中野京子
経歴編集
北海道生まれ[4]。早稲田大学大学院修士課程修了[5][6]。オペラ、美術などについて多くのエッセイを執筆する。2007年に発表された『怖い絵』を端緒とする『怖い絵』シリーズが大ヒットとなる。新聞や雑誌に連載をもつほか、テレビの美術番組にも出演する[7][8]。早稲田大学講師[9]。『怖い絵』シリーズの刊行10周年を記念して2017年に開催された「怖い絵」展では、特別監修を務めた[10][11]。
作品リスト編集
「怖い絵」シリーズ編集
詳細は「怖い絵」を参照
- 『怖い絵』 朝日出版社 2007 / 角川文庫 2013
- 『怖い絵 2』 朝日出版社 2008
- 【改題】『怖い絵 泣く女篇』 角川文庫 2011
- 『怖い絵 3』 朝日出版社 2009
- 【改題】『怖い絵 死と乙女篇』 角川文庫 2012
- 『新 怖い絵』 KADOKAWA 2016 / 角川文庫 2020
- 『怖い絵のひみつ。 「怖い絵」スペシャルブック』 KADOKAWA 2017
- 『もっと知りたい「怖い絵」展』 KADOKAWA 2019年
- 【改題】『展覧会の「怖い絵」』 角川文庫 2022
「名画で読み解く 12の物語」シリーズ編集
- 『名画で読み解く ハプスブルク家12の物語』 光文社新書 2008
- 『名画で読み解く ブルボン王朝12の物語』 光文社新書 2010
- 『名画で読み解く ロマノフ家12の物語』 光文社新書 2014
- 『名画で読み解く イギリス王家12の物語』 光文社新書 2017
- 『名画で読み解く プロイセン王家12の物語』 光文社新書 2021
「危険な世界史」シリーズ編集
- 『危険な世界史』 角川書店 2008
- 【改題】『危険な世界史 血族結婚篇』 角川文庫 2011
- 『危険な世界史 運命の女篇』 角川書店 2011 / 角川文庫 2014
「残酷な王と悲しみの王妃」シリーズ編集
- 『残酷な王と悲しみの王妃』 集英社 2010 / 集英社文庫 2013
- 『残酷な王と悲しみの王妃 2』 集英社 2015 / 集英社文庫 2019
「名画の謎」シリーズ編集
- 『中野京子と読み解く名画の謎 ギリシャ神話篇』 文藝春秋 2011
- 【改題】『名画の謎 ギリシャ神話篇』 文春文庫 2015
- 『中野京子と読み解く名画の謎 旧約・新約聖書篇』 文藝春秋 2012
- 【改題】『名画の謎 旧約・新約聖書篇』 文春文庫 2016
- 『中野京子と読み解く名画の謎 陰謀の歴史篇』 文藝春秋 2013
- 【改題】『名画の謎 陰謀の歴史篇』 文春文庫 2018
- 『中野京子と読み解く名画の謎 対決篇』 文藝春秋 2015
- 【改題】『名画の謎 対決篇』 文春文庫 2018
- 『中野京子と読み解く フェルメールとオランダ黄金時代』 文藝春秋 2022 ISBN 978-41-6-391545-6
「運命の絵」シリーズ編集
- 『中野京子と読み解く運命の絵』 文藝春秋 2017
- 【改題】『運命の絵』 文春文庫 2020
- 『中野京子と読み解く運命の絵 もう逃れられない』 文藝春秋 2019
- 【改題】『運命の絵 もう逃れられない』 文春文庫 2022
- 『中野京子と読み解く運命の絵 なぜ、ままならない』 文藝春秋 2020
「美貌のひと」シリーズ編集
- 『美貌のひと 歴史に名を刻んだ顔』 PHP新書 2018
- 『美貌のひと 2 時空を超えて輝く』 PHP新書 2021
単発作品編集
- 『オペラでたのしむ名作文学』 さ・え・ら書房 1996
- 【改題】『おとなのための「オペラ」入門』 講談社+α文庫 2009
- 『映画の中のオペラ』 未來社 1997
- 『かくも罪深きオペラ スキャンダラスな名作たち』 洋泉社 1999
- 【改題】『愛と裏切りの作曲家たち』 知恵の森文庫 2015
- 『紙幣は語る』 洋泉社 新書y 2001
- 『情熱の女流「昆虫画家」 メーリアン波乱万丈の生涯』 講談社 2002
- 『恋に死す』 清流出版 2003
- 【改題】『歴史が語る恋の嵐』 角川文庫 2009
- 『恋するヒロイン オペラにみる愛のかたち』 ショパン 2004
- 『メンデルスゾーンとアンデルセン』 さ・え・ら書房 2006
- 【改題】『芸術家たちの秘めた恋 メンデルスゾーン、アンデルセンとその時代』 集英社文庫 2011
- 『恐怖と愛の映画102』 文春文庫 2009
- 『「怖い絵」で人間を読む』 生活人新書 2010
- 『印象派で「近代」を読む 光のモネから、ゴッホの闇へ』 NHK出版新書 2011
- 『マリー・アントワネット運命の24時間 知られざるフランス革命、ヴァレンヌ逃亡』 朝日新聞出版 2012
