中竹 竜二(なかたけ りゅうじ、1973年5月8日 - )は、日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクター。株式会社TEAMBOX代表取締役[1]。ラグビー20歳以下(U20)日本代表元監督。早稲田大学ラグビー蹴球部監督株式会社やる気スイッチグループホールディングス社外取締役。

中竹竜二

経歴 編集

福岡県中間市出身。小学校1年生時から地元の少年ラグビークラブでラグビーを始め、福岡県立東筑高等学校3年生時には同校ラグビー部主将、及び福岡県選抜チーム・オール福岡の主将を務める。

1992年高校卒業後、福岡大学商学部に入学。1年後1993年早稲田大学人間科学部に合格し福岡大学を中退。早稲田大学入学と同時にラグビー蹴球部に入部する。3年生まで公式戦出場経験がなかったにもかかわらず、部員の信望の厚さから、4年時に主将(第78代)に選出、大学選手権準優勝。

卒業後、イギリスに留学し、レスター大学大学院社会学部修了。

2001年三菱総合研究所に入社。その一方で社会人ラグビークラブのタマリバクラブに所属しヘッドコーチを務める。

2006年4月清宮克幸の後を受け早稲田大学ラグビー蹴球部の監督に就任、また三協フロンテアに入社。2007年、2008年と全国大学選手権連覇。

2010年2月監督を退任。3月日本ラグビーフットボール協会初代コーチングディレクターに就任。

2012年20歳以下(U20)日本代表監督に就任。日本ラグビーフットボール協会コーチングディレクターも引き続き務める。しかし大会前に行った遠征ではU20ウェールズ代表との試合で7-119という大敗を喫する。それに対し中竹は「あのウェールズだったら、ジャパンでも負けたと思いますもん。」とコメントを残した。

2014年再びU20日本代表ヘッドコーチに就任、ワールドラグビーチャンピオンシップにて初のトップ10入りを果たす。

2014年企業のリーダー育成トレーニングを提供する株式会社TEAMBOXを設立する[1]

2016年アジアラグビーチャンピオンシップにて日本代表ヘッドコーチ代行として指揮をとる。2017年ヘッドコーチを退任。

2021年6月株式会やる気スイッチグループホールディングス社外取締役就任。

著書 編集

単著 編集

  • 『監督に期待するな 早稲田ラグビー「フォロワーシップ」の勝利』(講談社、2008年)ISBN 9784062145213
  • 『挫折と挑戦 壁をこえて行こう』(PHP研究所<YA心の友だちシリーズ>・2008年)ISBN 9784569687872
  • 『リーダーシップからフォロワーシップへ カリスマリーダー不要の組織づくりとは』(阪急コミュニケーションズ、2009年)ISBN 9784484092041
  • 『判断と決断 ―不完全な僕らがリーダーであるために』 (東洋経済新報社、2011年)ISBN 9784492556870
  • 『鈍足だったら、速く走るな』(経済界、2011年)ISBN 9784766784992
  • 『人を育てる期待のかけ方』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2011年)ISBN 9784799310373
  • 『まとめる技術 』(フォレスト2545新書、2012年)ISBN 9784894518681
  • 『指導者の「指導者」が教える先生の力を最大限に引き出すメソッド』(東洋館出版社、2013年)ISBN 9784491029467
  • 『部下を育てるリーダーのレトリック』(日経BP社、2013年)ISBN 9784822249717
  • 『自分で動ける 部下の育て方 期待マネジメント入門』(ディスカヴァー・トゥエンティワン、2014年)ISBN 9784799314791
  • 『特別な才能はいらない 自分にしかできないスクールリーダーになろう』(教育開発研究所、2017年)ISBN 9784873804828

共著 編集

  • 対談CD『どんな状況でも勝ち続ける組織のつくり方』(真田茂人・中竹竜二・起業家大学共著、起業家大学出版、2009年)ISBN 9784863180833
  • 『失敗から何度でも立ち上がる僕らの方法』(中竹竜二・税所篤快)(PHP研究所、2016年)ISBN 9784569829012

監訳 編集

  • 『マネジャーの最も大切な仕事――95%の人が見過ごす「小さな進捗」の力』(英治出版、2017年)ISBN 9784862762405

脚注 編集

外部リンク 編集