中国サッカー協会
中国サッカー協会(ちゅうごくサッカーきょうかい、中国語: 中国足球协会)は、中華人民共和国におけるサッカーの活動の振興を行う統括団体である。現在中国サッカー協会は国家体育総局サッカー運動管理センター(中国語: 国家体育总局足球运动管理中心)と“一つの機構に二つの看板”の状態で、国家体育総局の下部組織となっている。
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名称 | ||||
中国語表記 | 中國足球協會 中国足球协会 | |||
英語表記 | Chinese Football Association | |||
略称 | CFA | |||
FIFAコード | CHN | |||
歴史 | ||||
設立 | 1924年[1] | |||
FIFA加盟 | 1931年[1](1959年~73年除く) | |||
AFC加盟 | 1974年 | |||
EAFF加盟 | 2002年 | |||
組織 | ||||
国または地域 | ![]() | |||
本部 | 北京市東城区夕照寺街 | |||
会長 | 袁偉民[2] | |||
公式サイト |
歴史編集
1958年に中華民国サッカー協会の名称問題でFIFAを脱退。1974年にAFC加盟、1979年にはFIFA再加盟を果たすが、この結果中華民国サッカー協会はOFCへ移籍した。なお名称問題は1981年より中華民国サッカー協会が対外的には“中華台北サッカー協会”の名称を使用する事で解決している(チャイニーズタイペイも参照)。
会長編集
中国サッカー協会初期の会長はサッカー関係者が就任しており、大概サッカー中国代表のヘッドコーチか監督経験者であった。しかし1992年より中国サッカー協会主席は中国国家体育総局(元の国家体育委員会)の責任者が兼任する事となった。現在の主席は国家体育総局局長の劉鵬であるが、実権はない名誉職である。
現在中国サッカー協会と中国サッカーの実質上の管理を行っているのはサッカー協会第一副主席、またの名は“専職副主席”で、1989年に設置され、1996年よりサッカー協会実質上の管理を一手に引き受け、同時に国家体育総局サッカー運動管理センターの主任も兼務している。しかし最初に実権を握った王俊生以降の全ての副主席はサッカー関係者では無く、ここ十年来の中国サッカー界は門外漢が管理する特殊な状況が続いている。
歴代主席及び専職副主席編集
任期 | 主席 | 専職副主席 |
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1955年-1979年 | 黄中 | - |
1979年-1985年 | 李鳳楼 | - |
1985年-1989年 | 袁偉民 | - |
1989年-1992年 | 年維泗 | 孫宝栄 |
1992年-2000年 | 袁偉民(兼任) | 王俊生 |
2000年-2004年 | 閻世鐸 | |
2005年-2008年 | 謝亜竜 | |
2009年 | 南勇 | |
2010年 | 韋迪 |
ガバナンス編集
脚注編集
- ^ a b “China PR on FIFA.com”. 国際サッカー連盟. 2013年3月11日閲覧。
- ^ 「 国際サッカー連盟憲章」と「中国サッカー協会憲章」に基づき、サッカー協会会長はサッカー協会代表者会での選挙によって選出される。しかし中国サッカー協会では2003年から2010年まで7年間サッカー代表者会が招集されていない。このため国際サッカー連盟における中国サッカー協会会長は未だに袁偉民であって、国家体育総局局長の劉鵬ではないのである。
- ^ “元アジア王者など11クラブが中国リーグ退会に、資金難で”. AFP (2020年5月26日). 2020年5月26日閲覧。
関連項目編集
外部リンク編集
- 中国サッカー協会 (簡体字中国語)(英語)