世界新体操クラブ選手権

世界新体操クラブ選手権(せかいしんたいそうクラブせんしゅけん)は、日本東京体育館[1]で開催される新体操の国際大会である。日本新体操連盟主催、国際体操連盟(FIG)・日本体操協会共催、イオン特別協賛で行われる。カップタイトルは「イオンカップ」。

世界新体操クラブ選手権
開始年 1994年
主催 日本新体操連盟
開催国 日本の旗 日本
前回優勝 クラブ:ガスプロム
個人総合:ディナ・アヴェーリナ
最多優勝 クラブ:ガスプロム
個人総合:アリーナ・カバエワ
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概要 編集

新体操の所謂「クラブ世界チャンピオン」を決定する大会である。また、世界唯一の世界ジュニアチャンピオンを決定する大会であり、かつ大会の一部にトーナメント方式を採用しており、「世界選手権」「欧州選手権」と並ぶ世界三大選手権のひとつとされる。

1994年に第1回大会を開催して以来、毎年10月に開催された。

だが、2009年大会は中止[2]。第16回は2010年に開催される。

2020年・2021年大会は新型コロナウイルスの影響で中止。第26回は2022年に開催される。

大会方式 編集

大会は15ヶ国・地域より16クラブ(開催国日本より2クラブ)が参加。

各クラブチームよりシニア選手(16歳以上)2名とジュニア選手(13~15歳)1名の合計3名が出場。「クラブ対抗」では選手3名の合計得点を「クラブ得点」として、予選でのクラブ得点上位6クラブがノックアウト方式のトーナメントを勝ち上がり、クラブ世界一を争う。また、同時に個人得点より「シニア個人総合」「ジュニア個人総合」の順位も決定する。

大会結果 編集

クラブ対抗 編集

開催年 開催地
1 1994年 東京体育館
2 1995年 東京体育館
3 1996年 東京体育館
4 1997年 東京体育館
5 1998年 東京体育館
6 1999年 東京体育館  ガスプロム
7 2000年 東京体育館  ガスプロム
8 2001年 東京体育館  ガスプロム
9 2002年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
10 2003年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
11 2004年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
12 2005年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
13 2006年 三重県営サンアリーナ  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
14 2007年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
15 2008年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  SCイリアナ・イオン
16 2010年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
17 2011年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
18 2012年 代々木第一体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
19 2013年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
20 2014年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
21 2015年 東京体育館  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ・ミンスク
22 2016年 東京体育館  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  デルギナスクール
23 2017年 東京体育館  ガスプロム  ガルモニア・エリート  イオン新体操クラブ
24 2018年 高崎アリーナ  ガスプロム  ディナモ・ミンスク  チーム・イスラエル
25 2019年 高崎アリーナ  ガスプロム  デルギナスクール  ディナモ
26 2022年 東京体育館  ソシエタ・ファブリアーノ  デルギナスクール  NSR/ブーロ

個人総合 編集

シニア 編集

開催年 開催地
1 1994年 東京体育館
2 1995年 東京体育館
3 1996年 東京体育館
4 1997年 東京体育館
5 1998年 東京体育館
6 1999年 東京体育館
7 2000年 東京体育館
8 2001年 東京体育館  アリーナ・カバエワ
9 2002年 東京体育館  アリーナ・カバエワ  イリーナ・チャシナ  タマラ・イエロフィエバ
10 2003年 東京体育館  イリーナ・チャシナ  アリーナ・カバエワ  アンナ・ベッソノバ
11 2004年 東京体育館  アリーナ・カバエワ  イリーナ・チャシナ  アンナ・ベッソノバ
12 2005年 東京体育館  オルガ・カプラノワ  ベラ・セシナ  アンナ・ベッソノバ
13 2006年 三重県営サンアリーナ  ベラ・セシナ  アリーナ・カバエワ  インナ・ジューコワ
14 2007年 東京体育館  オルガ・カプラノワ  ベラ・セシナ  アンナ・ベッソノバ
15 2008年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  アンナ・ベッソノバ  ナタリア・ゴデュンコ
16 2010年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  ダリア・コンダコワ  メリティナ・スタニオウタ
17 2011年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  ダリア・コンダコワ  アリーナ・マキシメンコ
18 2012年 代々木第一体育館  ダリア・ドミトリエワ  アンナ・リザディノワ  メリティナ・スタニウタ
19 2013年 東京体育館  ヤナ・クドリャフツェワ  メリティナ・スタニウタ  マルガリータ・マムン
20 2014年 東京体育館  マルガリータ・マムン  ヤナ・クドリャフツェワ  メリティナ・スタニウタ
21 2015年 東京体育館  マルガリータ・マムン  アンナ・リザディノワ  アレクサンドラ・ソルダトワ
22 2016年 東京体育館  マルガリータ・マムン  アンナ・リザディノワ  アレクサンドラ・ソルダトワ
23 2017年 東京体育館  ディナ・アヴェーリナ  ユリア・ブラービコワ  カチェリーナ・ハルキナ
24 2018年 高崎アリーナ  ディナ・アヴェーリナ  アリーナ・アヴェーリナ  リノイ・アシュラム
25 2019年 高崎アリーナ  ディナ・アヴェーリナ  アリーナ・アヴェーリナ  ブラダ・ニコラチェンコ
26 2022年 東京体育館  ソフィア・ラファエーリ  ビクトリア・オノプリエンコ  ミレナ・バルダッサーリ

