久伊豆神社 (さいたま市)

さいたま市岩槻区宮町の神社(旧県社)

久伊豆神社(ひさいずじんじゃ)は、さいたま市岩槻区宮町二丁目にある神社である。岩槻の総鎮守とされている。旧社格は県社。境内は岩槻城址の一部である。なお、「久伊豆神社」は当社のほかに岩槻区内に8社鎮座している。

久伊豆神社
久伊豆神社新拝殿
拝殿
所在地 埼玉県さいたま市岩槻区宮町2-6-55
位置 北緯35度57分34.6秒 東経139度42分10.7秒 / 北緯35.959611度 東経139.702972度 / 35.959611; 139.702972座標: 北緯35度57分34.6秒 東経139度42分10.7秒 / 北緯35.959611度 東経139.702972度 / 35.959611; 139.702972
主祭神 大国主命
社格県社
創建 (伝)欽明天皇
例祭 春季例大祭 4月19日
秋季例大祭 10月19日
地図
久伊豆神社の位置(埼玉県内)
久伊豆神社
久伊豆神社
地図
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歴史 編集

創建は古く、一説には約1,400年前欽明天皇の時代に土師氏が出雲から久伊豆明神(大己貴命)の分霊を勧進し岩槻に社殿を建立したのにはじまるとされている。1457年長禄元年)、太田道灌が岩槻城を築城した際、当社を岩槻城の鎮守とした。

久伊豆神社は、埼玉県元荒川流域を中心に分布する神社である。祭神は大己貴命(大国主)である。久伊豆神社の分布範囲は、平安時代末期の武士団である武蔵七党の野与党・私市党の勢力範囲とほぼ一致している。加須市玉敷神社(たましきじんじゃ)は、かつて「久伊豆明神」と称しており、久伊豆神社の総本社とされている。

1873年に村社、1923年に郷社に列格した。神社では県社への列格を希望していたが、県社に昇格したのは1945年10月19日であった。1875年に不審火により全ての建物が焼失し、1915年までに再建された。

クイズ神社 編集

「久伊豆」が「くいず」とも読めることから「クイズ神社」とも呼ばれ[1]、岩槻久伊豆神社が日本テレビクイズ番組「史上最大!第11回アメリカ横断ウルトラクイズ」(1987年)の国内第二次予選会場として選ばれた[2]

脚注 編集

  1. ^ 岩槻久伊豆神社、2016年5月10日閲覧。
  2. ^ 書籍版「アメリカ横断ウルトラクイズ 11」 日本テレビ放送網、第二次予選のページに記載

関連項目 編集

外部リンク 編集