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北区の位置

本項京都市北区の町名(きょうとしきたくのちょうめい)では、同区内に存在する公称町名を一覧化するとともに、その成立時期・成立過程等について概説する。

目次

区の概要編集

京都市街地の北方に位置する。区の南部は京都盆地北端に位置する市街地であり、北部は人口密度の低い山地である。

東は京都市左京区、北から西は右京区、南は上京区に接し、南端のごく一部が中京区に接する。面積94.92平方キロメートル。2009年3月現在の推計人口は約122,000人。

区の大部分は山村地域で、いわゆる観光スポットはあまり多くないが、南部には鹿苑寺(金閣寺)、大徳寺、上賀茂神社(賀茂別雷神社)、正伝寺光悦寺などの著名社寺がある。

当区は昭和30年(1955年)、上京区から分区して成立した。区のおおむね南半分は大正7年(1918年)及び昭和6年(1931年)に愛宕郡(おたぎぐん)及び葛野郡(かどのぐん)から当時の上京区に編入された区域であり、おおむね北半分は昭和23年及び24年(1948・1949年)、上記2郡から当時の上京区に編入された区域である。

町名の概要編集

京都市内の町名には「大原来迎院町」のように旧村名、旧大字名に由来する地名(上記例の場合は「大原」)を冠称するものと、「亀屋町」「菊屋町」のような単独町名とがある。北区内の町名は南端部の9町と金閣寺町のみが単独町名で、他は旧大字名などの地区名を冠した複合町名である。

区内の公称町名の数は、『角川日本地名大辞典 26 京都府』下巻によれば1980年現在435町であった。これらの町は2009年現在も存続している。

区内には「大宮秋葉山」「西賀茂船山」のように、末尾に「町」字を付さない町名が一部に存在する。これらは、山間部などで、昭和6年の町名成立時において当該区域内に人家が存在しなかったものである。

公称町名一覧編集

単独町名編集

公称町名 町数
上清蔵口町、鞍馬口町、上善寺門前町、天寧寺門前町、新御霊口町、上御霊上江町、小山町、長乗東町、長乗西町、 9

以上はいずれも近世以前からの由緒を持ち、上京の町組に組織されていた町であり、もとの上京第2学区(室町学区)の一部である。昭和30年、上京区から北区が分区した際、鞍馬口通に面する上記の町は北区に属することとなった。これらの町は、例えば「北区鞍馬口通烏丸東入上御霊上江町」のように、通り名を用いた表記がなされる。なお、新御霊口町は大部分が北区に編入されたが、一部は上京区に残っている。上京の町組の変遷については別項「京都市上京区の町名」を参照。

旧衣笠村編集

公称町名 町数
大将軍西町、大将軍川端町、大将軍坂田町、大将軍東鷹司町、大将軍西鷹司町、大将軍一条町、大将軍南一条町 7
北野紅梅町、北野東紅梅町、北野上白梅町、北野下白梅町、北野西白梅町 5
小松原北町、小松原南町 2
等持院東町、等持院中町、等持院西町、等持院北町、等持院南町 5
平野上柳町平野東柳町平野宮北町平野宮西町平野上八丁柳町平野八丁柳町、平野宮本町、平野鳥居前町平野宮敷町平野桜木町 10
衣笠鏡石町、衣笠開キ町、衣笠東開キ町、衣笠西開キ町、衣笠東尊上院町、衣笠西尊上院町、衣笠東御所ノ内町、衣笠御所ノ内町、衣笠西御所ノ内町、金閣寺町、衣笠北荒見町、衣笠荒見町、衣笠北天神森町、衣笠天神森町、衣笠馬場町、衣笠西馬場町、衣笠赤阪町、衣笠総門町、衣笠街道町、衣笠氷室町、衣笠北高橋町、衣笠高橋町、衣笠大祓町 23
大北山松鴎山町、大北山原谷乾町、大北山天神岡町、大北山長谷町、大北山蓮ケ谷町、大北山鏡石町、大北山鷲峯町、大北山不動山町 8
金閣寺町 1

