交野市

日本の大阪府の市

交野市(かたのし)は、大阪府北河内地域に位置する。本項では市制前の名称である交野町(かたのちょう)についても述べる。

かたのし
交野市
Flag of Katano, Osaka.svg
交野市旗
Emblem of Katano, Osaka.svg
交野市章
1963年昭和38年)1月12日制定
日本の旗 日本
地方 近畿地方
都道府県 大阪府
団体コード 27230-2
法人番号 3000020272302
面積 25.55km2
総人口 76,389
推計人口、2017年10月1日)
人口密度 2,990人/km2
隣接自治体 枚方市寝屋川市四條畷市
奈良県生駒市
市の木 サクラ
市の花 ツツジ
交野市役所
所在地 576-0052
大阪府交野市私部一丁目1番1号
北緯34度47分16.6秒東経135度40分47.8秒座標: 北緯34度47分16.6秒 東経135度40分47.8秒
交野市役所
外部リンク 交野市の公式ページ

交野市位置図

― 政令指定都市 / ― 市 / ― 町・村

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市民憲章は「和」一文字[1]日本で一番短い市民憲章)。一帯は郊外住宅地と田園地帯が混在する。以前は条例により建築が高さ制限されており、4階建て以上の建物がなかったが現在は撤廃され[2]マンション建設が盛ん。1995年(平成7年)あたりまでパチンコ店が一軒もなかった市でもある[3]市役所および市街地が隣接する枚方市の中心部に近いことから、両市間の政治経済面などにおける交流はかなり盛んである。

目次

地理編集

 
交野市中心部周辺の空中写真。1985年撮影の4枚を合成作成。国土交通省 国土画像情報(カラー空中写真)を基に作成。

大阪府の北東に位置する。市の面積の半分を山林が占め、中央を南北に天野川が流れる。近年、JR東西線第二京阪道路の開通による電車・自動車両面での交通利便性の向上と、自然環境の良さから人口が増加。

隣接する自治体編集

歴史編集

 
京阪電鉄 交野線沿線
  • 磐船街道
  • 東高野街道
  • 神宮寺遺跡
    市内の東北部、神宮寺にある縄文時代の住居跡遺跡。この遺跡から出土した特徴的な押型文土器は、神宮寺式土器と呼ばれ、近畿地方を中心に各地の遺跡で同様の土器が出土している。
  • 交野が原
    平安時代、交野市北部から枚方市にかけての丘陵地は「交野が原」と呼ばれ、皇室の遊猟地の名所であった。
  • 星田、天野川、八丁三所伝説、七夕伝説など星にまつわる地名・伝説が多い。
  • 徳川家康信長の死を知って、明智光秀方からの追討を逃れるために、滞在していたから本拠の三河に戻る途中に、一時交野の星田に潜伏したとの言い伝えがある。市立妙見坂小学校敷地内の竹やぶに「家康ひそみの藪」という石碑が設立され近隣農民が応対したという文言があるが、近年は宅地開発が進み、一帯の竹やぶは切り払われている。史実でも「堺から山城・近江・伊賀の山中を通って……」となっているため、星田を経由した可能性はある。なお、交野市星田に今でも伝わる平井家(当時の星田の里正〔村の長〕平井三郎右衛門清貞宅)には、家康伝来の品が保管されている。

行政区画の変遷編集

主な出来事編集

行政編集

市長編集

  • 中田仁公(2002年9月 - 2014年9月17日、3期)
  • 黒田実(2014年9月18日 - )

財政編集

第二京阪道路が市を縦断することに伴い、立ち退きを迫られる市民の代替土地を確保するために、交野市土地開発公社が近隣の土地を先行して購入していたが、その多くが売却されずに残っており、購入のために借り入れた資金と利息が莫大となり、不況や少子化の影響で市税や固定資産税が減少したことも相まって、市の財政状況は危機的状況に陥った。国や大阪府からも土地開発公社の経営健全化を図るよう強い指導を受けた経緯がある。土地開発公社は平成9年にピークとなる360億円の負債を抱え、その後は毎年順調に負債は減少しているが、平成25年でも負債総額が180億円余あり、市の一般会計予算が毎年約200億円程度であることを考えると、いかに巨大な負債であるかが分かる。

