井上 元常(いのうえ もとつね)は、戦国時代から江戸時代初期にかけての武将毛利氏家臣長州藩士。父は井上元直

 
井上元常
時代 戦国時代 - 江戸時代初期
生誕 永禄6年(1563年
死没 寛永9年5月2日1632年6月19日
改名 井上三次郎(幼名)→井上元常
別名 通称:小七郎、助内、七郎左衛門、七郎兵衛
主君 毛利輝元秀就
長州藩
氏族 清和源氏頼季安芸井上氏
父母 父:井上元直
兄弟 元常、女(井上元俊正室)
元貞
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生涯 編集

永禄6年(1563年)、毛利氏家臣・井上元直の嫡男として生まれる。

慶長5年(1600年9月13日大津城の戦いに従軍したが負傷したため、輝元は元常の養生が肝要である旨の書状を、元常と父・元直にそれぞれ送っている。関ヶ原の戦い後に毛利氏が二ヶ国へ転封となると、安芸井上氏安芸国から移り住むこととなった。

慶長19年(1614年)から慶長20年(1615年)にかけての大坂の陣の後、父・元直が老いのため役目を果たせなくなったとして隠居し、元常が家督と知行を相続した。元直には隠居料として200石2斗6升余りの地が与えられたが、元和10年(1624年3月20日に隠居料を100石1斗3升ずつに分割し、一方は元常の知行に加え、残りの一方を元直の娘婿となった井上元俊[1]に譲った。

寛永9年(1632年5月2日に死去。享年70。子の元貞が後を継いだ。

脚注 編集

  1. ^ 井上元直の甥である井上元久の子。

参考文献 編集

  • 萩藩閥閲録』巻51「井上清右衛門」、巻80「井上作左衛門」