葛野郡衣笠村は、大正7年(1918年)京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。衣笠村には大将軍、北野、松原、等持院、小北山、大北山の6つの大字があった。この6大字は編入時に計30町1大字に編成された。

このうち、大字大将軍は「大将軍」を冠称する5町に編成された。その後、以下のような町名町界の変更があり、「大将軍」を冠称する町名は計7となっている。

  • (昭和35年廃止)鷹司町
  • (昭和35年成立)南一条町、東鷹司町、西鷹司町

大字北野は、北野紅梅町、北野白梅町の2町に編成された。その後、以下のような町名町界の変更があり、「北野」を冠称する町名は計5となっている。

  • (昭和35年廃止)白梅町
  • (昭和35年成立)上白梅町、下白梅町、西白梅町、東紅梅町

大字松原は大正7年、「小松原」を冠称する2町に編成された。

大字等持院は大正7年、「等持院」を冠称する5町に編成された。

大字小北山は大正7年、「平野」を冠称する6町に編成された。その後、以下のような町名町界の変更があり、「平野」を冠称する町名は計10となっている。

大字大北山は大正7年、一部が「衣笠」を冠称する9町及び金閣寺町となり、残余は大字大北山として存続した。その後、以下のような町名変更が当たった。

  • (昭和16年成立)東開キ町、西開キ町、東尊上院町、西尊上院町、御所ノ内町、東御所ノ内町、西御所ノ内町、荒見町、北荒見町、街道町、高橋町、北高橋町、北天神森町、総門町、馬場町、西馬場町
  • (昭和16年廃止)北道町、南道町、紙屋町、殿町

昭和40年(1965年)、当時の京都市内各所に残存していた大字区域をすべて「町」としており、「大字大北山」として存続していた区域は「大北山」を冠称する8町と、衣笠衣笠山町、衣笠赤坂町となった。現在「衣笠」を冠称する町名は計23となっている。

旧大宮村・野口村編集

紫野」、「紫竹」(しちく)、「大宮」を冠称する町名は、大部分が愛宕郡大宮村、一部が同郡野口村に属していた。愛宕郡大宮村の一部が大正7年(1918年)に、残余が昭和6年(1931年)に当時の上京区へ編入された。大宮村には東紫竹大門(ひがししちくだいもん)、西賀茂の2つの大字があったが、これらは「紫野」「紫竹」「大宮」及び「西賀茂」を冠称する町に変更された。

