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上毛新聞(じょうもうしんぶん)は、上毛新聞社が発行する群馬県の地方新聞。1887年(明治20年)創刊。

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上毛新聞社 本社屋(前橋市古市町)
種類 日刊紙
サイズ ブランケット判

事業者 上毛新聞社
本社 群馬県前橋市古市町1-50-21
代表者 内山 充(代表取締役社長
創刊 1887年11月1日
前身 群馬日報
上野新報
言語 日本語
価格 1部 120円(税込)
月極 3,035円(税込)
発行数 30万294部(2018年5月、日本ABC協会調べ[1]
ウェブサイト https://jomo-news.co.jp/
株式会社 上毛新聞社
Jomo Shimbun, Inc.
本社所在地 日本の旗 日本
〒371-8666
群馬県前橋市古市町1-50-21
事業内容 日刊新聞発行、書籍出版、各種イベント
設立 1878年1月3日
業種 情報・通信業
資本金 3,648万円
売上高 79億7,300万円
(2018年3月期)
従業員数 384人(2018年6月現在)
主要子会社 株式会社上毛新聞TR
上毛新聞アドシステム株式会社
群馬連合新聞折込株式会社
外部リンク http://jomo-news.co.jp/
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目次

概要編集

群馬県で唯一の県域地方新聞(県紙)で、発行部数(日本ABC協会調べ)は約30万部[2]。県内の世帯普及率は約4割で、全国紙を抑えて、群馬県で最も購読されている新聞である。関東地方では、栃木県下野新聞とともに、全国紙を上回るシェアを持つ数少ない地方紙である。

 
印刷センター(伊勢崎市三和町)

政治・経済・社会・地域ニュースなどを掲載する本紙と、スポーツ・芸能・放送番組表からなる「上毛スポーツ」のセット(ツイン版)で発行している。

新聞発行以外に、ネット、ラジオなど他メディアへのニュース配信、書籍出版、文化・スポーツイベントの開催、住宅展示場の運営などを手掛けている。

2001年にオーナー企業でなくなり、他の企業の傘下にも入っていないため、生え抜きの出身者が社長に就任している[3]

同じ県域メディアの群馬テレビエフエム群馬と連携してイベントなどを実施することがある[4]

紙面構成編集

本紙

  • フロント面や社会面は原則として県内に関わるニュースを掲載する。
  • 2面以降の「国内政治」「国内社会」ほかで共同通信からの配信記事を掲載する。
  • 経済面は見開きで、県内の経済ニュースと全国ニュースが各1ページある。
  • 地域面は「県央」「西北毛」「東毛」の3ページある。
  • おくやみ(訃報)は第3社会面に掲載する。
  • 終面は広告のほか、「まち里歩き」などの特集を組むことがある。
  • 読者投稿欄は「ひろば」。俳句や短歌、川柳などの投稿も掲載している。

上毛スポーツ

  • フロント面から2〜3ページにわたって、県内のプロ・アマチュアのスポーツ大会、県勢選手の活躍を中心に掲載する。
  • 競輪や競艇など公営ギャンブルの予想を載せている。

注目された報道編集

  • 2005年5月から、日本の近代化を支えた群馬県の養蚕・製糸業をテーマとした「シルクカントリー群馬」の報道キャンペーンを展開している。

主な主催イベント編集

  • ぐんまマラソン:群馬県、前橋市、高崎市と共催するマラソン大会で、毎年1万5千人が参加する。
  • 群馬イノベーションアワード:群馬から起業家を発掘、育成するコンテスト。田中仁財団と共催。
  • ぐんまプログラミングアワード:プログラミングの人材発掘コンテスト。前橋市、前橋市教育委員会と共催。
  • 山人音楽祭:群馬県内最大級のロックフェスティバル。DISK GARAGE 、BADASSと共催。

