世界ビデオゲームの殿堂

影響力のあるビデオゲームを称える国際的な殿堂

世界ビデオゲームの殿堂[1](せかいびでおげーむのでんどう、: World Video Game Hall of Fame)とは、2015年6月4日に開館した世界に衝撃を与えたコンピュータゲームにスポットを当てることを目的に国際殿堂である。米国ニューヨーク州ロチェスターにあるザ・ストロング国立遊び博物館(The Strong National Museum of Play英語版)の館内の展示「eGameRevolution」にある。ザ・ストロングの中の国際エレクトロニックゲームの歴史センター(International Center for the History of Electronic Games英語版、ICHEG)が共同運営している。この展示の制作者兼キュレーターは、ザ・ストロングの出展研究開発担当副社長であり、ICHEG長もあるジョン=ポール・C・ダイソン[2]。一般からの推薦を受け付ける。

世界ビデオゲームの殿堂
設立 2015年6月4日
目的 世界に衝撃を与えたコンピュータゲームにスポットを当てる
所在地
 上部組織 ザ・ストロング
ウェブサイト www.museumofplay.org/exhibits/world-video-game-hall-of-fame/
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選考基準 編集

世界ビデオゲームの殿堂の対象となるには、ゲームが以下の4基本となる条件を満たしている[3][4]

  • Iconアイコン statusステータス(伝説的な存在)広く認知され、記憶されている。
  • Longevityロンジェビティ(長寿)一過性のブームにとどまらず、長期にわたって人気を博している。
  • Geographicalジオグラフィカル reachリーチ(世界的な広がり)国際的な境界を越えて上記の条件を満たす。
  • Influenceインフルエンス(影響)他のゲームの設計や開発、他のエンターテインメント、あるいは大衆文化や社会一般に大きな影響を及ぼしたこと;前3項を満たしていなくても、この基準で選出される場合がある。

殿堂入りしたゲーム 編集

日本で開発されたゲームは太字で表示。

年度 選ばれたゲーム
2015年 スーパーマリオブラザーズDOOMテトリスパックマンポンWorld of Warcraft
2016年 オレゴン・トレイルシムピープルスペースインベーダーゼルダの伝説ソニック・ザ・ヘッジホッググランド・セフト・オートIII
2017年 ストリートファイターIIドンキーコングHalo: Combat Evolvedポケットモンスター 赤・緑
2018年 ジョン・マッデン・フットボール (1990年)スペースウォー!トゥームレイダースファイナルファンタジーVII
2019年 コロッサル・ケーブ・アドベンチャースーパーマリオカートMicrosoft Solitaire (1990年)モータルコンバット
2020年 King's QuestセンティピードBejeweledMinecraft
2021年 スタークラフトどうぶつの森+Microsoft Flight Simulator (1982年)Where in the World Is Carmen Sandiego? (1985年)
2022年 Civilization (1982年)ゼルダの伝説 時のオカリナDance Dance Revolution (1998年)ミズ・パックマン
2023年 Wii SportsコンピュータースペースThe Last of UsBarbie Fashion Designer

出典 編集

外部リンク 編集