京川舞
京川 舞(きょうかわ まい、1993年12月28日 - )は、茨城県小美玉市(旧美野里町)出身の女子サッカー選手。韓国WKリーグ・慶州韓国水力原子力WFC所属。ポジションはフォワード。常盤木学園高等学校出身。
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名前 | ||||||
愛称 | まい[1] | |||||
カタカナ | キョウカワ マイ | |||||
ラテン文字 | KYOKAWA Mai | |||||
基本情報 | ||||||
国籍 | 日本 | |||||
生年月日 | 1993年12月28日(30歳) | |||||
出身地 | 茨城県小美玉市(旧美野里町) | |||||
身長 | 163cm[2] | |||||
体重 | 52kg[2] | |||||
選手情報 | ||||||
在籍チーム | 慶州韓国水力原子力WFC[2] | |||||
ポジション | FW | |||||
背番号 | 28[2] | |||||
利き足 | 右足[1] | |||||
ユース | ||||||
堅倉FC[3] | ||||||
FC石岡レディース[3] | ||||||
KASHIMA-LSC[3] | ||||||
美野里中学サッカー部[3] | ||||||
2009-2011 | 常盤木学園高校[3] | |||||
クラブ1 | ||||||
年 | クラブ | 出場 | (得点) | |||
2009-2011 | 常盤木学園高校 | 23 | (31) | |||
2012-2022 | INAC神戸レオネッサ | 121 | (45) | |||
2022-2024 | 1.FFCトゥルビネ・ポツダム | 12 | (1) | |||
2024- | 慶州韓国水力原子力WFC | 29 | (22) | |||
通算 | 185 | (99) | ||||
代表歴2 | ||||||
2009-2010 | 日本U-17 | 10 | (12) | |||
2011 | 日本U-20 | 5 | (5) | |||
2012-2015 | 日本 | 5 | (0) | |||
1. 国内リーグ戦に限る。2024年9月26日現在。 2. 2015年8月8日現在。 ■テンプレート(■ノート ■解説)■サッカー選手pj |
経歴
クラブ
小学2年から堅倉スポーツ少年団でサッカーを始め、中学時代はKASHIMA-LSCでプレー。
2009年に常盤木学園高校へ進学。2011年にはチャレンジリーグEASTで15試合出場24ゴールを挙げ、2位に12点差をつけての得点王を獲得した。
2012年1月、高校卒業後、INAC神戸レオネッサに入団する事を発表した[4]。この発表後、高校3年在学中にINAC神戸のスペイン遠征に帯同。現地で行われたFCバルセロナ・フェメニとの親善試合で、後半から澤穂希に代わり出場し、INAC神戸の選手として初出場を果たした[5]。3月15日、日韓女子リーグチャンピオンシップの高陽大教ヌンノピ戦でINAC公式戦初ゴールを挙げた。4月から始まったなでしこリーグでも開幕からスタメンのポジションを確保し、第4節までに5得点を挙げるなど得点ランクトップを走る活躍を見せていたが、5月13日、第5節伊賀フットボールクラブくノ一戦で左内側側副靱帯および内側半月板損傷、さらに前十字靱帯断裂と全治6ヶ月以上となる大怪我を負い長期離脱を余儀なくされる[6]。
2021年5月13日、バセドウ病(甲状腺機能亢進症)と診断されたことがクラブから発表された[7]。
2022年6月22日、ドイツ・女子ブンデスリーガの1.FFCトゥルビネ・ポツダムに完全移籍することが発表された[3]。
ポツダム退団後、韓国WKリーグの慶州韓国水力原子力WFCへ入団。リーグ戦終盤の第22節から6試合連続でハットトリックを含む複数得点(計13得点)を記録し、2024シーズン終了時に28試合22得点の高成績をあげ、リーグMVPとベストイレブンのタイトルを獲得した[9][10]。
代表
中学2年頃から頭角を表し、中学3年で初めて年代別代表(U-15日本女子代表)に選出される。その後、各年代別代表でも活躍し、2011年のAFC U-19女子選手権では日本を優勝に導き、同大会の得点王と最優秀選手に輝いた[11]。
2012年2月20日、ポルトガルで開催されたアルガルヴェ・カップで日本女子代表(なでしこジャパン)に初選出され[12]、2月29日の初戦ノルウェー戦で後半38分から出場し、代表初出場を果たした。
個人成績
クラブ
この節の加筆が望まれています。 |
国内大会個人成績 | |||||||||||
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年度 | クラブ | 背番号 | リーグ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | ||||
