メインメニューを開く

中代 文雄(なかしろ ふみお、1918年3月3日 - 没年不明[1])は日本東宝所属の操演技師東京都出身。

目次

概歴編集

1945年(昭和20年)、東宝撮影所の特殊機械係に入社。

1953年(昭和28年)、円谷英二の勧めで操演技師となる。

1972年(昭和47年)、東宝撮影所を退社しフリーになる。

エピソード編集

操演技師として、特撮映画に欠かせないミニチュアの飛行シーンなどでは、これを吊るためのピアノ線がくっきりと写ってしまっては興ざめとなるため、中代も苦心したという。特撮に使われるピアノ線は0.25mmから0.1mmの細さだったが、それでも写ってしまうため、ツヤ消し処理をする、照明技師と相談して照明を極力そらしてもらう、観客の心理を逆手にとってミニチュアをさかさまに吊る、など苦労が絶えなかった。

このピアノ線での工夫では、背景と同色に塗っても太くなってしまうため、最終的には東京の産業奨励会館でキャメラのシャッターと同じツヤ消しの色調を研究し、ピアノ線をこの色調で染めたという。

消息について、平成5年には、映画「ゴジラVSメカゴジラ」公開後に出版された、書籍「ゴジラVSメカゴジラ」(東宝出版事業室)で、旧円谷組スタッフの座談会に参加している。また、平成26年5月に放送された、NHKの番組「プロジェクトX挑戦者たち ゴジラ誕生 〜特撮に賭けた80人の若者たち〜」で、有川貞昌、富岡素敬らと共に出演している。

主な作品編集

脚注編集

  1. ^ 『別冊映画秘宝 初代ゴジラ研究読本』洋泉社(洋泉社MOOK)、2014年、「初代ゴジラスタッフ 評伝」239頁。

参考文献編集

  • 『東宝特撮映画全史』(東宝、1983年)
  • 『別冊映画秘宝 初代ゴジラ研究読本』(洋泉社、2014年)