、王座を返上。8月14日に引退式を行った。

脚注 編集

  1. ^ ボクシング・マガジン編集部 『日本プロボクシング史 世界タイトルマッチで見る50年』 ベースボール・マガジン社、2002年、280頁

関連項目 編集

外部リンク 編集

前王者
田端信之
第19代日本ジュニアミドル級王者

1989年4月22日 - 1995年3月13日(返上)

空位
次タイトル獲得者
伊藤辰史