- 【改題】『ヴァレンヌ逃亡 マリー・アントワネット運命の24時間』 文春文庫 2014
- 『名画と読むイエス・キリストの物語』 大和書房 2012 / 文春文庫 2016
- 『はじめてのルーヴル』 集英社 2013 / 集英社文庫 2016
- 『名画に見る男のファッション』 KADOKAWA 2014 / 角川文庫 2016
- 『中野京子が語る 橋をめぐる物語』 河出書房新社 2014
- 【改題】『怖い橋の物語』 河出文庫 2018
- 『「絶筆」で人間を読む 画家は最後に何を描いたか』 NHK出版新書 2015
- 『欲望の名画』 文春新書 2019
- 『画家とモデル 宿命の出会い』 新潮社 2020
- 『異形のものたち 絵画のなかの「怪」を読む』NHK出版〈生活人新書〉、2021年4月。ISBN 978-4-14-088651-9。
- 『名画の中で働く人々 「仕事」で学ぶ西洋史』 集英社 2022
共編著編集
- 『ドイツ語アウトライン 初級文法読本』 小澤直共編 同学社 1995
- 『ドイツマルク物語』 同学社 1996
- 『ドイツ語センターライン 初級文法読本』 同学社 1998
- 『怖いへんないきものの絵』 早川いくを共著 幻冬舎 2018
翻訳編集
- アーヒム・ブレーガー『パパをむかえに』 神崎巌共訳 さ・え・ら書房 1990
- ナスリーン・ジーゲ『ソンボ 川のほとりの少女』 さ・え・ら書房 1991
- ミリアム・プレスラー『ビターチョコレート』 さ・え・ら書房 1992
- アントン・ディータリヒ『ゴヤ』 岩崎美術社「巨匠のデッサン・シリーズ」 1992
- ミリアム・プレスラー『夜の少年』 さ・え・ら書房 1992
- クリスティアン・ゲールハール『クレー』 岩崎美術社「巨匠のデッサン・シリーズ」 1992.8
- バルバラ・カーフェマン、イングリット・ローシュテーター『強姦する父 娘への性的虐待』 五十嵐蕗子共訳 未来社 1992.7
- 『廃墟から 47年グループ短篇集』 神埼巖共訳 早稲田大学出版部「シリーズ現代ドイツ文学」 1993.1
- トーマス・ベルクマン『訴えてやる! ドイツ隣人間訴訟戦争』 未来社 1993.12
- ペーター・H.ヤーミン『失踪!』 荒地出版社 1995
- トーマス・ブレツィナ「タイガーチーム事件簿」さ・え・ら書房、1998
- 火山島のなぞ
- 消えたメカ・モンスター
- ファラオの呪い
- アンゼルム・グリューン『天使に会える日 あなたをたすける39のエンジェルたち』 洋泉社 1999
- シュテファン・ツヴァイク『マリー・アントワネット』 角川文庫(上下) 2007
メディア出演編集
雑誌編集
『季刊ムラマツ』 (2015年冬号)- 『Shine 輝く女性たち』 file.04
脚注編集
- ^ 中野京子『危険な世界史 運命の女篇』角川書店、208ページ、2011年、ISBN 978-4-04-110032-5
- ^ “ドイツ文学者、中野京子さんが語る『怖い絵』展「『恐怖』には多彩な顔」 兵庫県立美術館で待望の企画展”. 産経WEST (産経新聞社). (2017年7月28日) 2018年7月31日閲覧。
- ^ “「怖い絵」中野京子氏が語る「絵をよむ面白さ」”. 日経ビジネス. 日経BP社 (2018年7月27日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ “ドイツ文学者・中野京子(1) 本物を見なくちゃ分からない”. 産経ニュース (産経新聞社). (2017年11月6日) 2018年7月31日閲覧。
- ^ 『文藝年鑑』 2011年
- ^ “継母は実は実母だった!? シンデレラの真実”. AERA dot.. 朝日新聞出版 (2018年1月20日). 2018年7月31日閲覧。
- ^ “中野 京子 先生 【美術】”. 日本テレビ. 2018年8月1日閲覧。
- ^ “中野京子『怖い絵』が展覧会に!神戸・東京で開催決定 ナビゲーターは吉田羊”. ほんのひきだし. 日本出版販売株式会社 (2017年6月27日). 2018年9月9日閲覧。
- ^ “特別展「大エルミタージュ美術館展 世紀の顔 西欧絵画の400年」開催”. 教育つうしん 今月のトップニュース(平成24年7月号). 名古屋市. 2018年8月5日閲覧。
- ^ “第31回JRタワーおとな大学の開催について” (プレスリリース), 札幌駅総合開発株式会社, (2018年2月23日) 2020年8月2日閲覧。
- ^ “怖い……でも見たい! 大好評の「怖い絵」展。 見てから読む? 読んでから見る?”. ダ・ヴィンチニュース. KADOKAWA (2017年10月27日). 2018年9月8日閲覧。