公益事業編集

  • 公益財団法人上毛新聞厚生福祉事業団を運営し、県民から寄付を受け付けている。集まった募金は福祉施設などに配分される[5]。毎年年末には県内の画家から提供を受けた作品のチャリティーオークションを実施。東日本大震災など大規模災害が起きた際には義援金を呼び掛ける。
  • 各分野で功績があった個人・団体を表彰する上毛賞(上毛社会賞、上毛スポーツ賞、上毛芸術文化賞、上毛文学賞)を毎年主催している。

本社編集

群馬県前橋市古市町一丁目50番21号

支社・総局・支局編集

支社:高崎市東京大阪

総局:太田市

 
高崎支社(高崎市問屋町)

支局:前橋市沼田市渋川市中之条町藤岡市富岡市安中市桐生市伊勢崎市館林市みどり市大泉町

エピソード編集

  • 推理作家の横山秀夫は、事件記者として12年間勤務した。同氏には、記者時代の実体験に着想を得たと思われる作品が多い。なかでも代表作のひとつ『クライマーズ・ハイ』は、日本航空123便墜落事故取材の体験をもとに書かれたと言われる。主人公が勤める「北関東新聞」は上毛新聞をモデルとしつつも、作中で同紙がライバルとして描かれる。同作品の重要なコンポーネントとなる「大久保連赤」は、発生当時に群馬の事件として全国的に騒がれた大久保清連続殺人事件と連合赤軍事件のことで、大久保事件当時、横山の上司であった高橋康三(後に社長)は、全国紙に先んじて大久保清本人への取材に成功していた記者として全国メディアにも登場した。
  • アイドルグループ「」のメンバーである櫻井翔の祖父である櫻井三男総務事務次官を務めた桜井俊の父)が記者を勤め、後に専務となった新聞社[6][7]としても知られる。翔は2015年に報道番組の戦後70年企画で、戦没者遺骨収集のためにパプアニューギニアを訪問したが、そこは三男が1969年夏に上毛新聞の特派員として同じ目的で訪れた場所であった。また、2009年5月4日発行分の上毛新聞には翔の記事が掲載されている。

