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下館駅

日本の茨城県筑西市にある東日本旅客鉄道・日本貨物鉄道・真岡鐵道・関東鉄道の駅

下館駅(しもだてえき)は、茨城県筑西市乙にある東日本旅客鉄道(JR東日本)・日本貨物鉄道(JR貨物)・真岡鐵道関東鉄道。筑西市の代表駅である。

下館駅
Shimodate station from SPICA building.jpg
北口(2018年5月25日)
しもだて
Shimodate
所在地 茨城県筑西市乙86
所属事業者 東日本旅客鉄道(JR東日本)
日本貨物鉄道(JR貨物)
真岡鐵道
関東鉄道
電報略号 シテ
駅構造 地上駅(一部橋上駅
ホーム 3面6線[1]
乗車人員
-統計年度-
(JR東日本)-2018年-
3,317人/日(降車客含まず)
(関東鉄道)-2013年-
580人/日(降車客含まず)
乗降人員
-統計年度-
(真岡鐵道)-2017年-
744人/日
(関東鉄道)-2017年-
1,251人/日
開業年月日 1889年明治22年)1月16日(JR東日本)
1912年(明治45年)4月1日(真岡鐵道)[2]
1913年大正2年)11月1日(関東鉄道)[3]
乗入路線 3 路線
所属路線 水戸線(JR東日本)
キロ程 16.2km(小山起点)
玉戸 (3.7km)
(6.1km) 新治
所属路線 真岡鐵道真岡線
キロ程 0.0km(下館起点)
(2.2km) 下館二高前
所属路線 関東鉄道常総線
キロ程 51.1km(取手起点)
大田郷 (3.8km)
備考 共同使用駅
JR東日本:直営駅管理駅
みどりの窓口
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概要編集

当駅は前述でもあるように、筑西市の代表駅であり、筑西市成立前は(旧)下館市の代表駅でもあった。

同市の中心市街地、板谷波山記念館[4]・しもだて地域交流センターアルテリオ[5]・しもだて美術館(アルテリオ内3F)[6]の最寄駅である。

乗り入れ路線編集

 
下館駅1・2番線ホームから構内を望む。左のディーゼル機関車牽引の客車列車が停まっているのが真岡鐵道の1番線。(2006年12月)

JR東日本・JR貨物の水戸線(旅客営業を行うJR東日本が第一種鉄道事業者、貨物営業を行うJR貨物が第二種鉄道事業者)、真岡鐵道の真岡線、関東鉄道の常総線が乗り入れ、接続駅かつ共同使用駅となっている。真岡線は当駅が起点、常総線は当駅が終点である。

真岡線は元々は水戸線ともども日本国有鉄道(国鉄)の路線であったため、当駅は国鉄(→JR)と関東鉄道の2社共同使用駅であった。しかし、真岡線が第2次特定地方交通線に指定され、国鉄分割民営化の1年後の1988年に真岡鐵道に転換され、3社の共同使用駅となった。

水戸線の列車はほとんどが小山 - 友部間を直通するが、上り下りとも当駅始発・当駅止まりの区間列車が一部ある。真岡線では通年の土休日や長期休暇シーズンに走るSLもおかが当駅を発着する。

歴史編集

駅構造編集

島式ホーム2面4線と単式ホーム1面1線、単式ホームの西側を切欠いた切欠きホーム1線、合計3面6線のホームをもつ地上駅になっている。1番線から6番線まで、北側から順に番号が振られている。切欠きホームの1番線を真岡鐵道[1]、単式ホームの2番線と島式ホームの3・4番線をJR東日本、島式ホームの5・6番線を関東鉄道が使用する。

1・2番線に隣接する北口と、5・6番線上空にある南口の2か所の駅舎(改札口)を有する。改札口は3社共用であり、どちらの改札口でも各線とも乗降車できる(ただし精算が必要な際などにはどちらかの駅舎でしか受け付けていない場合もある)。各ホームは跨線橋で結ばれ、1・2番線ホームと3・4番線ホームにはエレベーターも設置されているが、5・6番線ホームには設置されていない。

関東鉄道常総線のホーム上には精算所があり、終日に渡って係員が配置され、常総線乗車券の改集札や精算を行う。ホームの入口には簡易IC改札機があり、北口改札からICカードで入場して常総線を利用する場合、ここで再度タッチを行う必要がある。

真岡鐵道真岡線のホーム上ではSLもおか号発車前や益子陶器市開催時などには真岡鐵道の社員が配置され、乗車券・SL整理券の販売や精算を行っている。またSuica・PASMO圏外となる真岡線のホーム上には出場専用の簡易IC改札機がある。

北口駅舎

JR東日本所有の地上駅舎で、Suica対応の自動改札機みどりの窓口(営業時間 6 - 21時)・JRの通常の券売機と指定席券売機が設置されている。
関東鉄道・真岡鐵道の普通乗車券は券売機で購入でき、真岡鐵道の回数券・定期券やSLもおかの整理券はみどりの窓口で購入できる。関東鉄道の定期券・回数券・企画乗車券(「TX&常総ライン往復きっぷ」など)は北口駅舎では購入できない。