公称町名 町数
紫野十二坊町、紫野南花ノ坊町、紫野北花ノ坊町、紫野花ノ坊町、紫野上御輿町、紫野下御輿町、紫野西舟岡町、紫野上若草町、紫野下若草町、紫野郷之上町、紫野上柏野町、紫野下柏野町、紫野中柏野町、紫野西土居町、紫野宮東町、紫野宮西町、紫野東御所田町、紫野上築山町、紫野下築山町、紫野西野町、紫野東野町、紫野東藤ノ森町、紫野西藤ノ森町、紫野北舟岡町、紫野南舟岡町、紫野東舟岡町、紫野雲林院町、紫野西御所田町、紫野石竜町、紫野下石竜町、紫野上門前町、紫野下門前町、紫野門前町、紫野上御所田町、紫野上野町、紫野東泉堂町、紫野泉堂町、紫野西泉堂町、紫野今宮町、紫野東蓮台野町、紫野西蓮台野町、紫野大徳寺町、紫野上柳町、紫野下柳町、紫野上鳥田町、紫野下鳥田町、紫野上石竜町 47
紫竹西桃ノ本町、紫竹牛若町、紫竹西南町、紫竹西北町、紫竹西野山東町、紫竹西野山町、紫竹北栗栖町、紫竹東栗栖町、紫竹栗栖町、紫竹西栗栖町、紫竹下緑町、紫竹西高繩町、紫竹上堀川町、紫竹上園生町、紫竹下園生町、紫竹上竹殿町、紫竹下竹殿町、紫竹上芝本町、紫竹下芝本町、紫竹下高才町、紫竹上高才町、紫竹上梅ノ木町、紫竹桃ノ本町、紫竹東桃ノ本町、紫竹上ノ岸町、紫竹下ノ岸町、紫竹上本町、紫竹下本町、紫竹上長目町、紫竹下長目町、紫竹上緑町、紫竹北大門町、紫竹大門町、紫竹東大門町、紫竹西大門町、紫竹竹殿町、紫竹下梅ノ木町、紫竹高繩町、紫竹東高繩町 39
大宮玄琢北町、大宮玄琢南町、大宮玄琢北東町、大宮薬師山東町、大宮薬師山西町、大宮開町、大宮一ノ井町、大宮北箱ノ井町、大宮南箱ノ井町、大宮東脇台町、大宮西脇台町、大宮東小野堀町、大宮西小野堀町、大宮釈迦谷、大宮北林町、大宮中林町、大宮南林町、大宮田尻町、大宮南田尻町、大宮北ノ岸町、大宮上ノ岸町、大宮北椿原町、大宮南椿原町、大宮榿ノ木町、大宮中ノ社町、大宮東総門口町、大宮中総門口町、大宮西総門口町、大宮西野山町、大宮土居町、大宮草山、大宮秋葉山、大宮萩原、大宮二ノ坂、大宮北山ノ前町、大宮南山ノ前町、大宮西山ノ前町 37
西賀茂神光院町、西賀茂大深町、西賀茂角社町、西賀茂北鎮守菴町、西賀茂鎮守菴町、西賀茂北今原町、西賀茂今原町、西賀茂南今原町、西賀茂北川上町、西賀茂中川上町、西賀茂川上町、西賀茂南川上町、西賀茂蟹ケ坂町、西賀茂下庄田町、西賀茂上庄田町、西賀茂氷室町、西賀茂西氷室町、西賀茂井ノ口町、西賀茂中島町、西賀茂樋ノ口町、西賀茂北山ノ森町、西賀茂山ノ森町、西賀茂大道口町、西賀茂水垣町、西賀茂柿ノ木町、西賀茂東柿ノ木町、西賀茂鹿ノ下町、西賀茂榿ノ木町、西賀茂大栗町、西賀茂南大栗町、西賀茂丸川町、西賀茂坊ノ後町、西賀茂勧請、西賀茂松茸嶋、西賀茂谷中、西賀茂唄ノ尾、西賀茂栩谷、西賀茂万寿峠、西賀茂尾横、西賀茂傍示ケ尾、西賀茂由利ノ向、西賀茂小峠、西賀茂桧谷、西賀茂西山、西賀茂烏帽子岩、西賀茂蛙ケ谷、西賀茂圓峰、西賀茂妙見堂、西賀茂船山、西賀茂毘沙門山、西賀茂岩門、西賀茂西萩原、西賀茂西二ノ坂、西賀茂宮山、西賀茂檀ノ尾、西賀茂蓬来谷、西賀茂鴬谷、西賀茂城山、西賀茂笠松、西賀茂鑓磨岩、西賀茂宮ノ谷、西賀茂西中尾、西賀茂卯ノ谷 63

大宮村大字東紫竹大門の一部は大正7年、「紫野」を冠称する20町、「紫竹」を冠称する7町、「大宮」を冠称する6町に編成された。該当する町名は以下の通りである。

  • (紫野)宮東町、宮西町、門前町、雲林院町、今宮町、大徳寺町、西野町、東藤ノ森町、西藤ノ森町、北舟岡町、南舟岡町、郷ノ上町、上柏野町、中柏野町、下柏野町、西土居町、柳町、御所田町、蓮台野町、築山町
  • (紫竹)桃ノ本町、西北町、西南町、東南町、東北町、初音町、芝本町
  • (大宮)土居町、西野山町、大門町、泉堂町、栗栖町、上野町

