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久光製薬株式会社: HISAMITSU PHARMACEUTICAL CO.,INC.)は、 佐賀県鳥栖市東京都千代田区丸の内に本社を置く日本の医薬品メーカー[2]登記簿上の本店は佐賀県鳥栖市に置く。消炎鎮痛剤のロングセラーとして有名な「サロンパス」でその名を知られている[2]

久光製薬株式会社
HISAMITSU PHARMACEUTICAL CO.,INC.
Hisamitsu Pharmaceutical company logo.svg
九州本社・鳥栖工場
九州本社・鳥栖工場
種類 株式会社
市場情報
東証1部 4530
1962年9月1日上場
名証1部 4530
1971年9月22日上場
福証 4530
1962年9月1日上場
大証1部(廃止) 4530
2010年7月11日上場
本社所在地 日本の旗 日本
【本店・九州本社】
〒841-0017
佐賀県鳥栖市田代大官町408番地
【東京本社】
〒100-6330
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
設立 1944年5月22日
(三養基製薬株式会社)
業種 医薬品
法人番号 7300001006281
事業内容 医薬品、医薬部外品、医療機器等の製造販売および輸出入
代表者 代表取締役会長CEO 中冨博隆
代表取締役社長COO 中冨一榮
資本金 84億7,300万円
(2018年2月28日現在)[1]
発行済株式総数 9,516万4,895万株
(2018年2月28日現在)[1]
売上高 連結:1,478億7,000万円
単独:1,123億9,100万円
(2018年2月期)[1]
営業利益 連結:263億4,500万円
単独:205億1,600万円
(2018年2月期)[1]
経常利益 連結:282億4,500万円
単独:213億6,900万円
(2018年2月期)[1]
純利益 連結:191億1,900万円
単独:146億2,100万円
(2018年2月期)[1]
純資産 連結:2,452億2,700万円
単独:2,256億8,700万円
(2018年2月期)[1]
総資産 連結:2,999億1,300万円
単独:2,649億3,000万円
(2018年2月期)[1]
従業員数 連結:2,823[899]人
単独:1,595[318]人
(2018年2月28日現在)[1]
決算期 毎年2月末日
会計監査人 有限責任あずさ監査法人
主要株主 日本生命保険相互会社(4.11%)
福岡銀行(4.07%)
佐賀銀行(3.11%)
ティー・ケー・ワイ(1.93%)
(2018年2月28日現在)[1]
主要子会社 関連企業の項目を参照
外部リンク http://www.hisamitsu.co.jp/ Sound-icon.svg音量注意
特記事項:経営指標は 2018年2月期 第116期 有価証券報告書
従業員数は就業人員であり、臨時従業員数は[ ]内に年間の平均人員を外数で記載している。
自己株式、信託口、持株会は主要株主から除外。
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目次

会社概要編集

創業者の久光仁平が1847年(弘化4年)に同社の前身となる「小松屋」を創業。当時は「奇神丹」などの丸薬を製造していた。仁平が1877年(明治10年)の秋に死去すると、長男の久光與市(与市)が家督を継いだとされ、その後は與市の三男である中冨三郎が家督を継いだ。 久光兄弟合名会社時代の1934年(昭和9年)に今日まで同社の主力製品となる「サロンパス」を発売[2]。 これがロングセラーとなったことで同社の基礎を固めると共に、1965年(昭和40年)に現社名に改称する。その後も「エアーサロンパス」、「サロンシップ」 、「サロンパス-ハイ」などの製品を次々と送り出す一方で、「モーラス」 / 「モーラステープ」ほか、医療機関用(処方箋医薬品)消炎剤にも進出しており、2005年(平成17年)にはエスエス製薬の医療用医薬品事業を譲受する。エスエス製薬の医療用医薬品は湿布薬などの外用消炎鎮痛薬が主流で、当社の得意分野を譲受したともいえる。

製品開発・生産については佐賀県鳥栖市に所在する本社(その他栃木県宇都宮市にも工場が存在する)でおこなわれているが、営業、宣伝、マーケティングなどその他一連の業務については、東京都千代田区に所在する東京本社でおこなわれている。

