五井町

日本の千葉県市原郡にあった町

五井町(ごいまち)は、かつて千葉県市原郡に存在した町である。現在の市原市の北東部に位置していた。

ごいまち
五井町
廃止日 1963年5月1日
廃止理由 新設合併
五井町市原町姉崎町三和町市津町市原市
現在の自治体 市原市
廃止時点のデータ
日本の旗 日本
地方 関東地方
都道府県 千葉県
市原郡
市町村コード なし(導入前に廃止)
面積 35.69 km2
総人口 34,587
(1963年)
隣接自治体 市原町、姉崎町、三和町、南総町
五井町役場
所在地 千葉県市原郡五井町
座標 北緯35度30分52秒 東経140度05分25秒 / 北緯35.51453度 東経140.09014度 / 35.51453; 140.09014座標: 北緯35度30分52秒 東経140度05分25秒 / 北緯35.51453度 東経140.09014度 / 35.51453; 140.09014
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1889年の町村制施行にともない五井村として発足、1891年に町制施行。昭和の大合併の中で周辺町村との合併を繰り返した。うち新設合併が2度ある(1954年、1955年)。1963年、五井町(3代目)は市原町姉崎町などとともに5町で市原市を発足させた。市原市の行政上、おおむね市原市発足時の旧町域が五井地区と呼ばれている。

地理 編集

市原郡(郡域はほぼ現在[注釈 1]市原市と重なる)の北西部に位置した町であり[1]、北に東京湾に面する。1916年(大正5年)時点での五井町は、東に八幡町市原村、南に東海村海上村に、西に千種村と接していた[2]

1916年(大正5年)に編纂された『千葉県市原郡誌』によれば、当時の五井町は五井(ごい)、出津(でづ)、玉前(たまさき)、岩崎(いわさき)、平田(ひらた)、村上(むらかみ)、君塚(きみつか)、岩野見(岩ノ見[注釈 2]、いわのみ)の8区からなっていた[5]

歴史 編集

 
市原郡域の町村制施行時の町村
1.八幡町 2.五井村〔のち五井町〕 3.千種村 4.鶴牧村〔のち姉崎町〕 5.東海村 6.海上村 7.菊間村 8.市東村 9.湿津村 10.市原村 11.市西村 12.養老村 13.戸田村 14.明治村〔のち牛久町〕 15.内田村 16.鶴舞村〔のち鶴舞町〕 17.高滝村 18.富山村 19.平三村 20.里見村 21.白鳥村
現在の行政区画
紫:市原市

町村制施行以後の行政区画変遷年表 編集

交通 編集

鉄道 編集

脚注 編集

注釈 編集

  1. ^ 2023年9月現在。所属自治体や地勢など、当分変更が見込まれないものに関しては、以後特に注記を設けない。
  2. ^ 『千葉県市原郡誌』では「岩ノ見」[3]「岩の見」[4]と表記されている。

出典 編集

  1. ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 599.
  2. ^ 『千葉県市原郡誌』, pp. 599–600.
  3. ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 3.
  4. ^ 『千葉県市原郡誌』, p. 600.
  5. ^ 『千葉県市原郡誌』, pp. 3, 600.
  6. ^ a b c d e 『市原のあゆみ 』市原市、1973年。 

参考文献 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集