JR駅としては直営駅管理駅であり、小田林駅 - 羽黒駅間の各駅を管理している。

南口駅舎

関東鉄道所有の橋上駅舎で、跨線橋に接続しており、有人改札を兼ねた窓口と簡易IC改札機がある。エレベーターなどのバリアフリー設備はない。
券売機は関鉄のものとJRの通常の券売機が設置されており、真岡鐵道の普通乗車券もJRの券売機で購入できる。ICカードへのチャージは関鉄の券売機のみで可能。また窓口では関鉄パープルバスが受託運行している筑西市バスの定期券等の申し込みを受け付けている。
JRの「みどりの窓口」および指定席券売機でしか買えない乗車券などは南口駅舎では購入できないため、それらを購入する際は駅の外の歩道橋へ迂回して北口側へ渡るか、構内を横断する場合は入場券を購入するよう案内している。

のりば編集

番線 会社 路線 方向 行先 備考
1 真岡鐵道 真岡線 真岡益子茂木方面
2 JR東日本 水戸線 下り 友部水戸方面[10]
上り 結城小山方面[10] 一部列車のみ
3
4
5 関東鉄道 常総線 下妻水海道守谷取手方面
6

当駅における輸送上の特徴 編集

当駅は茨城県内唯一、3社の鉄道路線が乗り入れる駅である。

  • JR水戸線上り(結城小山方面)
    • 日中は概ね1時間に1本の普通列車が停車する。朝、夕の一部列車には当駅始発の区間列車も設定されている。友部方面からの最終便は当駅止で小山方面の接続は行われていない[11]
  • JR水戸線下り(岩瀬笠間友部方面)
    • 日中は概ね1時間に1本の普通列車が停車する。朝、夕の列車は友部から先、常磐線水戸勝田方面)にも乗り入れる。当駅始発友部方面の定期列車は設定されていない[11]
  • 真岡鐵道真岡線真岡益子茂木方面)
    • 終日1時間に1 - 2本の運行で、「SLもおか」運行日の夕方1本と当駅発の最終列車1本(真岡行き)を除いて、すべて茂木行きである[12][11]

貨物取扱編集

JR貨物の駅は、車扱貨物の臨時取扱駅となっている。定期の貨物列車の発着はないが、関東鉄道常総線や真岡鐵道への車両を輸送する甲種輸送列車が発着する。

利用状況編集

  • JR東日本 - 2018年度(平成30年度)の1日平均乗車人員は3,317人である[利用客数 1]
  • 関東鉄道 - 2017年度(平成29年度)の1日平均乗降人員は1,251人である[利用客数 2]
  • 真岡鐵道 - 2017年度(平成29年度)の1日平均乗降人員は744人である[利用客数 2]

近年の推移は以下のとおりである。

1日平均乗車人員・乗降人員推移
年度 JR東日本
(乗車人員)
関東鉄道 真岡鐵道
(乗降人員)
乗車人員 乗降人員
1998年(平成10年) 4,885[利用客数 3] 687[利用客数 3]   1,082[利用客数 3]
1999年(平成11年) 4,748[利用客数 3] 655[利用客数 3]   1,064[利用客数 3]
2000年(平成12年) 4,530[利用客数 3] 631[利用客数 3]   1,052[利用客数 3]
2001年(平成13年) 4,450[利用客数 3] 588[利用客数 3]   919[利用客数 3]
2002年(平成14年) 4,261[利用客数 3] 517[利用客数 3]   739[利用客数 3]
2003年(平成15年) 4,129[利用客数 3] 476[利用客数 3]   689[利用客数 3]
2004年(平成16年) 4,027[利用客数 4] 500[利用客数 4]   648[利用客数 4]
2005年(平成17年) 3,928[利用客数 4] 539[利用客数 4]   723[利用客数 4]
2006年(平成18年) 3,737[利用客数 4] 596[利用客数 4]   651[利用客数 4]
2007年(平成19年) 3,727[利用客数 5] 645[利用客数 4] 1,195[利用客数 5] 695[利用客数 5]
2008年(平成20年) 3,686[利用客数 5] 681[利用客数 4] 1,245[利用客数 5] 719[利用客数 5]
2009年(平成21年) 3,548[利用客数 5] 602[利用客数 4] 1,105[利用客数 5] 613[利用客数 5]
2010年(平成22年) 3,450[利用客数 5] 443[利用客数 4] 818[利用客数 5] 726[利用客数 5]
2011年(平成23年) 3,332[利用客数 5] 543[利用客数 4] 1,014[利用客数 5] 683[利用客数 5]
2012年(平成24年) 3,393[利用客数 5] 602[利用客数 4] 1,133[利用客数 5] 673[利用客数 5]
2013年(平成25年) 3,386[利用客数 5] 580[利用客数 4] 1,086[利用客数 5] 655[利用客数 5]
2014年(平成26年) 3,281[利用客数 5]   1,098[利用客数 5] 589[利用客数 5]
2015年(平成27年) 3,327[利用客数 5]   1,084[利用客数 5] 579[利用客数 5]
2016年(平成28年) 3,381[利用客数 5]   1,197[利用客数 5] 591[利用客数 5]
2017年(平成29年) 3,405[利用客数 6]   1,251[利用客数 2] 744[利用客数 2]
2018年(平成30年) 3,317[利用客数 1]      