社章(丸囲みで「小」)は小松屋の紋章である。

親戚・遠縁編集

  • 龍角散社長の藤井隆太は、雑誌『プレジデント・ファミリー』の中で「うちや小林製薬さん、久光製薬さんといった同族経営の製薬メーカーは、一緒にビジネスをしたり、 系図をたどると遠縁にあったりと関係が深いです。 」と発言している。
  • この三社の製品は、株式会社・龍角散の「龍角散」、久光製薬の「サロンパス」、小林製薬の「アンメルツヨコヨコ」、「サカムケア」、「熱さまシート」、「ニノキュア」、「命の母A」などは、中国で評判となり、神薬と呼ばれている。
  • 三浦館保存会理事長の会長をつとめていた中冨たつ子の旧姓は三浦といい、自民党議員だった三浦盛典(もりすけ)の娘。秋田県出身。久光製薬の会長の中冨博隆の妻である。

沿革編集

  • 1847年弘化4年) - 久光仁平が小松屋として創業。
  • 1868年明治元年) - 売薬法の制定と共に久光常英堂と改称。
  • 1869年(明治2年)- 「奇神丹」を発売。
  • 1871年(明治4年) - 仁平は長男で26才の久光與市(与市)に家督を譲り,小松屋は久光常英堂小松屋から久光常英堂と改称。
  • 1903年(明治36年)- 仁平の三男・久光三郎は先に分家した兄・久光千太郎を含む4人兄弟で、久光兄弟合名会社を設立し、個人から法人へ。代表者は三郎。「朝日万金膏」(鎮痛消炎貼付剤)や「奇神丹」(健胃清涼剤)を発売。
  • 1903年(明治38年)- 10月、久光三郎は旧久留米藩士の士族・中冨家に迎えられ,中冨三郎となる。
  • 1934年昭和9年) - 中冨三郎の時代に鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス」を発売[2]
  • 1936年(昭和11年) - 朝鮮半島や中国東北部などに「サロンパス」の輸出を開始[2]
  • 1944年(昭和19年)5月 - 久光兄弟合名会社が中心となり、統制会社「三養基製薬株式会社」を設立。
  • 1948年(昭和23年)2月 - 田代鉱機工業株式会社を設立。
  • 1951年(昭和26年)2月 - 三養基製薬株式会社が久光兄弟合名会社・田代鉱機工業株式会社を合併し、商号を久光兄弟株式会社に変更。中冨正義が社長に就任。
  • 1962年(昭和37年) - 東京証券取引所2部・福岡証券取引所上場。
  • 1963年(昭和38年) - スプレー式鎮痛消炎剤「エアーサロンパス」を発売。
  • 1964年(昭和39年) - 大阪証券取引所2部上場。
  • 1965年(昭和40年)4月 - 商号を久光製薬株式会社に変更。
  • 1971年(昭和46年) - 鎮痛消炎シップ剤「サロンシップ」を発売。
  • 1972年(昭和47年) - 名古屋証券取引所2部上場。
  • 1973年(昭和48年) - 東京証券取引所、大阪証券取引所、名古屋証券取引所各1部指定替え。
  • 1982年(昭和57年) - 鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス-ハイ」を発売。
  • 1985年(昭和60年) - 「サロンパスA」を発売[2]
  • 1986年(昭和61年) - 鎮痛消炎プラスター剤「サロンパス30(サーティ)」を発売。
  • 1987年(昭和62年) - 「のびのびサロンシップ」発売。
  • 1988年(昭和63年) - 「モーラス【医療用医薬品】」発売。
  • 1989年平成元年) - ロゴマーク導入。
  • 1991年(平成3年) - 「エアーサロンパスEX」発売。
  • 1993年(平成5年) - 「サロンシップ温熱用具 直貼」発売。
  • 1994年(平成6年) - 「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」開催、ロゴマーク変更。
  • 1995年(平成7年) - 「モーラステープ【医療用医薬品】」発売。
  • 1996年(平成8年) - 「サロンパスA(1985年発売)」のビタミンE倍増版である「サロンパスAe」を発売[2]
  • 1998年(平成10年) - 無臭性の鎮痛消炎パップ剤「のびのびサロンシップα」及び鎮痛消炎プラスター「ら・サロンパス」を発売。「ライフセラ」を立ち上げ、スキンケア事業に進出。
