中江 俊夫(なかえ としお、1933年2月1日 - )は、日本の詩人

福岡県久留米市生まれ。軍人であった父に従い全国を転々とする。岡山県立倉敷天城高等学校時代に永瀬清子の影響で詩に興味を持つ。関西大学文学部国文科卒業。大学在学中に処女詩集『魚のなかの時間』を出版。詩誌『櫂』に参加したのち、鮎川信夫らの『荒地』の同人となる。1964年『20の詩と鎮魂歌』で第4回中部日本詩賞受賞。1973年『語彙集』で第3回高見順賞受賞。1996年『梨のつぶての』で第3回丸山薫賞受賞。西宮市在住。

著書 編集

  • 『暗星のうた 詩集』的場書房 1957
  • 『拒否 散文詩集』文童社 1959
  • 『20の詩と鎮魂歌』思潮社 1963
  • 『中江俊夫詩集』思潮社(現代詩文庫)1971
  • 『語彙集』思潮社 1972
  • 『中江俊夫詩集』全3巻 山梨シルクセンター出版部・サンリオ 1973-1976
  • 『しいの木とよう子』黒田康夫写真 エルム(メルヘンの国) 1976
  • 『火と藍』青土社 1977
  • 『不作法者 詩集』思潮社 1979
  • 『頭東足西』編集工房ノア 1984
  • 『うそうた 少年詩集』理論社(詩のみずうみ) 1986
  • 『就航者たち』詩学社 1987
  • 『たべもの』伊藤秀男福音館書店(福音館の幼児絵本) 1994
  • 『気体状 Gas state』ミッドナイト・プレス 1994
  • 『梨のつぶての』ミッドナイト・プレス 1995
  • 『田舎詩篇』思潮社 1997
  • 『伝言』思潮社 2010
  • 『かげろうの屋形』書肆山田 2012
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