出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | 出場 | 得点 | ||||
日本 | リーグ戦 | リーグ杯 | 皇后杯 | 期間通算 | |||||||
2009 | 常盤木学園高校 | 18 | - | - | - | 3 | 2 | 3 | 2 | ||
2010 | 9 | チャレンジEAST | 8 | 7 | - | 4 | 4 | 12 | 11 | ||
2011 | 10 | 15 | 24 | - | 2 | 1 | 17 | 25 | |||
2012 | INAC神戸レオネッサ | 14 | なでしこ | 5 | 5 | 0 | 0 | 1 | 0 | 6 | 5 |
2013 | 6 | 1 | 4 | 0 | 2 | 1 | 12 | 2 | |||
2014 | 22 | 6 | - | 2 | 2 | 24 | 8 | ||||
2015 | なでしこ1部 | 12 | 7 | - | 1 | 0 | 13 | 7 | |||
2016 | 17 | 6 | 6 | 1 | 5 | 3 | 28 | 10 | |||
2017 | 9 | 4 | 8 | 2 | 2 | 0 | 19 | 6 | |||
2018 | 17 | 6 | 9 | 1 | 5 | 6 | 31 | 13 | |||
2019 | 17 | 7 | 10 | 3 | 4 | 0 | 31 | 10 | |||
2020 | 12 | 3 | - | 3 | 0 | 15 | 3 | ||||
2021-22 | WE | 4 | 0 | - | - | - | 4 | 0 | |||
ドイツ | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2022-23 | トゥルビネ・ポツダム | 7 | ブンデスリーガ1部 | 12 | 1 | - | 1 | 1 | 13 | 2 | |
2023-24 | ブンデスリーガ2部 | - | |||||||||
韓国 | リーグ戦 | リーグ杯 | オープン杯 | 期間通算 | |||||||
2024 | 慶州韓国水力原子力WFC | 28 | WKリーグ | 29[注 1] | 22 | 29 | 22 | ||||
通算 | 日本 | 1部 | 121 | 45 | 37 | 7 | 25 | 12 | 183 | 64 | |
日本 | 2部 | 23 | 31 | - | 6 | 5 | 29 | 36 | |||
日本 | その他 | - | - | 3 | 2 | 3 | 2 | ||||
ドイツ | 1部 | 12 | 1 | - | 1 | 1 | 13 | 2 | |||
ドイツ | 2部 | - | |||||||||
韓国 | 1部 | 29 | 22 | 29 | 22 | ||||||
総通算 | 185 | 99 | 37 | 7 | 35 | 20 | 257 | 126 |
- ^ プレーオフの成績(出場数1)を含む。
- 日本女子サッカーリーグ
- 初出場 - 2010年4月4日 チャレンジリーグEAST 第1節 日本体育大学女子サッカー部戦 (日本体育大学横浜健志台キャンパスサッカー場)
- 初得点 - 2010年4月18日 チャレンジリーグEAST 第3節 清水第八プレアデス戦 (アウトソーシングスタジアム日本平)
- WEリーグ
- 初出場 - 2022年4月16日 第17節 AC長野パルセイロレディース戦 (ノエビアスタジアム神戸)[13]
代表
- 2012年2月29日 - 日本代表初出場 - ノルウェー戦(アルガルヴェ・カップ2012)
主な出場大会
- U-16日本女子代表
- U-19日本女子代表
- 日本女子代表(なでしこジャパン)
試合数
日本代表 | 国際Aマッチ | |
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年 | 出場 | 得点 |
2012 | 2 | 0 |
2015 | 3 | 0 |
通算 | 5 | 0 |
出場試合
# | 開催日 | 開催都市 | スタジアム | 対戦国 | 結果 | 監督 | 大会 | 出典 |
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1. | 2012年2月29日 | パルシャル | ベラ・ヴィスタ市営スタジアム | ノルウェー | ○ 2-1 | 佐々木則夫 | アルガルヴェ・カップ2012 | [14] |
2. | 2012年3月2日 | デンマーク | ○ 2-0 | [15] | ||||
3. | 2015年8月1日 | 武漢 | 武漢体育中心 | 北朝鮮 | ● 2-4 | EAFF東アジアカップ2015 | [16] | |
4. | 2015年8月4日 | 韓国 | ● 1-2 | [17] | ||||
