下関市議会(しものせきしぎかい、英語: Shimonoseki City Council)は、山口県下関市に設置されている地方議会である。

下関市議会
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種類
種類
役職
議長
香川昌則(みらい下関)
副議長
安岡克昌(みらい下関)
構成
定数34
院内勢力
  みらい下関 (12)
  創世下関 (7)
  市民連合 (3)
  無所属 (4)
選挙
大選挙区制
前回選挙
2023年2月5日
議事堂
山口県下関市南部町1番1号
ウェブサイト
下関市議会

概要

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会派

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(2023年2月20日現在[3]

会派名 議席数 議員名(◎は代表者)
みらい下関 12 ◎木本暢一、林真一郎、戸澤昭夫、田中義一、香川昌則、安岡克昌、板谷正、東城しのぶ、村中良多、林昂史、山野陽生、下村秀樹
創世下関 7 ◎林透、関谷博、江村卓三、星出恒夫、井川典子、吉村武志、阪本祐季
公明党市議団 5 ◎恵良健一郎、平田陽道、坂本晴美、河野淳一、秋月美佐子
市民連合 3 ◎山下隆夫、濵岡歳生、秋山賢治
日本共産党下関市議団 3 ◎片山房一、桧垣徳雄、桂誠
無所属 4 本池涼子[4]竹村克司[5]、宮野直樹、早川幸汰
34

委員会

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[6]

  • 総務委員会(定数9人)
  • 経済委員会(定数8人)
  • 文教厚生委員会(定数9人)
  • 建設消防委員会(定数8人)
  • 議会運営委員会(定数9人)
  • 議会広報委員会(各会派1名)

議員報酬と諸手当

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  • 月額[7]
    • 議長:655,000円
    • 副議長:590,000円
    • 議員:545,000円
  • 期末手当:6月および12月

議会だより

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  • しものせき議会だより(発行:下関市議会 / 編集:議会広報部会)
    6・9・12・3月の年4回発行[8]

議員定数

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  • 2011年1月30日市議選から定数34人

※2027年市議選から定数32人[9]

沿革

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2017年
  • 3月12日 - 下関市長選挙実施。前田晋太郎(創世下関)が自由民主党公認で、2015年の市議選で落選した元市議の松村正剛が無所属で立候補。安倍晋三首相直系の前田が、林芳正参議院議員に近い現職の中尾友昭を破り初当選。
  • 同日 - 下関市議会議員補欠選挙実施。自民党公認で立候補した星出恒夫が初当選。
2019年
  • 2月3日 - 下関市議会議員選挙実施。林芳正派の安岡克昌がトップ当選を果たした[10]。自民党から公認もしくは推薦を受けた候補者は、41人中23人に及んだ[10]
  • 11月20日 -酒本哲也(4月の県議選に転身)の後継として国民民主党の推薦を受けてこの年の市議選で初当選した東城しのぶが同党を離党[11]
  • 12月19日 - 田辺よし子(無所属)が野党「桜を見る会」追及本部で、首相後援会が会の前日にホテルニューオータニで開いた懇親会の出席者の一部が、会費を払っていないと話していると語った[12]
2020年
  • 2月1日 - 東城しのぶが会派「市民連合」を脱退。田辺よし子が市民連合に入会[13]。東城はほどなくして「みらい下関」に入会し、自民党にも入党した。
2021年
  • 1月14日 - 林透が会派「みらい下関」を脱退し、無所属になった。同年中に「創世下関」に入会。
  • 3月14日 - 下関市長選挙実施。田辺よし子が立候補するも現職の前田が再選を果たす。田辺の辞職に伴う補欠選挙も行われ、元職の江村卓三が当選した。江村は「創世下関」に入会。
2022年
  • 7月8日 - 安倍晋三が奈良市で参院選の遊説中に銃撃され死亡[14]
  • 8月 - 安倍の死の影響で、会派「志誠会」メンバー6人のうち、林真一郎、安岡克昌、小熊坂孝司、板谷正、村中良多は「みらい下関」に入会し、安倍系列の会派「創世下関」は最大派閥から陥落した。「志誠会」メンバーのうち、関谷博は無所属となった[15][16][注 1]
  • 10月8日 - 小熊坂孝司が死去[17]
2023年
  • 2月5日 - 下関市議会議員選挙実施。投票率42.33%。
  • 2月20日 - 市議選後の新しい会派が公表される。「みらい下関」に所属していた星出恒夫と無所属だった関谷博は「創世下関」に入会した。「みらい下関」は12人、「創世下関」は7人という構成になった。
  • 12月20日 - 市議会本会議は、議員定数を2減の32にする条例案が賛成多数で可決した[18]。2027年から実施[18]