大字東紫竹大門の残余は昭和6年、「大宮」を冠称する15町に編成された。該当する町名は以下の通りである。

  • (大宮)開町、一ノ井町、薬師山東、薬師山西町、玄琢北町、玄琢南町、玄琢北東町、釈迦谷、草山、秋葉山、萩原、二ノ坂、小野堀町、脇台町、箱ノ井町

大宮村大字西賀茂の一部は大正7年、「大宮」を冠称する3町に編成された。該当する町名は以下の通りである。

  • (大宮)上ノ岸町(かみのきしちょう)、下ノ岸町、竹殿町

大字西賀茂の残余は昭和6年に「大宮」を冠称する8町及び「西賀茂」を冠称する55町に編成された。町名は以下の通りである。

  • (大宮)榿ノ木町、中ノ社町、田尻町、上ノ岸町(うえのきしちょう)、林町、林裏町、椿原町、大栗町
  • (西賀茂) 神光院町、大深町、角社町、鎮守菴町、今原町、川上町、蟹ケ坂町、下庄田町、上庄田町、氷室町、西氷室町、井ノ口町、中島町、樋ノ口町、山ノ森町、大道口町、水垣町、柿ノ木町、東柿ノ木町、鹿ノ下町、丸川町、坊ノ後町、勧請、松茸嶋、谷中、唄ノ尾、栩谷、万寿峠、尾横、傍示ケ尾、由利ノ向、小峠、桧谷、西山、烏帽子岩、蛙ケ谷、圓峰、妙見堂、船山、毘沙門山、岩門、西萩原、西二ノ坂、宮山、檀ノ尾、蓬来谷、鴬谷、城山、笠松、鑓磨岩、宮ノ谷、西中尾、卯ノ谷、総門口町、山ノ前町

紫野」を冠称する町名は、以下の変遷を経て、現在は47町である。

  • (昭和10年成立)上鳥田町、下鳥田町、石龍町、上石龍町、下石龍町、上門前町、下門前町
  • (昭和11年廃止)御所田町、築山町
  • (昭和11年成立)上柳町、下柳町、上御所田町、東御所田町、西御所田町、上築山町、下築山町、東舟岡町、西舟岡町、上若草町、下若草町、上御輿町、下御輿町、東野町
  • (昭和12年廃止)柳町
  • (昭和16年成立)北花ノ坊町、南花ノ坊町
  • (昭和16年冠称を「鷹野」から「紫野」に変更)花ノ坊町、十二坊町
  • (昭和35年成立)東泉堂町、西泉堂町、東蓮台野町、西蓮台野町
  • (昭和35年冠称を「大宮」から「紫野」に変更)泉堂町、上野町(一部)
  • (昭和54年廃止)蓮台野町

紫竹」を冠称する町名は、以下の変遷を経て、現在は39町である。

  • (大正15年成立)牛若町
  • (昭和10年成立)下緑町、下本町、下芝本町、東桃ノ本町、西桃ノ本町、高縄町、東高縄町、西高縄町
  • (昭和10年廃止)東南町
  • (昭和11年成立)上高才町、下高才町、上梅ノ木町、下梅ノ木町、上園生町、下園生町、上竹殿町、下竹殿町、上緑町、上本町、上芝本町、上ノ岸町、下ノ岸町
  • (昭和11年廃止)東北町
  • (昭和12年成立)上長目町、下長目町、上堀川町
  • (昭和12年廃止)初音町、芝本町
  • (昭和35年成立)東大門町、西大門町、北大門町、東栗栖町、西栗栖町、北栗栖町、西野山東町
  • (昭和35年冠称を「大宮」から「紫竹」に変更)栗栖町(一部)、竹殿町、大門町、西野山町(一部)