  • 2001年(平成13年) - 丸東産業と資本提携、傘下に収める。
  • 2003年(平成15年)
    • 1月 - 水虫薬「ブテナロック」を発売。
    • 6月 - 現在のロゴマーク変更。
    • 8月 - フェルビナク配合テープ剤「フェイタス」を発売。
  • 2004年(平成16年) - 「久光製薬KBCオーガスタゴルフトーナメント」の冠スポンサーから撤退。2005年(平成17年)以降は他のスポンサーの参加により継続。
  • 2005年(平成17年)
    • 4月 - エスエス製薬の医療用医薬品事業を譲受(エスエス製薬は完全子会社で休眠会社となっていた株式会社バイオメディクスへ医療用医薬品事業を分割譲渡。当社はバイオメディクスの株式をエスエス製薬から取得し事業を譲受。バイオメディクスは同日付で久光メディカル株式会社に商号変更)。
    • 5月 - 「サロンパスワールドレディースゴルフトーナメント」開催(現在は「LPGAツアー ワールドレディースチャンピオンシップ サロンパスカップ」の名称変更の上継続中)。
    • 12月 - 日本初となる映画館ネーミングライツを取得。「丸の内ルーブル」を「サロンパスルーブル丸の内」に改称する。
  • 2006年(平成18年)
    • 2月 - 「Hisamitsu健康通販」ブランドで健康食品等の通信販売事業を開始。
    • 3月 - 「のびのびサロンシップ(1987年発売)」の改良版である「のびのびサロンシップs」を発売。
    • 5月 - 連結子会社のジェノファンクションの株式を株式会社RNAiへ譲渡。
    • 10月 - 高カロリー輸液用混合ビタミン剤「M.V.I.」の事業をアイロム製薬(現・共和クリティケア)へ譲渡。
  • 2007年(平成19年)4月 - 子会社の久光メディカルを吸収合併。
  • 2008年(平成20年)
    • 2月 - 「ブテナロック」にかゆみどめ成分などを配合した処方強化版「ブテナロックV」を発売。
    • 5月 - フェルビナク配合のスプレー式鎮痛消炎剤「エアーサロンパスDX」を発売。
    • 11月 - インドメタシン配合の鎮痛消炎プラスター「サロンパスEX」を発売。
    • 12月 - 目薬「眼涼(がんりょう)」シリーズでは初の涙液型目薬「眼涼潤(がんりょうじゅん)」を発売。
  • 2009年(平成21年)
    • 7月 - 血中高コレステロール改善薬「コレストン」を発売。
    • 8月 - 「フェイタス」の姉妹ブランドとして、ジクロフェナクナトリウムを配合した新シリーズ「フェイタスZ」を発売。
  • 2010年(平成22年)7月 - 大阪証券取引所上場廃止。
  • 2011年(平成23年) - 久光製薬技術諮詢(北京)有限公司設立(中国)。
  • 2012年(平成24年)
    • 1月 - 祐徳薬品工業との資本業務提携を発表し、同社の発行済み株式の15%を取得[3]
    • 7月 - サノフィ・アベンティス株式会社(現・サノフィ株式会社)との合弁で、一般用医薬品(アレルギー関連治療薬)のマーケティングを目的とする久光-サノフィ株式会社を設立。
    • 11月 - 日本で初めてフェキソフェナジン塩酸塩をスイッチOTC化したアレルギー専用鼻炎薬「アレグラFX」を発売。
  • 2013年(平成25年)
  • 2014年(平成26年)
  • 2015年(平成27年)
    • 4月17日 - 「サロンパス」のサリチル酸メチルとL-メントールの含まれた「におい」をアメリカなどで商標登録したことなどに対し[4]特許庁から「商標活用」を評価され平成27年度「知財功労賞」を受けた[5]
    • 中冨博隆代表取締役会長 最高経営責任者(CEO)就任
    • 中冨一榮代表取締役社長 最高執行責任者(COO)就任
    • 「フェイタス®メディカルサポーター」発売
    • 「サロンパス®」日米同時発売
    • マニラ支店開設(フィリピン)
    • P.T.ヒサミツ ファルマ インドネシア新工場竣工
    • 「モーラス®パップXR120mg」発売
  • 2016年(平成28年)
  • 2017年(平成29)
    • 「のびのび®サロンシップ®F」発売
    • 創業170周年
    • 久光製葯(中国)有限公司設立
  • 2018年(平成30年)