5. | 2015年8月8日 | 中華人民共和国 | ○ 2-0 | [18] |
タイトル
クラブ
- 常盤木学園高等学校
- 全国高校女子サッカー選手権大会: 2回 (2009、2011)
- チャレンジリーグEAST: 2回 (2010、2011)
- INAC神戸レオネッサ
- WEリーグ: 1回 (2021-22)
- なでしこリーグ: 2回 (2012、2013)
- 皇后杯全日本女子サッカー選手権大会: 4回 (2012、2013、2015、2016)
- なでしこリーグカップ: 1回 (2013)
- 日韓女子リーグチャンピオンシップ: 1回 (2012)
代表
- U-19日本代表
- AFC U-19女子選手権:1回 (2011)
個人
- AFC U-16女子選手権
- 得点王: 1回 (2009)
- AFC U-19女子選手権
- 最優秀選手: 1回 (2011)
- 得点王: 1回 (2011)
- チャレンジリーグEAST
- 最優秀選手: 1回 (2011)
- 得点王: 1回 (2011)
出演
スポーツ番組
- コーナー「夢を応援!情熱アスリート」に登場
脚注
- ^ a b “登録選手 : 【京川 舞】 | INAC神戸 レオネッサ”. inac-kobe.com. 2021年5月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ a b c d “경주한수원축구단”. www.khnpfc.co.kr. 2024年6月29日閲覧。
- ^ a b c d e f “ニュース : 【FW京川舞 選手 ポツダム(ドイツ/Frauen-Bundesliga)へ完全移籍のお知らせ】”. INAC神戸 レオネッサ (2022年6月22日). 2022年6月22日閲覧。
- ^ 【新加入】京川舞選手、田中陽子選手、仲田歩夢選手 新加入のお知らせINAC神戸レオネッサ公式サイト.2012.1.11、2016年11月29日閲覧。[リンク切れ]
- ^ 「INAC×バルセロナレディース」松原渓オフィシャルブログ.2012.2.3、2016年11月29日閲覧。
- ^ “INAC京川、靱帯断裂で五輪絶望 全治最低6カ月”. 日本経済新聞 (2012年5月14日). 2021年5月29日閲覧。
- ^ “ニュース : 【FW京川舞 選手の病状検査結果について】”. INAC神戸 レオネッサ. 2021年5月29日閲覧。
- ^ Abteilung, Presse (2024年2月9日). “Mai Kyokawa kehrt zurück nach Japan” (ドイツ語). 1. FFC Turbine Potsdam. 2024年2月20日閲覧。
- ^ a b “✨✨2024 (사)한국프로축구선수협회 WK리그 시상식 MVP✨(2024年(民間)韓国プロサッカー選手会 WKリーグ表彰式 MVP✨)”. www.instagram.com (2024年11月14日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ a b “✨2024 (사)한국프로축구선수협회 WK리그 시상식 BEST 11✨(✨2024(私)韓国プロサッカー選手会 WKリーグ表彰式 BEST 11✨)”. www.instagram.com (2024年11月14日). 2024年11月14日閲覧。
- ^ “【なでしこ】次世代のストライカー・京川舞が歩む「世界のトップ」への道”. 集英社 スポルティーバ 公式サイト web Sportiva (2016年7月18日). 2024年11月16日閲覧。
- ^ 18歳京川舞「びっくり」なでしこ初選出 デイリースポーツ 2012年2月21日閲覧。[リンク切れ]
- ^ “選手詳細”. WE LEAGUE Data Site. 2024年6月29日閲覧。
- ^ “アルガルベカップ 2012 特設ページ”. www.jfa.or.jp. 日本サッカー協会. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “アルガルベカップ 2012 特設ページ”. www.jfa.or.jp. 日本サッカー協会. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “日程・結果 │ EAFF女子東アジアカップ2015決勝大会”. JFA.jp. 日本サッカー協会. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “日程・結果 │ EAFF女子東アジアカップ2015決勝大会”. JFA.jp. 日本サッカー協会. 2024年11月8日閲覧。
- ^ “日程・結果 │ EAFF女子東アジアカップ2015決勝大会”. JFA.jp. 日本サッカー協会. 2024年11月8日閲覧。