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株式会社串カツ田中(くしかつたなか)は、関東圏を中心に直営とフランチャイズで外食チェーン店を展開する2002年に創業された企業である[註 1][4][1][5][6]大阪伝統の味である串かつを日本を代表する食文化の一つとすることを目標としている[5]主幹事証券会社大和証券株主名簿管理人三井住友信託銀行である[1]

株式会社串カツ田中ホールディングス
KUSHIKATSU TANAKA HOLDINGS CO.
種類 株式会社
市場情報
本社所在地 日本の旗 日本[1]
東京都品川区東五反田一丁目7番6号 藤和東五反田ビル
設立 2002年3月
業種 小売業
法人番号 8010901029204
事業内容 持株会社
代表者 貫啓二
資本金 5億6591万4200円(2016年10月17日現在)
発行済株式総数 1,450,000株(平成28年9月14日現在)
売上高 2,510,606千円
(平成27年11月期)
営業利益 267,507千円
(平成27年11月期)
純利益 183,938千円
(平成27年11月期)
純資産 501,669千円
(平成27年11月期)
総資産 2,034,985千円
(平成27年11月期)
従業員数 110人
(平成28年7月31日現在)
決算期 11月末日
会計監査人 新日本監査法人
主要株主 ノート 32.60%
貫啓二 21.56%
貫花音 3.91%
大和証券 3.54%
田中洋江 3.24%
(2018年11月30日現在[2]
主要子会社 串カツ田中
外部リンク https://kushi-tanaka.co.jp/
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株式会社串カツ田中[3][4]
KUSHIKATSU TANAKA CO.[1]
種類 株式会社[1]
本社所在地 日本の旗 日本[1]
東京都品川区東五反田一丁目7番6号 藤和東五反田ビル [1]
設立 2018年6月
業種 小売業[1]
法人番号 8010901029204
事業内容 飲食事業[1]
代表者 貫 啓二[3][4][1]
資本金 5億6591万4200円(2016年10月17日現在)
発行済株式総数 1,450,000株(平成28年9月14日現在)[1]
売上高 2,510,606千円
(平成27年11月期)[1]
営業利益 267,507千円
(平成27年11月期)[1]
純利益 183,938千円
(平成27年11月期)[1]
純資産 501,669千円
(平成27年11月期)[1]
総資産 2,034,985千円
(平成27年11月期)[1]
従業員数 110人
(平成28年7月31日現在)[1]
決算期 11月末日[1]
会計監査人 新日本監査法人[1]
主要株主 串カツ田中ホールディングス
外部リンク https://kushi-tanaka.com/
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店舗外観

目次

概要編集

串カツ田中は2002年の創業の企業で、2008年12月に1号店を世田谷区内の住宅街の一角にオープンした[3][4][1]。当初は、2016年9月時点で副社長をつとめる田中洋江の亡き父、田中勇吉が残した秘伝のレシピをもとにメニューを開発[6]。その後、月商は順調に伸び、2011年には方南町店をフランチャイズ化した[6]。さらに、出店ができていなかった関西では岸和田、沖縄でも久茂地でそれぞれ新店舗をオープンすることで進出を果たした[6]

今後の戦略編集

串カツ田中としては関西、九州を中心に、全国的に店舗網を広げていきたい考えであるとされ、実際に東証マザーズへの新規上場時に公表された有価証券届出書には「全国1000店体制」を目標とする旨の記載がなされている[1][6]。本場大阪には2016年7月末時点では2店舗だけしかなかったが[7]、2018年6月現在は7店舗と拡大中である。

また、店舗運営上の戦略として串カツ田中では、串かつを大阪の「伝統的なB級グルメ」と呼び、料理の職人抜きでも運営できる店舗を志向し、また価格帯も低く設定することで、高級路線ではなくファミリー層の開拓も実行している[5][6]。さらに路面店の場合は、路面1階に店舗を構えるようにすることで、店外にも店内の雰囲気を伝えられるようにする店舗設計を採っている[6]

一方で、現在の出店先は7割以上が住宅街の一角である点が課題の一つで、上場後は繁華街にも出店数の増加により課題を克服することを目論んでいると社長の貫はマスコミに語っている[4]。また、財務上の戦略として、顧客が気軽に立ち寄れるよう客単価を2400円程度とするように価格設定し、同時に店舗でクレジットカードが原則使えない体制を採ることで、外食産業に取り組んでいる企業にしては収益力が高い状況にしつつ、同時に常に現金が回る財務体質をとっている[5][6]

沿革[8]編集

  • 1998年(平成10年) 11月 - 貫啓二 個人事業にて飲食業を創業
  • 2002年(平成14年) 3月 - ケージーグラッシーズ有限会社設立
  • 2006年(平成18年) 12月 - 商号を株式会社ノートに変更
  • 2008年(平成20年) 12月 - 串カツ田中1号店オープン(東京都・世田谷店)
  • 2014年(平成26年)
    • 2月 - 「外食アワード2013」受賞
    • 7月 - 串カツ田中関西圏1号店オープン(大阪府・岸和田店)
    • 9月 - 串カツ田中東海地区1号店オープン(愛知県・金山店)
    • 同月 - 串カツ九州地区1号店オープン(沖縄県・久茂地店)
  • 2015年(平成27年)
    • 1月 - 串カツ田中北海道1号店オープン(北海道・平岸店)
    • 8月 - 商号を株式会社串カツ田中に変更
  • 2018年(平成30年) 
    • 6月 - 持株会社体制へ移行し、商号を株式会社串カツ田中ホールディングスへ変更。また、会社分割により飲食事業を新設した株式会社串カツ田中へ継承[9]
  • 2019年(令和元年) 6月 - 串カツ田中ホールディングスが東京証券取引所1部へ市場変更。