大宮」を冠称する町名は、以下の変遷を経て、現在は37町である。

  • (昭和6年廃止)上ノ岸町(うえのきしちょう)(上ノ岸町(かみのきしちょう)に編入)
  • (昭和12年廃止)下ノ岸町
  • (昭和35年冠称を「大宮」から「紫野」に変更)泉堂町
  • (昭和35年冠称を「大宮」から「紫竹」に変更)竹殿町、大門町
  • (昭和43年廃止)小野堀町、脇台町、箱ノ井町、林町、林裏町、椿原町
  • (昭和43年成立)南田尻町、北椿原町、南椿原町、東総門口町、西総門口町、中総門口町、北林町、南林町、中林町、東小野堀町、西小野堀町、東脇台町、西脇台町、北山ノ上町、南山ノ上町、西山ノ上町、北箱ノ井町、南箱ノ井町
  • (昭和43年冠称を「大宮」から「西賀茂」に変更)大栗町
  • (昭和53年成立)北ノ岸町
  • (昭和54年廃止)栗栖町、上野町

西賀茂」を冠称する町名は、以下の変遷を経て、現在は63町である。

  • (昭和43年廃止)総門口町、山ノ前町
  • (昭和53年成立)北山ノ森町、北川上町、中川上町、南川上町、北今原町、南今原町、北鎮守菴町、南大栗町
  • (昭和53年冠称を「大宮」から「西賀茂」に変更)榿ノ木町(一部)、大栗町

愛宕郡野口村は、同郡鷹峯村から明治25年(1892年)に分立した村である。大字はなかった。同村は大正7年、当時の上京区に編入され、「鷹野」を冠称する4町に編成された。以下の変遷を経て、現在「鷹野」を冠称する町は存在しない。

  • (昭和11年廃止)東町
  • (昭和16年廃止)北町
  • (昭和16年、冠称を「鷹野」から「紫野」へ変更)花ノ坊町、十二坊町

旧鞍馬口村、上賀茂村編集

公称町名 町数
出雲路松ノ木町、出雲路立テ本町、出雲路俵町、出雲路神楽町 4
小山北玄以町、小山東玄以町、小山西玄以町、小山東元町、小山元町、小山花ノ木町、小山上板倉町、小山板倉町、小山西元町、小山上花ノ木町、小山上初音町、小山初音町、小山北上総町、小山上総町、小山東花池町、小山西花池町、小山堀池町、小山中溝町、小山下総町、小山西上総町、小山南上総町、小山東大野町、小山南大野町、小山下花ノ木町、小山下板倉町、小山西大野町、小山北大野町、小山下初音町、小山上内河原町、小山下内河原町 30
上賀茂烏帽子ケ垣内町、上賀茂荒草町、上賀茂蝉ケ垣内町、上賀茂向繩手町、上賀茂岡本口町、上賀茂豊田町、上賀茂畔勝町、上賀茂榊田町、上賀茂松本町、上賀茂桜井町、上賀茂岩ケ垣内町、上賀茂池端町、上賀茂御薗口町、上賀茂山本町、上賀茂池殿町、上賀茂菖蒲園町、上賀茂北大路町、上賀茂中大路町、上賀茂南大路町、上賀茂藤ノ木町、上賀茂竹ケ鼻町、上賀茂岡本町、上賀茂梅ケ辻町、上賀茂向梅町、上賀茂深泥池町、上賀茂狭間町、上賀茂二軒家町、上賀茂上神原町、上賀茂下神原町、上賀茂壱町口町、上賀茂東後藤町、上賀茂西後藤町、上賀茂東上之段町、上賀茂西上之段町、上賀茂中ノ坂町、上賀茂坂口町、上賀茂六段田町、上賀茂柊谷町、上賀茂北ノ原町、上賀茂前田町、上賀茂中山町、上賀茂津ノ国町、上賀茂女夫岩町、上賀茂毛穴井町、上賀茂大柳町、上賀茂音保瀬町、上賀茂西河原町、上賀茂馬ノ目町、上賀茂舟着町、上賀茂葵之森町、上賀茂朝露ケ原町、上賀茂今井河原町、上賀茂本山、上賀茂ケシ山、上賀茂十三石山、上賀茂薮田町、上賀茂高繩手町、上賀茂石計町、上賀茂土門町、上賀茂葵田町、上賀茂備後田町、上賀茂赤尾町、上賀茂茨谷町、上賀茂中嶋河原町、上賀茂中ノ河原町、上賀茂神山、上賀茂深泥山神町、上賀茂深泥白木山町、上賀茂深泥西山町、上賀茂深泥御用谷町 70

