中村歌昇 (4代目)
日本の歌舞伎役者
四代目 中村歌昇(よだいめ なかむら かしょう、1989年〈平成元年〉5月6日 - [1])は、俳優、歌舞伎役者。屋号は播磨屋。定紋は揚羽蝶。歌舞伎名跡「中村歌昇」の当代。本名は小川 雄朗(おがわ たけお)[1]。東京都出身。所属事務所はフロム・ファーストプロダクション。伯父に五代目中村歌六、従兄弟に五代目中村米吉が居る。
よだいめ なかむら かしょう 四代目 中村歌昇 | |
屋号 | 播磨屋 |
---|---|
定紋 | 揚羽蝶 |
生年月日 | 1989年5月6日(35歳) |
本名 | |
襲名歴 | 1. 四代目中村種太郎 2. 四代目中村歌昇[1] |
別名 | 藤間勘助(日本舞踊宗家藤間流) |
出身地 | 日本・東京都 |
父 | 三代目 中村又五郎 |
兄弟 | 初代 中村種之助 |
妻 | 四代目萩岡松韻の次女・萩岡信乃 |
子 | 五代目中村種太郎 初代中村秀乃介 |
公式サイト | 燿の会オフィシャルサイト|歌舞伎役者 中村又五郎/中村歌昇/中村種之助 播磨屋 フロムファーストプロダクション|FROM FIRST PRODUCTION |
各種お稽古事は次の通り。 ①日本舞踊:三世藤間勘祖・八世藤間勘十郎、②長唄三味線:芳村伊十一郎、③鳴物:中井一夫、④義太夫節:竹本葵太夫、⑤清元節:清元志寿朗(※2010年当時)[2]。
若手の歌舞伎役者仲間で趣味の「歌舞伎ダーツクラブ」を作っている。リーダーは、二代目中村勘太郎(のち六代目中村勘九郎)。メンバーは、四代目中村梅枝・二代目尾上松也・四代目中村種太郎(のち四代目中村歌昇)・中村壱太郎・坂東新悟など(※2010年当時)[3]。
来歴
編集- 1989年(平成元年)5月 三代目中村歌昇(現・三代目中村又五郎)の長男として東京に生まれる。
- 1994年(平成6年)6月 歌舞伎座『道行旅路の嫁入』の旅の若者で四代目・中村種太郎を名乗って初舞台。
- 2011年(平成23年)9月 歌舞伎座『菅原伝授手習鑑』の車引の舎人杉王丸ほかで四代目中村歌昇を襲名。
- 2013年(平成25年) オンワード樫山のメンズブランド「五大陸」のアンバサダーの一人に選ばれる[4]。
- 2014年(平成26年)10月 山田流箏曲萩岡派四代目家元の萩岡松韻の次女・萩岡信乃と婚約[5]。
- 2015年(平成27年)3月 挙式・披露宴[6]。
- 2016年(平成28年)2月 第1子(長男)が誕生[7][8][9]。
- 2018年(平成30年) 重要無形文化財(総合認定)に認定され、伝統歌舞伎保存会会員となる[10]。
- 2022年(令和4年) 歌舞伎座「秀山祭九月大歌舞伎」第一部「寺子屋」において、長男が五代目中村種太郎、次男が初代中村秀乃介を名のり初舞台[11][12]。
出演
編集テレビドラマ
編集映画
編集- 犬、回転して、逃げる(2023年3月17日、アイエス・フィールド)[14]
- おまえの罪を自白しろ(2023年10月20日、松竹)[15]
受賞歴
編集- 国立劇場特別賞(1998年・2001年・2007年)
- 国立劇場奨励賞(2006年・2008年)
脚注
編集出典
編集- ^ a b c d 『読売年鑑2013』P.596(読売新聞東京本社,2013年3月27日刊行)
- ^ “第2回 中村種太郎(芸の眼差し、遊の素顔)”. 歌舞伎美人 (松竹株式会社). (2010年11月10日) 2022年2月15日閲覧。
- ^ “第3回 中村梅枝(芸の眼差し、遊の素顔)”. 歌舞伎美人 (松竹株式会社). (2010年12月9日) 2022年2月15日閲覧。
- ^ “愛之助、松也、歌昇、壱太郎、隼人がメンズブランド「五大陸」アンバサダーに就任”. 歌舞伎美人. (2013年10月28日) 2014年10月30日閲覧。
- ^ “歌舞伎界のホープ・中村歌昇 萩岡信乃さんと婚約 来春に披露宴”. スポニチ. (2014年10月30日) 2014年10月30日閲覧。
- ^ “中村歌昇、萩岡信乃さんと挙式・披露宴を報告「更に精進をしてまいります」”. ORICON STYLE (株式会社oricon ME). (2015年3月30日) 2016年2月28日閲覧。
- ^ “中村歌昇に第1子男児が誕生「一層精進」昨年「下町」でドラマデビュー”. Sponichi Annex (スポーツニッポン新聞社). (2016年2月28日) 2016年2月28日閲覧。
- ^ 『婦人画報9月号』(ハースト婦人画報社,2021年7月30日発売)歌舞伎の底力p.226-227
- ^ “小川綜真さん、小川大晴さんインタビュー「いつかお獅子の毛ぶりがしたいです!」”. 婦人画報9月号・歌舞伎の底力より (株式会社ハースト婦人画報社). (2021年8月14日) 2022年2月25日閲覧。
- ^ “会員一覧 | 伝統歌舞伎保存会”. www.kabuki.or.jp. 2020年10月25日閲覧。
- ^ “歌昇、種太郎、秀乃介が語る「秀山祭九月大歌舞伎」”. 歌舞伎美人. 松竹株式会社 (2022年8月25日). 2022年9月6日閲覧。
- ^ 「中村歌昇の息子2人が9月に初舞台 長男・種太郎の将来の夢は「ニュースキャスター」」『スポーツ報知』2022年8月17日。2022年9月6日閲覧。
- ^ “歌舞伎俳優・中村歌昇、『下町ロケット』でテレビドラマデビュー”. ORICON STYLE (2015年12月2日). 2015年12月2日閲覧。
- ^ “7ORDER長妻怜央×宮澤佐江の共演作公開、泥棒と警官によるサスペンスコメディ”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2022年12月25日) 2022年12月25日閲覧。
- ^ “中島健人の主演映画「おまえの罪を自白しろ」に池田エライザ、山崎育三郎ら出演”. 映画ナタリー (ナターシャ). (2023年7月24日) 2023年7月24日閲覧。
関連項目
編集外部リンク
編集- 耀の会オフィシャルサイト
- 中村歌昇 - フロム・ファーストプロダクション
- 中村歌昇 (4代目) - 歌舞伎俳優名鑑
- 中村歌昇 (@kasho_nakamura) - Instagram
- 中村歌昇 - 日本タレント名鑑