選挙

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2023年下関市議会議員選挙

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2023年2月5日執行 当日有権者数:211,687人 最終投票率:42.33% 定数:34人 立候補者数:49人

安倍晋三系の会派「創世下関」の代表だった吉田真次は、安倍昭恵の推薦で、安倍の死去に伴う山口4区補選の候補者に擁立されたため[19][20]、不出馬。安倍派県議の西本健治郎が推す、横野・安岡地域を地盤にした新人の宮野直樹は3番目の得票数で大勝した。「創世下関」所属で、安岡地域を地盤とする現職の福田幸博は次点で落選。同会派所属で、吉見地域を地盤とする現職の濱崎伸浩は次々点で落選した[21][22]

順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
1 安岡克昌 58 自由民主党 3,507
2 香川昌則 59 自由民主党 3,313
3 宮野直樹 41 無所属 2,994
4 本池涼子 32 無所属 2,882
5 秋月美佐子 60 公明党 2,799
6 阪本祐季 33 自由民主党 2,779.566
7 板谷正 57 自由民主党 2,586
8 江村卓三 70 自由民主党 2,477
9 坂本晴美 58 公明党 2,450.433
10 恵良健一郎 51 公明党 2,411
11 関谷博 64 自由民主党 2,370
12 村中良多 41 自由民主党 2,360
13 星出恒夫 66 自由民主党 2,351
14 下村秀樹 63 無所属 2,316
15 井川典子 59 自由民主党 2,290
16 平田陽道 51 公明党 2,165
17 河野淳一 56 公明党 2,149
18 林昂史 33 自由民主党 2,134.071
19 林透 66 自由民主党 2,123.985
20 桂誠 68 日本共産党 1,989
21 木本暢一 65 自由民主党 1,986
22 吉村武志 63 自由民主党 1,974
23 竹村克司 50 れいわ新選組 1,789
24 山野陽生 63 無所属 1,780
25 山下隆夫 68 社民党 1,767
順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
26 秋山賢治 53 立憲民主党 1,740
27 戸沢昭夫 64 自由民主党 1,733
28 田中義一 54 自由民主党 1,725
29 片山房一 69 日本共産党 1,712
30 東城しのぶ 50 自由民主党 1,702
31 林真一郎 72 自由民主党 1,694.347
32 浜岡歳生 69 無所属 1,647
33 桧垣徳雄 58 日本共産党 1,512
34 早川幸汰 28 無所属 1,486
35 福田幸博 75 自由民主党 1,460
36 濱崎伸浩 62 自由民主党 1,445
37 山本千栄子 58 無所属 1,367
38 勝本竜一 46 無所属 1,280
39 長本好政 54 無所属 1,265
40 白石創 47 参政党 1,249
41 西岡広伸 60 日本共産党 1,230
42 島村薫 47 無所属 00937
43 金子義治 54 無所属 00827.835
44 内藤博 52 無所属 00630
45 林吾郎 48 無所属 00542.593
46 篠田知宏 53 無所属 00521
47 楠洋 63 無所属 00501
48 佐々木龍 57 無所属 00197
49 杉村よしはる 67 無所属 00163.164

2021年下関市議会議員補欠選挙

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2021年3月14日執行 当日有権者数:216,871人 最終投票率:37.49% 定数:1人 立候補者数:4人

順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
1 江村卓三 68 自由民主党 31,628
2 下村秀樹 61 無所属 25,228
3 杉村よしはる 66 無所属 12,271
4 佐々木信夫 82 諸派 5,012