歴史編集

  • 1887年11月1日 - 『上毛新聞』創刊(群馬日報、上野新報を合併)。
  • 1893年3月19日 - 『上毛新聞』を『関東日報』と改題するが、9月には『上毛新聞』に戻す。
  • 1895年3月3日 - 日清戦争に主筆・山崎林太郎を特派員として送る。
  • 1904年 - 日露戦争に特派員(田村理太郎)を送る。
  • 1923年 - 東京、埼玉、栃木に支局増設。紙面を6ページにする。
  • 1924年11月13日 - 『新埼玉新聞』創刊。
  • 1926年2月13日 - 夕刊を廃す。同時に紙面を6ページから8ページにする。
  • 1928年4月1日 - 足利支局開設。
  • 1929年4月29日 - 草野心平が営業部員に。12月から編集局員。
  • 1930年9月1日 - 新潟県六日町に支局開設。新潟版始まる。
  • 1931年 - 埼玉版始まる(1月15日)。名古屋支局(7月)と長岡支局(9月1日)、開設。
  • 1932年3月2日 - 第一次上海事変の重大化で特派員を送る。
  • 1937年3月13日 - 東京版を設ける。
  • 1939年4月1日 - 株式会社上毛新聞社に。
  • 1940年10月1日 - 戦時報道統制により、上州新報、群馬新聞などを合併。県一紙の『上毛新聞』となる。
  • 1949年12月1日 - 夕刊発行。
  • 1952年11月 - 写真電送受信機導入。
  • 1953年 - 上毛新聞労働組合が発足。以降労働争議が続く。
  • 1961年5月 - 朝夕刊一本化。
  • 1964年4月19日 - 新社屋移転。
  • 1967年1月1日 - 新年号にグラビアカラー印刷(外注)。カラー元年となる。
  • 1970年 - 日本で初めて活字を使わない最新鋭のフィルム版を使用した紙面を採用した(9月30日)。初のカラー印刷(11月25日)。
  • 1971年4月16日 - 群馬テレビ開局、キャスターを派遣。ニュース提供。
  • 1972年2月 - あさま山荘事件をカラー写真で報道。事件をカラー写真で報道するのは全国初。
  • 1975年2月 - 伊勢崎支局開設、館林支局開設(4月)。
  • 1981年6月 - 安中支局完成。
  • 1983年8月 - 中之条支局完成。
  • 1985年4月1日 - 館林支局完成、藤岡支局完成(8月)。
  • 1985年8月14日 - 日本航空123便墜落事故御巣鷹の尾根墜落現場を、世界で初めてカラー写真で紙面掲載した。
  • 1989年11月1日 - コンピューターによる電子編集システム(CTS)稼働。
  • 1990年6月 - 社員の米国研修開始。
  • 1994年8月 - 館林支局新社屋完成。館林市およびその近隣地区の地域情報日刊紙『シャトル』を創刊(9月1日)。
  • 1995年5月 - はるな支局開設。
  • 1996年6月 - 大間々町(現:みどり市)に「わたらせ支局」開設。本社新社屋完成、高崎支社新社屋完成(7月)。
  • 1997年1月 - 太田支社が完成。
  • 1998年9月2日 - ポケットベル情報サービス開始。群馬のポータル「雷神ドットコム」スタート。
  • 2001年9月8日 - 佐鳥達雄会長のファミリー企業への融資に対して保証していたとして、特別背任容疑で強制捜査、佐鳥会長と鈴木豊美社長が逮捕される。
  • 2009年11月1日 - 伊勢崎市三和町に「上毛新聞印刷センター」稼動。
  • 2011年10月11日 - 下野新聞社と緊急時の新聞発行に関する相互支援協定を締結。
  • 2015年 - 創刊130周年記念製品として、「上毛新聞ライブラリー」(1883年3月11日(前身の上野新報)~2014年3月31日まで(一部欠落あり)の紙面(画像)を収容したブルーレイディスク全27巻)を刊行。2018年現在、高崎市立中央図書館・群馬県立図書館のパソコンに導入されており閲覧が可能。日付指定で紙面を閲覧できるが、文字データベース化はされていないので検索はできない。本製品の導入については要問い合わせとなっているが、高崎市立図書館の蔵書検索によると定価950万円となっている。
  • 2015年‐「シルクカントリー企画」で日本新聞協会新聞広告賞を受賞[8]

出身者編集

脚注編集

  1. ^ “18年5月ABC部数”. 新聞情報. (2018年6月16日) 
  2. ^ 会社案内|上毛新聞ニュース” (日本語). 上毛新聞. 2018年8月18日閲覧。
  3. ^ 上毛新聞社. (2017). 上毛新聞社130年史. Jōmōshinbunsha. OCLC 1045473201. http://worldcat.org/oclc/1045473201. 
  4. ^ “《ペガサス戦マスコミ3社マッチ》野球で地域一体に|群馬ダイヤモンドペガサス|上毛新聞ニュース” (日本語). 上毛新聞. https://www.jomo-news.co.jp/sports/pegasus/69135 2018年8月29日閲覧。 
  5. ^ 「愛の募金」”. www.jomo-news.co.jp. 2018年8月29日閲覧。
  6. ^ 上毛新聞社「上毛新聞百年史」櫻井三男の系譜
  7. ^ 講談社「週刊現代」2018年1月27日号(同年同月15日発売)「『嵐』の優等生・櫻井翔 前橋のお婆ちゃんが「エリートのルーツ」を教えてくれた」pp.139に記載の系譜図
  8. ^ 社史|上毛新聞ニュース” (日本語). 上毛新聞. 2018年8月29日閲覧。

関連項目編集

外部リンク編集