事業所編集

本店・九州本社・鳥栖工場・鳥栖研究所
佐賀県鳥栖市田代大官町408番地
東京本社
東京都千代田区丸の内二丁目4番1号
宇都宮工場
栃木県宇都宮市清原工業団地23-8
筑波研究所
茨城県つくば市観音台1-25-11
札幌支店
北海道札幌市中央区北1条西26丁目4-1
仙台支店
宮城県仙台市青葉区花京院1-1-20
東京第一支店・東京第二支店
東京都渋谷区笹塚二丁目1番6号 笹塚センタービル8階
東京第三支店
栃木県宇都宮市東宿郷5-1-16
名古屋支店
愛知県名古屋市千種区仲田二丁目7番11号
大阪支店
大阪府大阪市中央区南船場一丁目11番12号
広島支店
広島県広島市南区金屋町2番15号
福岡支店
福岡県福岡市博多区東那珂二丁目2番10号
さいたま営業所
埼玉県さいたま市大宮区下町1-45
千葉営業所
千葉県千葉市美浜区中瀬2-6-1
横浜営業所
神奈川県横浜市西区みなとみらい3-6-4
金沢営業所
石川県金沢市鞍月4-106
京都営業所
京都府京都市中京区車屋町通御池下ル梅屋町358
高松営業所
香川県高松市磨屋町3番地1

ロゴマークについて編集

「Hisamitsu」のロゴマークは1989年から制定されており、これまでに過去2回変更されている。また、3代目ロゴマークからは従来ロゴの下にあった「久光製薬」の表記がテレビCMのサウンドロゴを含めてなくなり、ロゴマークのみとなった(パッケージへの表記については、2代目に変更された時から一部ではあったが「久光製薬」の表記はなくなっていた)。

  • 初代(1989年 - 1994年):「HISAMITSU」と大文字で表記し、"H"の横棒は緑の四角であった。
  • 2代目(1994年 - 2003年5月):「Hisamitsu」に変更し、斜体文字となる。また、"H"の横棒は3段ステップとなった[注釈 1]
  • 3代目(2003年6月 - ):安定感を表すため太めのフォントに変更し、"H"の横棒は「無限の可能性」を追い求めるという意味を込め、無限大(∞)をモチーフとしたものとなる。

なお、小松屋の小がデザインされた社章は現在でも引き続き使用されている。

またCMで使用される「ヒ・サ・ミ・ツ」のサウンドロゴは、2015年11月6日付けで「音」の商標第一号として登録されている[注釈 2]

スポーツ協賛活動編集

主な商品編集

関連企業編集

スポンサー番組編集

テレビ編集

テレビ番組において、近年はスポンサークレジットが2種類存在しており、白文字表示時は久光製薬、カラー表示時はHisamitsuとなっている。

現在
過去

ラジオ編集

現在

脚注編集

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注釈編集

  1. ^ この他同社のロゴマークを擁したネオンサイン1990年代中期から、今日まで渋谷に設置している。2003年(平成15年)以降は同社のロゴマークも変更されている。
  2. ^ 登録番号・第5804299号
  3. ^ 2018年9月まではスポンサークレジットが久光製薬となっていたが、2018年10月からは一部スポンサーのカラー表示化に伴い、スポンサークレジットがHisamitsuになった。

出典編集

  1. ^ a b c d e f g h i j 久光製薬株式会社 第116期 有価証券報告書”. EDINET (2018年5月25日). 2019年5月20日閲覧。
  2. ^ a b c d e f g “久光製薬発展の原動力 サロンパス80周年”. 佐賀新聞 (佐賀新聞社). (2014年6月12日) 
  3. ^ a b 祐徳薬品工業株式会社との資本業務提携について (PDF) - 久光製薬株式会社 ニュースリリース 2012年1月17日(2012年5月4日閲覧)
  4. ^ 読売新聞2015年8月18日朝刊第13版10経済
  5. ^ 特許庁公式サイト> 特許庁について > 最近の動き > フォトギャラリー > 平成27年度「知財功労賞」表彰式を行いました。
  6. ^ “東京2020 オリンピック・パラリンピック競技大会オフィシャルパートナー(外用鎮痛消炎剤)に決定!” (PDF) (プレスリリース), 久光製薬株式会社, (2018年2月6日), http://www.hisamitsu.co.jp/company/pdf/news_release_180206.pdf 2018年2月15日閲覧。 

参考文献編集

関連項目編集

外部リンク編集