当時の交野市長の中田仁公は、あらゆる事業の見直しと聖域なき行財政改革を実行して財政健全化にあたるとしており、実際に交野市財政健全化計画の策定、交野市財政健全化緊急プランの提言、財政健全化推進室の設置、財政健全化推進課を常設するなど、財政再建団体への転落は阻止しなければならないという強い意思の元、財政健全化に邁進している。そういった政策のおかげもあってか、最近では一時期の危機的状況からは幾分持ち直している。

しかしながら、財政健全化推進室は公式HP上で財政の見通しについて記しており、それによると「新規事業(小中学校の耐震化や土地開発公社の健全化などの継続的事業含む)を一切行なわなくても、平成27年度に4.8億円の累積赤字が見込まれる」としている。なお、府内で交野市より財政状況が悪いと指摘されていた泉佐野市は既に早期健全化団体に転落している。

このように交野市の財政状況は楽観視できないものである。交野市は市民説明会を開いたり、情報誌の発行などを通じて市民に財政状況について説明しているが、こうした危機的状況にもかかわらず、交野市長選や交野市議会議員選挙の投票率は減少傾向にあり[4]、市民の政治・財政に対する関心の低さがうかがえる。夕張市の例も、市民の政治に対する関心の低さが財政破綻に陥った原因のひとつであるとも言われており、今後、市と市民双方が財政健全化に向けて協力していくことが必要と考えられる。

2006年度決算時の財政状況編集

  • 標準財政規模 135億6500万円
  • 財政力指数 0.75(全国市町村平均0.55、大阪府市町村平均0.79)
  • 経常収支比率 100.2%(全国市町村平均92.0%、大阪府市町村平均98.5%) - 財政が硬直化
  • 実質収支 5300万円
  • 人口1人あたり地方債現在高 43万5640円(全国市町村平均44万6922円、大阪府市町村平均53万9455円)
  • 実質公債費比率 14.7%(全国市町村平均12.3%、大阪府市町村平均9.1%)
  • 人口1000人あたりの職員数 6.35人(全国市町村平均7.82人、大阪府市町村平均7.91人)
  • ラスパイレス指数 98.8%(全国市平均97.0%、全国町村平均93.2%)

行政機関編集

立法編集

市議会編集

定数は15人。2016年6月10日時点での会派構成は以下の通り。

会派名 議席数 所属党派
公明党 3 公明党
日本共産党 3 日本共産党
大阪維新の会 2 大阪維新の会
自由民主党 2 自由民主党
市民クラブ 2
無所属 3

府議会編集

  • 定数:1名
  • 任期:2011年4月30日 - 2015年4月29日

国政選挙編集

衆議院小選挙区では、枚方市と共に大阪府第11区を構成する。

経済編集

交野市に本社を置く主な企業編集

金融機関編集

なお、指定金融機関りそなグループ(りそな・近畿大阪)2行による輪番制。

日本郵政グループ編集

(2012年12月現在)

  • 日本郵便株式会社
    • 交野郵便局(私部) - 集配局。
    • 交野幾野(いくの)郵便局(幾野)
    • 交野藤が尾郵便局(藤が尾)
    • 交野倉治(くらじ)郵便局(倉治)
    • 交野星田郵便局(星田)
    • 交野私市郵便局(私市)
    • 郡津(こうづ)駅前郵便局(松塚)
  • ゆうちょ銀行
    • 大阪支店 イズミヤ交野店内出張所(私部西)(ATMのみ/ホリデーサービス実施)
その他各郵便局にATMが設置されており、交野・交野藤が尾の各郵便局ではホリデーサービスを実施。