2019年下関市議会議員選挙

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2019年2月3日執行 当日有権者数:223,050人 最終投票率:43.37% 定数:34人 立候補者数:41人

順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
1 安岡克昌 54 無所属 4,505
2 香川昌則 55 自由民主党 3,887
3 吉田真次 34 自由民主党 3,505
4 阪本祐季 29 無所属 3,433.52
5 本池涼子 28 無所属 3,135
6 前東直樹 47 公明党 3,064
7 坂本晴美 54 公明党 2,958.479
8 関谷博 60 自由民主党 2,933.575
9 恵良健一郎 47 公明党 2,899
10 村中良多 37 無所属 2,878
11 板谷正 53 自由民主党 2,845
12 河野淳一 52 公明党 2,773
13 井川典子 55 自由民主党 2,653
14 平田陽道 47 公明党 2,518
15 山下隆夫 64 社会民主党 2,477
16 浜崎伸浩 58 無所属 2,449
17 小熊坂孝司 70 自由民主党 2,382
18 吉村武志 59 自由民主党 2,364
19 林真一郎 68 自由民主党 2,297.441
20 田辺よし子 70 無所属 2,271
21 木本暢一 61 自由民主党 2,250
順位 当落 候補者名 年齢 所属党派 新旧別 得票数
22 戸沢昭夫 60 自由民主党 2,229
23 星出恒夫 62 自由民主党 2,217
24 福田幸博 71 自由民主党 2,186
25 亀田博 82 自由民主党 2,165.424
26 田中義一 50 自由民主党 2,137
27 江原満寿男 68 日本共産党 2,105
28 東城しのぶ 46 無所属 2,100
29 林透 62 自由民主党 2,026.858
30 桧垣徳雄 54 日本共産党 1,916
31 浜岡歳生 65 無所属 1,898
32 林昂史 29 無所属 1,828.699
33 片山房一 65 日本共産党 1,810
34 西岡広伸 56 日本共産党 1,743
35 江村卓三 66 自由民主党 1,738
36 下村秀樹 59 無所属 1,431
37 青木博美 61 無所属 1,348
38 松田英二 57 自由民主党 1,131
39 秋山賢治 49 無所属 1,061
40 旦育子 61 無所属 00933
41 鈴尾進 69 無所属 00931

出身者

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脚注

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注釈

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  1. ^ 安倍晋三銃撃事件後の市議会の自民系会派の勢力図の変遷は下記のとおり。
    2022年7月まで
    会派名 議席数 議員名
    創世下関 9 福田幸博、亀田博、林透、吉田真次、井川典子、吉村武志、濵﨑伸浩、阪本祐季、江村卓三
    みらい下関 7 戸澤昭夫、木本暢一、田中義一、香川昌則、星出恒夫、林昂史、東城しのぶ
    志誠会 6 林真一郎、関谷博、安岡克昌、小熊坂孝司、板谷正、村中良多
    2022年8月
    会派名 議席数 議員名
    みらい下関 12 木本暢一、林真一郎、戸澤昭夫、田中義一、香川昌則、星出恒夫、林昂史、東城しのぶ、安岡克昌、板谷正、村中良多、小熊坂孝司
    創世下関 9 吉田真次、福田幸博、亀田博、林透、井川典子、吉村武志、濵﨑伸浩、阪本祐季、江村卓三
    2022年10月8日(小熊坂孝司が死去)
    会派名 議席数 議員名
    みらい下関 11 木本暢一、林真一郎、戸澤昭夫、田中義一、香川昌則、星出恒夫、林昂史、東城しのぶ、安岡克昌、板谷正、村中良多
    創世下関 9 吉田真次、福田幸博、亀田博、林透、井川典子、吉村武志、濵﨑伸浩、阪本祐季、江村卓三
    2023年2月20日(市議選後)
    会派名 議席数 議員名
    みらい下関 12 木本暢一、林真一郎、戸澤昭夫、田中義一、香川昌則、安岡克昌、板谷正、東城しのぶ、村中良多、林昂史、山野陽生、下村秀樹
    創世下関 7 林透、関谷博、江村卓三、星出恒夫、井川典子、吉村武志、阪本祐季

