久 正人(ひさ まさと、1976年[1]12月24日[2][3] - )は、日本漫画家

久 正人
生誕 (1976-12-24) 1976年12月24日(47歳)
日本の旗 日本 神奈川県
職業 漫画家
活動期間 2003年 -
ジャンル 少年漫画青年漫画
代表作ジャバウォッキー
ノブナガン
エリア51 (漫画)
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人物 編集

神奈川県出身[2]慶應義塾大学文学部卒業[4]

大学の漫画研究会に入ってから漫画を書き始め、4年時に作品の持ち込みで佳作を受賞する[4]講談社の『月刊アフタヌーン』の新人賞「アフタヌーン四季賞」を複数回受賞[4]したのち、2003年に同社刊の『月刊マガジンZ』で初の連載となる『グレイトフルデッド』が掲載される[2][3]

キム・ニューマンの小説『ドラキュラ紀元』の影響を受けて、歴史上の人物を関連づける作品作りを得意としている[4][5]。また、幼少期より好きだったという怪獣[5]と絡めた作品『ノブナガン』は、「久正人の趣味が爆発した」作品と評された[6]。また、白黒のコントラストがはっきりした絵柄も特徴であるが[2]、これはアメリカン・コミックスの『シン・シティ』の影響による[4][5]

恐竜研究家でもある漫画家・イラストレーターヒサクニヒコは父親である[2]。当初は、それに反発するように恐竜には関心を持っていなかったが、高校生の時に映画『ジュラシック・パーク』を見た後に、恐竜にも興味を持つようになった[4]。恐竜が絶滅しなかった世界を描いた作品『ジャバウォッキー』では、自身をニッポノサウルス氏族で1875年生まれ/1920年没という設定で掲載している。また、恐竜以外の古代生物カリコテリウム復元模型も制作している[7]

漫画の制作にはMacintoshを使っている[5]

2017年には特撮テレビ番組『宇宙戦隊キュウレンジャー』でキャラクターデザイン・コンセプトアートを担当[8]。同シリーズ企画協力の企画者104の松井大が久の作品のファンであり、作品から久が特撮ファンであることを感じ起用された[8]。参加にあたり前作『動物戦隊ジュウオウジャー』の怪人デザインも試験的に執筆したが、採用には至らなかった[8]

2021年、『ニンジャバットマン』で第51回星雲賞コミック部門を受賞した。

作品リスト 編集

継続中の作品 編集

完結作品 編集

長編
短編
児童書
  • びっくりモンスター大図鑑──知識の泉へようこそ! ライアーランド王国公認(2010年10月・国土社

デザイン参加 編集

関連項目 編集

  • 徳川広和 - 古生物復元模型製作者で、『ジャバウォッキー』単行本のカバー折り返しの「作者の肖像」(恐竜)を制作。
  • 桂明日香 - 『ジャバウォッキー』第4巻にイラストを寄稿。
  • 片岡人生近藤一馬 - 『ジャバウォッキー』第5巻にイラストを寄稿。

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ オープニングクレジットでは「パフューマン剣パート:漫画・キャラクターデザイン」と表記。

出典 編集

参考文献 編集

  • 宇宙戦隊キュウレンジャー特写写真集SAY the GO!』ホビージャパン〈DETAIL OF SUPER SENTAI〉、2017年12月22日。ISBN 978-4-7986-1579-0 
  • 『スーパー戦隊怪人デザイン大鑑 戦変万化 2011-2021』ホビージャパン、2022年11月30日。ISBN 978-4-7986-3007-6 

外部リンク 編集