ジュニア 編集

開催年 開催地
1 1994年 東京体育館
2 1995年 東京体育館
3 1996年 東京体育館
4 1997年 東京体育館
5 1998年 東京体育館
6 1999年 東京体育館
7 2000年 東京体育館
8 2001年 東京体育館
9 2002年 東京体育館  オルガ・ペスキシェバ  バレリヤ・クリルスカヤ  ドミニカ・セルベンコバ
10 2003年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  エカテリーナ・ ベッツヴェルカイア  ガリーナ・シェルキナ
11 2004年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  マリヤ・ユスケヴィッチ  ミザナ・イスマイロバ
12 2005年 東京体育館  エフゲニア・カナエワ  マリヤ・ユスケヴィッチ  マリーナ・ボイコ
13 2006年 三重県営サンアリーナ  アナスタシア・イワンコワ  ダリヤ・クシュネロワ  エカテリーナ・ドニッチ
14 2007年 東京体育館  アレクサンドラ・エルマコワ  ダリヤ・クシュネロワ  横山加奈
15 2008年 東京体育館  ダリア・ドミトリエワ  メリチナ・スタニオウタ  サミラ・ムスタファエワ
16 2010年 東京体育館  ダリア・スワトコフスカヤ  アリーナ・チャロバ  ビクトリア・シュンカレンコ
17 2011年 東京体育館  アレクサンドラ・ソルダトワ  皆川夏穂  エレナ・ボロティナ
18 2012年 代々木第一体育館  カチェリーナ・ハルキナ  ユリア・ブラービコワ  アナスタシア・ムルミナ
19 2013年 東京体育館  ユリア・ブラービコワ  ハンナ・バズコ  エレオノラ・ロマノワ
20 2014年 東京体育館  ベロニカ・ポリアコワ  マリア・トルバック  ザーラ・ピリエワ
21 2015年 東京体育館  アリーナ・エルモロワ  サビナ・タシュケンバエワ  ザーラ・ピリエワ
22 2016年 東京体育館  マリア・セルジーワ  アリーナ・ハルナスコ  カリン・カントロヴィッチ
23 2017年 東京体育館  アナスタシア・セルゲエワ  アナスタシア・サロス  タクミナ・イクロノワ
24 2018年 高崎アリーナ  アナスタシア・セルゲエワ  山田愛乃  ヤナ・ストリガ
25 2019年 高崎アリーナ  ソフィア・ラファエーリ  ニコール・カラシウク  ソフィア・アガフォノワ
26 2022年 東京体育館  タイシア・オンフリチェック  凛・アレシア・キーズ  ロージェン・ダンブロジオ

放送について 編集

2007年までは日本テレビ放送網で放送されていたが、2008年大会はフジテレビがFIG主催国際大会放映権を獲得した関係もあり、世界クラブ選手権の放映権も同局に移動した。しかし、2010年から2012年まではテレビ朝日に再び移動した。以降、2013年から2016年まではフジテレビで、2017年からはテレビ朝日で放送されている。