駅周辺編集

当駅は下館市街地の南端にある。

北口編集

 
北口(2018年1月)

中心市街地側

南口編集

 
南口(2018年5月)

パークアンドライド促進事業編集

パークアンドライド促進事業の一環として、関東鉄道常総線の利用者は駐車場が無料で利用できる。利用する際は、5・6番線の中間改札の駅係員にその旨を申告する。

JRでも2008年(平成20年)3月6日にパークアンドライド駐車場を北口に開設した。関東鉄道と異なりJR利用者でも有料(1日400円、通常利用は500円)となっている。支払いは現金のほかSuicaが利用可能である。

バス路線編集

昭和期には関東鉄道のほか東武バス東野交通などの路線バスが乗り入れ、宇都宮市小山市方面、市内各地や旧真壁郡内へ向かうバス路線が乗り入れていた。徐々に路線は廃止され、2008年(平成20年)4月1日に明野町役場(当時)・真壁駅・筑波山口などへ向かう関鉄パープルバスの路線バス3系統が廃止されたのを最後に当駅を発着する路線バスが一時全廃となった。

2011年東日本大震災では不通となったJR水戸線に並行するバスを急遽関東鉄道が独自に運行した。

2014年(平成26年)7月22日に、運転免許センターに向かう高速バス「急行わかば号」が当駅を経由する新たなルートで運行することになり、季節運行ではあるが当駅乗り入れ路線バスが設定されることになった[14]

2016年(平成28年)10月1日からは、当駅から筑波山口へ向かう筑西市広域連携バスの実証実験運行が開始され、これにより8年ぶりに毎日運行の路線バスが復活した[15]。以後、筑西市による実証実験路線の新設や経路見直しなどが毎年行われている。

下館駅停留所(北口)編集

筑西市によるバス路線(関鉄パープルバス運行)

2016年10月より「実証実験」として運行開始、2017年10月より本格運行。2018年10月より一部便が茨城県西部メディカルセンター経由に[16]
  • 筑西市地域内運行バス
    • 茨城県西部メディカルセンター経由・筑西遊湯館行き(一部便は玉戸駅止まり)
2017年10月より「実証実験」として南口発で運行開始。2019年4月に経路を変更し北口発・南口発の2ルートに[17]
  • 筑西市道の駅循環バス
    • 道の駅グランテラス筑西経由・下館駅行き 内回り・外回り(一部便は道の駅グランテラス筑西または小松崎病院前止まり)
2019年7月より「実証実験」として運行開始[18]

下館駅南口停留所編集

筑西市によるバス路線(関鉄パープルバス運行)

  • 筑西市地域内運行バス
    • 県西合同庁舎前経由・筑西遊湯館行き(一部便は玉戸駅止まり)

関鉄パープルバス

  • 急行わかば号 古河・下妻・下館ルート ※3月の平日のみ運行、2019年は運行休止。
    • 運転免許センター(茨城町)行き(当停留所から運転免許センターまで降車不可)

茨城交通

その他編集

  • 水戸線内の休日おでかけパスのフリーエリアは小山駅から当駅までである。
  • 「Suica」と「PASMO」は真岡線以外、それ以外の交通系ICカードは水戸線でのみ使用可能である。

隣の駅編集

東日本旅客鉄道(JR東日本)
水戸線
玉戸駅 - 下館駅 - 新治駅
真岡鐵道
真岡線
下館駅 - 下館二高前駅
関東鉄道
常総線
快速
下妻駅 - 下館駅
普通
大田郷駅 - 下館駅

脚注編集

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記事本文編集

利用状況編集

  1. ^ a b 各駅の乗車人員(2018年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年7月16日閲覧。
  2. ^ a b c d 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成30年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2018年). 2019年5月8日閲覧。
  3. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r 4.運輸・通信【48-50.平均乗車人員】 (PDF)”. 平成18年度統計要覧. 筑西市 (2006年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  4. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成26年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2014年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  5. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac ad 4.運輸・通信 (PDF)”. 平成29年度統計要覧. 筑西市. p. 36 (2017年). 2019年3月9日時点のオリジナルよりアーカイブ。2019年3月9日閲覧。
  6. ^ 各駅の乗車人員(2017年度)”. 東日本旅客鉄道. 2019年3月9日閲覧。

参考文献編集

  • 曽根悟(監修)『週刊 歴史でめぐる鉄道全路線 公営鉄道・私鉄』21号 関東鉄道・真岡鐵道・首都圏新都市鉄道・流鉄、朝日新聞出版分冊百科編集部(編集)、朝日新聞出版〈週刊朝日百科〉、2011年8月7日。

関連項目編集

外部リンク編集