上海南駅(シャンハイみなみえき、サンハイナンザァン、ザンヘヌーゼ、簡体字中国語: 上海南站拼音: Shànghǎi Nánzhàn)は、中華人民共和国上海市徐匯区にある、中国国家鉄路集団(CR)と上海軌道交通(地下鉄)の

上海南駅
中国国家鉄路集団の駅舎
シャンハイみなみ
Shanghai South Railway Station 
所在地 中華人民共和国上海市徐匯区
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR)
上海軌道交通
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上海南駅
各種表記
繁体字 上海南站
簡体字 上海南站
拼音 Shànghăi Nan Zhàn
発音: シャンハイ ナン ヂャン
日本語読み: シャンハイみなみえき
英文 Shanghainan Railway Station[1][2]
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概要 編集

滬杭線内環線(滬新線とも呼ばれる)の新竜華駅の跡地に新設された。この駅は新駅建築工事開始以前に一時期「上海南駅」の名で旅客取扱をしていたことがある。駅舎は上から見ると円形で、屋根は中国の伝統的な亭子の形をしている。

中国国家鉄路集団からは滬昆線(上海南線)と金山鉄路が、上海軌道交通からは1号線3号線15号線が乗り入れる。リニアモーターカーが上海南駅に乗り入れる計画がある。

歴史 編集

中国国家鉄路集団 編集

  • 2001年 - 新龍華駅~梅隴駅間に上海南駅が営業開始。(営業開始日不明)
  • 2002年6月 - 主に杭州行が一日に数便運行しているのを確認。(運行開始日不明)
  • 2004年10月 - 上海南駅新駅の新築工事に伴い閉鎖されているのを確認。旅客業務は梅隴駅へ。(閉鎖開始日不明)
  • 2006年
    • 6月25日 - 上海南駅が試験営業を開始する。同時に、梅隴駅が閉鎖。
    • 7月1日 - 上海南駅が正式に開業する。上海西駅が一時閉鎖された。
  • 2012年9月28日 - 金山鉄路(上海軌道交通22号線)が金山衛駅との間に開通

なお、歴史的には1908年から1937年まで、現在の黄浦区南車站路に(上海南駅中国語版があった。第二次上海事変の被災写真として有名な「上海南駅の赤ん坊」の写真は、この駅で撮影されたものである。この駅は戦災によって使用停止となった。

上海軌道交通 編集

駅構造 編集

中国国家鉄路集団 編集

CR 上海南駅
 
駅舎
シャンハイみなみ
Shanghainan
新竜華 (? km)
(? km) 中国語版
 
所在地  上海市徐匯区滬閔路中国語版289号
北緯31度09分16秒 東経121度25分27秒 / 北緯31.154425度 東経121.42416度 / 31.154425; 121.42416座標: 北緯31度09分16秒 東経121度25分27秒 / 北緯31.154425度 東経121.42416度 / 31.154425; 121.42416
所属事業者 中国国家鉄路集団(CR)
駅等級 1等
管轄鉄路局 中国鉄路上海局集団公司
所属路線 滬昆線(上海南線)・金山鉄路
キロ程 0.0 km(上海南起点)
駅構造 地上駅
ホーム 6面13線
開業年月日 2006年7月1日
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単式ホーム1面1線と5面10線、更に7番線と8番線の間と11番線横に機回し線が1線ずつある、合計6面13線の地上駅。10番線と11番線は金山鉄路専用のホームとなっている。