※交野市内各区域の郵便番号は「576-00xx」(交野郵便局の集配担当)となっている。

地域編集

人口編集

平成22年国勢調査より前回調査からの人口増減をみると、0.05%増の77,686人であり、増減率は府下43市町村中20位、72行政区域中38位。

 
交野市と全国の年齢別人口分布(2005年) 交野市の年齢・男女別人口分布(2005年)
紫色 ― 交野市
緑色 ― 日本全国
青色 ― 男性
赤色 ― 女性
交野市(に相当する地域)の人口の推移
1970年 33,701人
1975年 52,732人
1980年 61,425人
1985年 64,205人
1990年 65,308人
1995年 72,404人
2000年 76,919人
2005年 77,644人
2010年 77,686人
2015年 76,435人
総務省統計局 国勢調査より

教育編集

小学校編集

中学校編集

高等学校編集

大学編集

特別支援学校編集

姉妹都市・提携都市編集

国内編集

現在無し。1993年5月8日兵庫県五色町(現・洲本市)、富山県山田村(現・富山市)と「トライアングル友好都市」提携を結んでいたが、2005年をもって提携を発展的に解消した。今後は市民レベルでの交流を続けていくようである。

交野市ホームページ トライアングル国内友好都市提携について

海外編集

交通編集

鉄道編集

河内磐船駅は河内森駅と接続していないが、徒歩4~5分で乗換可能。また両駅とも全ての定期列車が停車する。

バス編集

京阪バスが運行。市内に京阪バス交野営業所がある。2012年4月よりダイレクトエクスプレス直Q京都号(京都交野なんば線)運行開始。京阪交野線交野市駅及び西日本旅客鉄道片町線(学研都市線)河内磐船駅に停留所あり。平日、土曜・休日ともに1時間に1本程度の間隔で運行。一般路線バスについては、大半の路線が交野営業所の管轄であるものの、梅が枝団地や関西創価高校付近などには路線バスの空白地帯(路線バス自体が運行していない区域)があり、市域の全域で路線バスが運行している訳ではない。また交野警察署・いきいきランド交野・交野高校界隈は交野営業所のエリアではなく京都府京田辺市にある京阪バス京田辺営業所のエリアとなっているため、これら3施設を経由する運行便では大半が京田辺営業所の管轄便となっている(一部に交野営業所管轄便も設定)。

道路編集

名所・旧跡・祭事・催事編集

名所・旧跡編集

 
いきいきランド交野
 
源氏の滝
 
星のブランコ

レジャー編集

祭り編集

  • 七夕祭り(7月)
    交野市内では、古くから七夕伝説や七夕にまつわる名所などが残されており、毎年7月、機物神社星田妙見宮でそれぞれ特徴ある七夕祭が催される。
  • 織姫の里天の川星まつり(8月)
    今まで7月7日に行われていた「天の川七夕まつり」と8月に行われていた「交野市民まつり」が統合され、2011年から始まった新しい祭り。市民ステージや模擬店、そして竹や和紙で作られた灯籠のモニュメント、祭りならではのにぎやかさと神秘的な展示が同居する祭りで、市民・市外からの観光客ともども楽しめる内容となっている。
  • 農業まつり(12月)

リングオブレッド交野市チャリティーマラソン編集

2012年より元阪神タイガース赤星憲広と共催で開催しているチャリティーマラソン大会。多くの市民や市外からのランナーが参加している。第2回大会の大会参加者数(2013)は6054人。特徴としては沿道の市民やボランティアの声援がとても力強く、走っているランナーは心地良い気分になるらしい。行政と市民が一体となって作りあげた大会である。2016年4月の第5回大会をもって終了したことが公式HP上で発表された。

出身有名人編集

関連項目編集

脚注編集

  1. ^ 交野市人権尊重のまちづくり条例
  2. ^ 交野市景観まちづくり条例
  3. ^ 交野市風俗営業等に係る特定建築物の建築等の規制に関する条例
  4. ^ (市長選 H10は65.34%、H14は47.45%、H18は44.21%、H22は41.13%、H26は45.60%。市議選 H15は58.86%、H18補選は44.18%、H19は57.41%、H23は53.63%)

外部リンク編集