中西 正和(なかにし まさかず、1943年5月16日 - 2000年11月4日)は、日本計算機科学者慶應義塾大学理工学部教授

主な業績は、日本のLISP黎明期における処理系の開発、ガーベッジコレクション研究、コンピューター教育など。

経歴 編集

  • 1966年 慶應義塾大学工学部卒業
  • 1967年 慶應義塾大学情報科学研究所のTOSBAC-3400で、KLISPを開発。以後、日本のLISP研究、教育に尽力した。
  • 1970年代から、「計算機械論および同実習」として PDP-11 のアセンブラによるプログラミング授業を始める。
  • 1974年 理工学部数理工学科の設立に際し、管理工学科から移籍。第一回 Lisp コンテスト を開催。
  • 1975年 学位論文「LISP万能関数を基盤とした再帰的関数の評価機能」で慶應義塾大学より工学博士の学位を取得。
  • 1980年代から、夏のコンピュータ教室を開催し、慶應義塾の一貫教育校(小中高)の児童・生徒に LogoCPascalLISPBASICZ80アセンブリ言語などを教える。
  • 1980年 APPLE LISPを発表。当時のマイコンでも稼動する本格的でユニーク機構をもつLISP処理系として注目される。
  • 1996年 学科改組に伴い情報工学科に移籍。

著書 編集

趣味 編集

  • 歴史年表の作成

外部リンク 編集