五位亭 徳升(ごいてい とくます、生没年不詳)とは、江戸時代浮世絵師

来歴 編集

歌川国貞の門人。文政5年(1822年)閏正月の芝居に取材した国貞作の役者絵「ぬれかみのお関 瀬川菊之丞」の画中に、他の国貞門人とともに「五位亭徳升」の名が見られるが、作や経歴については不明。ただし同じ文政の頃に活動した五柳亭徳升(1793年 - 1853年)という戯作者がおり、国貞がその戯作の挿絵を描いている。

参考文献 編集

  • 榎本雄斎 「三代豊国の追憶」 『浮世絵芸術』第15号 日本浮世絵協会、1967年[1]
  • 日本浮世絵協会編 『原色浮世絵大百科事典』(第2巻) 大修館書店、1982年 ※124頁
  • 市古貞次ほか編 『国書人名辞典』(第三巻) 岩波書店、1995年 ※「五柳亭徳升」の項