出雲路」を冠称する町名の区域はもと愛宕郡鞍馬口村(大字なし)である。同村の区域は大正7年、当時の上京区に編入され、「出雲路」を冠称する出雲路松ノ下町、出雲路立テ本町、出雲路神楽町、出雲路俵町、出雲路内河原町の5町に編成された。

出雲路立テ本町は昭和18年一部が小山東花池町、小山堀池町、出雲路松ノ下町となり、同時に小山堀池町の一部を編入。

出雲路俵町は昭和5年一部が上京区鶴山町となる。

出雲路内河原町は昭和10年一部が小山上花ノ木町、小山花ノ木町、小山東元町、小山上内河原町、小山下内河原町となり、同18年残余が小山北上総町、小山上総町、小山下内河原町となったため廃止された。

現在「出雲路」を冠称する町名は出雲路松ノ下町、出雲路立テ本町、出雲路神楽町、出雲路俵町の4町となっている。


旧愛宕郡上賀茂村は、大正7年一部が、昭和6年に残余が京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。上賀茂村には小山、上賀茂の2つの大字があった。このうち、大字小山は大正7年、上京区に編入され、「小山」を冠称する6町に編成された。その後、以下のような町名の変更があり、「小山」を冠称する町名は計30となっている。

  • (昭和10年成立)北玄以町、東玄以町、元町、東元町、上花ノ木町、上板倉町、板倉町、上初音町、初音町、上内河原町、下内河原町、北上総町、東花池町、西花池町
  • (昭和11年廃止)大野町
  • (昭和11年成立)西玄以町、西元町、下花ノ木町、下板倉町、下初音町、西上総町、南上総町、東大野町、西大野町、南大野町、北大野町

上賀茂村大字上賀茂の一部が大正7年、当時の上京区に編入され、「賀茂」を冠称する4町に編成された(当該区域は、現北区小山及び左京区に所属)。残余は昭和6年、当時の上京区に編入されて、大部分が「上賀茂」を冠称する93町に編成され、一部が大字上賀茂として残された。なお、上賀茂十三石山の区域は、明治31年(1898年)、当時の雲ケ畑村字十三石山を上賀茂村に編入したものである。

上賀茂地区では以後、以下のような町名変更が行われた。

  • (昭和15年成立)池端町、中山町、北茶ノ木町、南茶ノ木町、水口町、北芝町、南芝町
  • (昭和15年廃止)御屑町、風呂ノ木町、長㴬町(「㴬(ぶけ)」は「さんずい」に「射」)、池尻町、大水口町、黒田町、茶ノ木原町、天井ケ芝町
  • (昭和24年、左京区下鴨へ)北茶ノ木町、南茶ノ木町、水口町、北芝町、南芝町、北野々神町、南野々神町、梁田町、夜光町、神殿町、狗子田町、前萩町、萩ケ垣内町

昭和40年(1965年)、当時の京都市内各所に残存していた「大字○○字XX」の区域はすべて「町」となり、「○○XX町」と改称された。この際、「大字上賀茂」として存続していた区域は上賀茂深泥御用谷町、上賀茂深泥白木山町、上賀茂深泥西山町、上賀茂深泥山神町となった。以後以下のような町名の変更があり、「上賀茂」を冠称する町名は、計70町となっている。

  • (昭和46年成立)荒草町、松本町
  • (昭和46年廃止)二股町、一ノ坪町、東荒草町、西荒草町、糠田町、穂根束町、松田町、御琴持町、桜町、下桜町、中流石町、東松本町、西松本町、忌子田町、石壺町

