下野國一社八幡宮

栃木県足利市八幡町にある神社

下野國一社八幡宮(しもつけのくにいっしゃはちまんぐう)は栃木県足利市八幡町にある神社である。源頼義義家父子の創建とされる。

下野國一社八幡宮
所在地 栃木県足利市八幡町387
位置 北緯36度19分26.3秒 東経139度26分09.1秒 / 北緯36.323972度 東経139.435861度 / 36.323972; 139.435861 (下野國一社八幡宮)座標: 北緯36度19分26.3秒 東経139度26分09.1秒 / 北緯36.323972度 東経139.435861度 / 36.323972; 139.435861 (下野國一社八幡宮)
主祭神 誉田別尊
大帯姫命
姫大神
創建 天喜4年(1056年
例祭 4月10日
地図
下野國一社八幡宮の位置(栃木県内)
下野國一社八幡宮
下野國一社八幡宮
下野國一社八幡宮所在地
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由緒 編集

下野國一社八幡宮は、天喜4年(1056年)に 源頼義義家父子が前九年の役に際して戦勝を祈願し男山八幡宮を勧請して創建した八幡宮と言われる。祭神は誉田別尊大帯姫命姫大神である。頼義・義家が創建した後は、源姓足利氏の庇護の下で隆盛したといわれる。足利荘にあったため古くは足利荘八幡宮と呼ばれ、また下野国第一の八幡宮という意味で下野國一社八幡宮あるいは一國一社八幡宮とも称されてきたとされる。

社殿 編集

現在の社殿は文化11年(1814年)の再建で、幣殿・拝殿は平成8年(1996年)から9年(1997年)にかけて保存修理されたもの。

境内社 編集

境内には境内社が複数鎮座する。

  • 門田稲荷神社
    • 榎木稲荷(榎大六天神あるいはお万榎稲荷神社)、伏見稲荷と並び、「日本三大縁切稲荷」の一つ[1]。男女間、病、薬、賭け事等の縁切、病気や災難等の厄除に徳があるとされる。例祭は初午祭で、毎年旧暦の2月最初の午の日に行われる。

文化財 編集

  • 八幡宮本殿附八幡宮本社再建図(県指定)
  • 八幡郷検地帳(県指定)
  • 八幡山古墳群(県指定)
  • 幣殿・拝殿(市指定)
  • 銅像鳥居(市指定)
  • 大永化縁状(市指定)
  • 下野足利領八幡山御縄打水帳及び名寄帳(市指定)
  • 延文記録(市指定)
    • 正式名称「下野国足利庄八幡宮所役勤行目録」[2]。1357年に書かれたもの[1]
  • 八幡宮クロマツ(市指定)
    • 樹齢は明らかではないが、約600年と推定されている。市内最古の古木。昭和40年3月1日指定。
  • 放生会の碑(市指定)

行事 編集

年中行事は以下のとおり。例祭は4月10日

その他 編集

2010年7月より門田稲荷神社と同市内の織姫神社を中心に「あしかがひめたま」という萌えおこしが行われている。

出典 編集

  1. ^ a b 読売新聞栃木版 2017年11月5日 21面「とちぎ見聞録」。
  2. ^ 足利市内の文化財

関連項目 編集