出典

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  1. ^ 国会議員、知事及び県議会議員任期満了日等一覧”. 山口県庁. 2019年12月20日閲覧。
  2. ^ a b c 下関市議会 議長に香川氏を選出 副議長は安岡氏 /山口”. 毎日新聞 (2023年2月28日). 2024年3月16日閲覧。
  3. ^ 下関市議会 - 会派等名簿”. 2023年2月20日閲覧。
  4. ^ 長周新聞社員、日本共産党(左派)
  5. ^ れいわ新選組所属
  6. ^ ようこそ下関市議会ホームページへ”. 下関市議会 (2024年2月22日). 2024年3月28日閲覧。
  7. ^ 下関市議会議員の議員報酬、費用弁償及び期末手当に関する条例 令和元年6月26日 条例第23号 第8条. 2024年3月27日閲覧。
  8. ^ しものせき議会だより”. 下関市議会 (2024年3月1日). 2024年3月16日閲覧。
  9. ^ 下関市議会議員の定数 2削減して32にする条例案可決│山口 NEWS WEB”. NHK (2024年12月21日). 2024年3月16日閲覧。
  10. ^ a b “下関市議選 議会全体には不信任の票 投票率は過去最低を更新”. 長周新聞. (2019年2月4日). https://www.chosyu-journal.jp/yamaguchi/10795 2019年12月19日閲覧。 
  11. ^ “東城・下関市議の離党届を受理 国民民主県連 /山口”. 毎日新聞. (2019年11月22日). https://mainichi.jp/articles/20191122/ddl/k35/010/354000c 2019年12月19日閲覧。 
  12. ^ 大野暢子 (2019年12月20日). “「桜懇親会費払わず」 出席者聞き取り 下関市議が報告”. 東京新聞. https://www.tokyo-np.co.jp/article/politics/list/201912/CK2019122002000127.html 2019年12月20日閲覧。 
  13. ^ 市民連合から東城氏が脱退 下関市議会、田辺氏加入”. 山口新聞 (2020年2月6日). 2023年2月7日閲覧。
  14. ^ 安倍元首相の暗殺 どのように起きたのか”. BBC (2022年7月9日). 2022年7月10日閲覧。
  15. ^ 安倍元首相の地元・下関で進む“安倍離れ” 自民党市議会も最大派閥逆転で王国崩壊”. NEWSポストセブン (2022年10月17日). 2022年12月5日閲覧。
  16. ^ 後ろ盾を失った安倍事務所「直結」市議会派の凋落…“重し”が取れて候補者乱立”. 日刊ゲンダイ (2022年12月1日). 2022年12月5日閲覧。
  17. ^ 訃報:小熊坂孝司さん 74歳=下関市議 /山口”. 毎日新聞 (2022年10月10日). 2022年12月5日閲覧。
  18. ^ a b 下関市議会議員の定数 2削減して32にする条例案可決│NHK山口 NEWS WEB”. NHK (2023年12月21日). 2024年2月16日閲覧。
  19. ^ 山崎毅朗、水田道雄 (2023年1月20日). “難航した安倍晋三元首相の後継選び 動いた昭恵氏、自民公募に市議ら”. 朝日新聞. 2023年3月5日閲覧。
  20. ^ 昭恵夫人、大のお気に入り《安倍晋三の後継者》吉田真次氏への期待は報われるのか”. 現代ビジネス. 講談社 (2013年1月12日). 2023年3月5日閲覧。
  21. ^ 林外相系に勢い、細る安倍元首相系 衆院新山口3区の中心・下関の市議会新勢力”. 中国新聞 (2023年2月17日). 2023年2月22日閲覧。
  22. ^ 安倍派の弱体化を露呈 安倍事務所なき後の必然 下関市議選の結果を分析 本紙記者座談会”. 長周新聞 (2023年2月15日). 2023年3月2日閲覧。

関連項目

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外部リンク

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