ネット局 編集

2017年からはテレビ朝日系列で録画放送されているが、放送日・放送時間は地域により異なっている。

第24回大会(2018年)
放送対象地域 放送局 系列 放送日・放送時間 ネット状況
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 2018年10月6日(土) 10:30 - 11:25 制作局
北海道 北海道テレビ 同時ネット
青森県 青森朝日放送
山形県 山形テレビ
福島県 福島放送
静岡県 静岡朝日テレビ
愛媛県 愛媛朝日テレビ
香川県・岡山県 瀬戸内海放送 2018年10月6日(土) 9:30 - 10:25 1時間先行
熊本県 熊本朝日放送 2018年10月6日(土) 10:35 - 11:30 5分遅れ
山口県 山口朝日放送 2018年10月6日(土) 12:00 - 12:55 1時間30分遅れ
大分県 大分朝日放送 2018年10月6日(土) 13:00 - 13:55 2時間30分遅れ
鹿児島県 鹿児島放送
石川県 北陸朝日放送 2018年10月6日(土) 13:50 - 14:45 3時間20分遅れ
岩手県 岩手朝日テレビ 2018年10月6日(土) 14:00 - 14:55 3時間30分遅れ
秋田県 秋田朝日放送
長崎県 長崎文化放送 2018年10月6日(土) 15:00 - 15:55 4時間30分遅れ
広島県 広島ホームテレビ 2018年10月7日(日) 12:00 - 12:55 遅れネット
長野県 長野朝日放送 2018年10月8日(月・祝) 10:35 - 11:30
福岡県 九州朝日放送 2018年10月8日(月・祝) 10:45 - 11:40
中京広域圏 名古屋テレビ 2018年10月8日(月・祝) 10:51 - 11:45
近畿広域圏 朝日放送テレビ[3] 2018年10月8日(月・祝) 13:55 - 14:50
新潟県 新潟テレビ21 2018年10月8日(月・祝) 14:05 - 15:00
沖縄県 琉球朝日放送 2018年10月8日(月・祝) 14:35 - 15:30
宮城県 東日本放送 2018年10月8日(月・祝) 14:55 - 15:50
第25回大会(2019年)
放送対象地域 放送局 系列 放送日・放送時間 ネット状況
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 2019年11月2日(土) 10:30 - 11:25 制作局
山形県 山形テレビ 同時ネット
福島県 福島放送
愛媛県 愛媛朝日テレビ
北海道 北海道テレビ 2019年11月2日(土) 10:45 - 11:40 15分遅れ
広島県 広島ホームテレビ
大分県 大分朝日放送 2019年11月2日(土) 10:50 - 11:45 20分遅れ
石川県 北陸朝日放送 2019年11月2日(土) 12:00 - 12:55 1時間30分遅れ
香川県・岡山県 瀬戸内海放送 2019年11月2日(土) 13:56 - 14:51 3時間26分遅れ
鹿児島県 鹿児島放送 2019年11月2日(土) 14:00 - 14:55 3時間30分遅れ
青森県 青森朝日放送 2019年11月2日(土) 14:35 - 15:30 4時間5分遅れ
岩手県 岩手朝日テレビ
長崎県 長崎文化放送
福岡県 九州朝日放送 2019年11月4日(月・祝) 10:20 - 11:15 遅れネット
山口県 山口朝日放送 2019年11月4日(月・祝) 10:30 - 11:25
長野県 長野朝日放送 2019年11月4日(月・祝) 10:35 - 11:30
中京広域圏 名古屋テレビ 2019年11月4日(月・祝) 10:50 - 11:45
近畿広域圏 朝日放送テレビ[3] 2019年11月4日(月・祝) 13:55 - 14:50
沖縄県 琉球朝日放送 2019年11月4日(月・祝) 14:45 - 15:40
宮城県 東日本放送 2019年11月4日(月・祝) 14:50 - 15:45
秋田県 秋田朝日放送
静岡県 静岡朝日テレビ
新潟県 新潟テレビ21 2019年11月4日(月・祝) 14:55 - 15:50
熊本県 熊本朝日放送
第26回大会(2022年)
放送対象地域 放送局 系列 放送日・放送時間 ネット状況
関東広域圏 テレビ朝日 テレビ朝日系列 2022年10月30日(日) 11:00 - 11:50 制作局
北海道 北海道テレビ 同時ネット
青森県 青森朝日放送
岩手県 岩手朝日テレビ
宮城県 東日本放送
秋田県 秋田朝日放送
山形県 山形テレビ
福島県 福島放送
長野県 長野朝日放送
静岡県 静岡朝日テレビ
石川県 北陸朝日放送
中京広域圏 名古屋テレビ
広島県 広島ホームテレビ
山口県 山口朝日放送
香川県・岡山県 瀬戸内海放送
愛媛県 愛媛朝日テレビ
福岡県 九州朝日放送
長崎県 長崎文化放送
大分県 大分朝日放送
鹿児島県 鹿児島放送
新潟県 新潟テレビ21 2022年11月3日(木・祝) 14:50 - 15:40 遅れネット
熊本県 熊本朝日放送 2022年11月4日(金) 13:54 - 14:44
沖縄県 琉球朝日放送 2022年11月5日(土) 10:30 - 11:20
近畿広域圏 朝日放送テレビ[3] 2022年11月10日(木) 13:49 - 14:39

脚注 編集

  1. ^ 2006年のみ三重県営サンアリーナ、2012年のみ代々木第一体育館、2018年・2019年のみ高崎アリーナ(東京体育館が2020年東京オリンピックに向けた改修工事で休館となっているため)。
  2. ^ 三重県にて世界選手権が開催された関係で。
  3. ^ a b c 2018年3月31日までは、同年4月1日の認定放送持株会社移行に伴う商号変更並びに分社化前のため、朝日放送。

関連項目 編集