旧鷹ケ峯村編集

公称町名 町数
鷹峯木ノ畑町、鷹峯上ノ町、鷹峯藤林町、鷹峯黒門町、鷹峯土天井町、鷹峯北鷹峯町、鷹峯南鷹峯町、鷹峯光悦町、鷹峯千束町、鷹峯堀越町、鷹峯大谷町、鷹峯堂ノ庭町、鷹峯旧土居町、鷹峯船水、鷹峯長坂、鷹峯一ノ坂、鷹峯焼尾、鷹峯地獄谷、鷹峯大山、鷹峯菩提、鷹峯西菩提、鷹峯扇ケ原、鷹峯長尾、鷹峯御蔵尾、鷹峯西流尾、鷹峯護法ケ谷、鷹峯仏谷、鷹峯桃山、鷹峯冠岩、鷹峯滑地、鷹峯赤坂、鷹峯牛ケ首、鷹峯東奥長谷、鷹峯奥長谷、鷹峯皿谷、鷹峯笹ケ尾、鷹峯株地、鷹峯株地天ケ峯、鷹峯八ケ所、鷹峯逆二ツ岩町、鷹峯大日町 41

旧愛宕郡鷹ケ峯村(たかがみねむら)は、昭和6年京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。鷹ケ峯村の大字は大字鷹峯1つのみであった。鷹ケ峯村大字鷹峯は昭和6年、上京区に編入され、大部分が「鷹峯」を冠称する39町に編成され、残余は大字鷹峯として残された。

昭和40年(1965年)、当時の京都市内各所に残存していた「大字○○字XX」の区域はすべて「町」となり、「○○XX町」と改称された。この際、「大字鷹峯」として存続していた区域は鷹峯逆二ツ岩町、鷹峯大日町となった。「鷹峯」を冠称する町名は、これら2町を含め、計41町となっている。

旧雲ケ畑村編集

公称町名 町数
雲ケ畑中津川町、雲ケ畑中畑町、雲ケ畑出谷町 3

旧愛宕郡雲ケ畑村は、昭和24年京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。雲ケ畑村には大字はなく、村域は昭和24年、「雲ケ畑」を冠称する3町に編成された。

旧中川村編集

公称町名 町数
中川北山町、中川中山、中川東山、中川西山、中川水谷、中川奥山、中川西ノ谷、中川川登 8

旧葛野郡中川村は、昭和23年京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。中川村には大字はなく、村域は昭和23年、「中川」を冠称する8町に編成された。

旧小野郷村編集

公称町名 町数
杉阪道風町、杉阪都町、杉阪東谷、杉阪南谷、杉阪北尾 5
真弓八幡町、真弓善福 2
小野下ノ町、小野中ノ町、小野上ノ町、小野宮ノ上町、小野岩戸、小野水谷、小野笠谷 7
大森芦堂町、大森稲荷、大森中町、大森東町、大森菖蒲、大森西町、大森大谷、大森牛ケ滝、大森中山 9

旧葛野郡小野郷村は、昭和23年京都市に編入され、当時の上京区の一部となった。小野郷村には杉坂、真弓、小野、大森の4つの大字があり、これらは昭和23年、それぞれ「杉阪」を冠称する5町、「真弓」を冠称する2町、「小野」を冠称する7町、「大森」を冠称する9町に編成された。

備考編集

  • 上賀茂深泥山神町、上賀茂深泥白木山町、上賀茂深泥西山町、上賀茂深泥御用谷町 - 以上は地図にみえない。『角川日本地名大辞典 26 京都府』によれば、上賀茂ケシ山付近の無人町である。

参考文献編集

  • 『角川日本地名大辞典 26 京都府』、角川書店、1982
  • 『日本歴史地名大系 27巻 京都市の地名』、平凡社、1979
  • 水谷憲司『京都 もう一つの町名史』、永田書房、1995

外部リンク編集