マザーズ上場編集

2016年9月14日に、串カツ田中は東証マザーズ上場する[3][4][1][10]。上場時の主幹事証券会社大和証券が務める[註 2]。上場に伴い得られる資金の使途は、10億5000万円を直営店の新規出店のための設備投資資金に充当し、そこで残額が生じた場合は長期借入金の返済資金の一部に充当する[1]。なお、新規出店目的の資金に関しては、平成28年11月期に1億5000万円を、平成29年11月期に4億5000万円を、平成30年11月期に4億5000万円を充当する予定[註 3][1]であり、具体的な支出が決定するまでは安全性の高い金融商品等で運用する方針としている[1]

投資家による評価編集

上場期の会社予想の一株利益は195円となっている[10]決算は11月末であり、上場から期末までの時間は3カ月ということから、会社発表の業績予想達成の確度は相当高いと見る投資家が居る[10]。また、公開価格は3900円であり、会社予想ベースの利益基準でPERが20倍となり、やや割高と言われる水準にあるが、飲食企業である串カツ田中には株価を後押しする「材料」があるとされた[10]。即ちそれは、株主優待配当のことであるが、串カツ田中では、上場の段階ではこの2つの実施を公表してはおらず、上場後市場で株式が流通している中で、この2つが実施されることが明らかとなった場合、投資家には好感され、株価が上昇すると見られていた[10]。一方、2016年9月14日には串カツ田中以外に、デジタルアイデンティティ(6533)とカナミックネットワーク(3939)の2社が新規上場を予定しており、またこの2社は所謂IT関連企業ということから、上場日の購入需要は串カツ田中以外の2社に流れると見られており[10]、その影響から、公開価格と比べ、上場後初値の上昇に期待ができないというリスクも存在していた[10]

役員編集

代表取締役社長
取締役副社長

ノンスモーキングチャレンジ編集

  • 2018年6月の店内全面禁煙に伴い、同年11月より喫煙者向けにノンスモーキングチャレンジを開始。たばこの箱を掲示すると、注文したドリンク1杯がメガサイズにサイズアップされる。

メニュー編集

串カツだけにとらわられず、ご当地大阪でも専門店に行かないとまず食べることのできない肉吸いなどの大阪や兵庫を由来とされる料理だけではなく、更には居酒屋系メニューなども多数揃える。

串カツ
大阪名物
兵庫名物
その他
お通し

脚注・出典編集

脚注編集

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  1. ^ 当初はケージーグラッシーズという社名であった[3][1]。その後、2006年12月に株式会社ノートへ商号変更、さらに2015年7月現社名となる[1]
  2. ^ 株式の引受けを行う引受シ団は、大和証券の他、SBI証券みずほ証券いちよし証券SMBCフレンド証券SMBC日興証券丸三証券マネックス証券岩井コスモ証券が組成する[1]
  3. ^ 平成28年11月期には6店舗、平成29年11月期には18店舗、平成30年11月期には18店舗の出店を目論んでいる[1]

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j k l m n o p q r s t u v w x y z aa ab ac E32592:株式会社串カツ田中 S1008GSX:有価証券届出書(新規公開時) (EDINET 有価証券届出書 平成28年8月10日提出・開示) 2016年9月10日確認
  2. ^ 有価証券報告書(第17期)
  3. ^ a b c d e 『串カツ田中――大衆居酒屋を展開、都内中心に120店舗(ルーキープロファイル)』 (日経産業新聞 2016年9月9日号 17ページ) 2016年9月10日確認
  4. ^ a b c d e f 『串カツ田中、串カツ店、120店展開(新規公開株の横顔)』日本経済新聞 2016年9月7日朝刊15ページ 2016年9月10日閲覧
  5. ^ a b c d 串カツ田中(3547)の実力診断 (四季報オンライン 2016年9月6日 東洋経済新報社) 2016年9月10日確認
  6. ^ a b c d e f g h 「串カツ田中」創業7年で上場する酒場の正体 老若男女、子どもにも愛されるB級グルメ (東洋経済オンライン 2016年8月19日) 2016年9月8日確認
  7. ^ | 大阪人は知らない「串カツ田中」が東証マザーズ上場 | 1からはじめる初心者にやさしい投資信託入門
  8. ^ 沿革
  9. ^ 会社分割による持株会社体制への移行に伴う吸収分割契約締結及び定款変更(商号及び事業目的の一部変更)に関するお知らせ”. 串カツ田中ホールディングス. 2018年1月12日閲覧。
  10. ^ a b c d e f g 9月IPOの串カツ田中は「伝家の宝刀」を狙い撃つべし! 配当・優待なしが好都合のワケ (四季報オンライン 2016年9月8日配信) 2016年9月10日確認
  11. ^ | 「東京撤退の直前に見つかった秘伝のレシピ」 串カツ田中の貫啓二社長が明かす開店秘話 (3/3ページ) - SankeiBiz(サンケイビズ)
  12. ^ 正しい事業は全部、串カツ田中が教えてくれた【前編】 | FROGGY (フロッギー)
  13. ^ − 株式会社串カツ田中 取締役 副社長 企画部長 | 社長・役員の経歴
  14. ^ 上原善広『被差別の食卓』(新潮社、2005年6月) ISBN 4-10-610123-8
    こちら文芸&学芸書籍編集部(SOFTBANK Creative)メールマガジン「週刊ビジスタニュース」 2005年7月27日より。

外部リンク編集