上海軌道交通 編集

上海軌道交通 上海南站駅
 
10号出口
シャンハイみなみえき
Shanghai South Railway Station
所在地  上海市徐匯区漕河泾街道中国語版滬閔路中国語版国鉄上海南駅旁
1号線:北広場下方
3号線:南広場南側
所属事業者 上海地鉄第一運営有限公司、上海地鉄第三運営有限公司
駅構造 地下駅(1号線)
地上駅(3号線)
ホーム 各1面2線(計2面4線)
開業年月日 1993年5月28日
乗入路線 2 路線
所属路線 1号線
キロ程 6.484 km(莘荘起点)
錦江楽園 (2.089 km)
(1.661 km) 漕宝路
所属路線 3号線
キロ程 0.000 km(上海南站起点)
(1.314 km) 石龍路
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上海南站駅
各種表記
繁体字 上海南站
簡体字 上海南站
拼音 Shànghăi Nán Zhàn
発音: シャンハイ ナン ヂャン
英文 Shanghai South Railway Station
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1号線は上海南駅北広場の地下に位置する地下駅。地下1階がコンコース階、地下2階がホーム階[5]である。コンコース階では入口専用改札口が3ヶ所、出口専用改札口が4箇所ある[5]。ホームは島式1面2線を有しており、フルハイトタイプのホームドアを完備している。

3号線は中国国家鉄路集団のホーム南側に並列して位置する地上駅。ただし、3号線ホームは中国国家鉄路集団の駅舎と連絡しておらず、コンコース階は地下1階である。ホーム階は中国国家鉄路集団のホームと同じく地上1階で、島式1面2線を有しており、可動式ホーム柵を完備している。

両線のホームは、巨大な上海南駅の両側に位置しているため、かなりの距離があるが、地下乗り換え通路が設置されている。

のりば 編集

ホーム配置
配線図
 1F 
   
   
   
   
   
   
   
   
 B2F 
漕宝路駅↑  
   
   
   
       
 
 
 
 
 
 
 
 
       
         
         
       
       
   
錦江楽園駅↓  

※全ての路線において案内上ののりば番号は設定されていない。

番線 路線 行先 備考
1号線ホーム(地下2階)
南方面   1号線 莘荘方面
北方面 徐家匯人民広場上海火車站富錦路方面
3号線ホーム(1階)
南方面   3号線 当駅止まり
北方面 宜山路駅中山公園上海火車站江楊北路方面

駅周辺 編集

北広場側 編集

南広場側 編集

バス路線 編集

南側に、長途汽車站中国語版があり、浙江省福建省など、主に南方へ向かう長距離バスのターミナルとして、利用されている。

市内バスは以下の通り。

  • 南広場:144、164、315、867、973、機場七線、南南線、南川線、上奉専線、上嘉線、上石線、上朱線、上朱線(区間)
  • 北広場:180、180(区間)、301、303、341、729、747、763、803、虹橋枢紐1路
  • 過境線路:50、111、156、157、218、326、703、704、704B、761、816、徐閔線

隣の駅 編集

中国国家鉄路集団
滬昆線(上海南線)
新龍華駅 - 上海南駅 - 莘荘駅
金山鉄路
上海南駅 - 莘荘駅
上海軌道交通
  1号線
錦江楽園駅 - 上海南站駅 - 漕宝路駅
  3号線
上海南站駅 - 石龍路駅

脚注 編集

  1. ^ 铁道部:火车站名含"东西南北"统一改用拼音”. 2017年7月30日時点のオリジナルよりアーカイブ。2016年9月30日閲覧。
  2. ^ 铁道部运输局 (2012). “关于明确铁路车站站名英文译法的通知”. 铁路客货运输专刊 (4): 6. 运营运调电[2012]1911号. 
  3. ^ “轨交高架站加快安装安全门”. 新闻晚报. (2013年12月3日). オリジナルの2017年9月24日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20170924225021/http://newspaper.jfdaily.com/xwwb/html/2013-12/03/content_14727.htm 2017年9月24日閲覧。 
  4. ^ “地铁3号线上海南站站进行车站闸机改造 出行更便捷”. 上海徐汇 (新浪网). (2018年12月12日). オリジナルの2020年11月3日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20201103092134/http://sh.sina.com.cn/news/m/2018-12-12/detail-ihqackaa6079276.shtml 2019年9月11日閲覧。 
  5. ^ a b 车站信息”. 上海地铁. 2014年6月12日時点のオリジナルよりアーカイブ。2017年9月24日閲覧。

関連項目 編集

外部リンク 編集