井上 ふみ(いのうえ ふみ、1910年9月28日 - 2008年10月12日)は、日本のエッセイスト。作家井上靖の妻。
京都市の吉田山に生まれる。父・足立文太郎は京都帝国大学教授、解剖学者。同志社女学部から専門部英文科に進むが、病気のため中退。1935年、当時京大の学生だった井上靖と結婚。1991年、夫の没後は、井上靖文化財団理事長を創設。5冊の回想エッセイを刊行した。
長男の井上修一は、ドイツ文学者。次兄の娘婿である福田宏年もドイツ文学者で井上の評伝・作品編さんに当たった。