京都慕情

1970年の渚ゆう子のシングル

京都慕情」(きょうとぼじょう)は、ザ・ベンチャーズが日本で発表したシングル渚ゆう子がカバーし、シングルとして発売した。

ザ・ベンチャーズ盤 編集

京都慕情
ザ・ベンチャーズシングル
初出アルバム『ゴールデン・ポップス』
A面 京都慕情
B面 別れた人と
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル インストゥルメンタル
レーベル 東芝音楽工業(LIBERTY)
作曲 ザ・ベンチャーズ
チャート最高順位
ザ・ベンチャーズ シングル 年表
カーン・カントリー・ライン
(1970年)
京都慕情
(1970年)
うわさの男
(1970年)
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ザ・ベンチャーズが日本で発売したシングル。1970年11月25日発売。A面曲・B面曲共に同年2月発売のLP『ゴールデン・ポップス』からのシングルカット。

ザ・ベンチャーズのインストゥルメンタル曲で、「京都の恋」に続いてザ・ベンチャーズの「京都シリーズ」第2弾として発表された。「Reflections in A Palace Lake」という原題を持つ。

近年のザ・ベンチャーズのコンサートに於いては「雨の御堂筋」との2曲メドレーで演奏されることがある。

収録曲 編集

  1. 京都慕情 (REFLECTIONS IN A PALACE LAKE)
    • 当初の邦題は「パレスの夜」だったが[1]渚ゆう子への楽曲提供が決まったことで「京都慕情」に改題され、シングルA面曲として発売された。
  2. 別れた人と (WAKARETA HITO TO)

渚ゆう子盤 編集

京都慕情
渚ゆう子シングル
A面 京都慕情
B面 女の指輪
リリース
規格 シングルレコード
ジャンル 歌謡曲
レーベル 東芝音楽工業
作詞・作曲 作詞: 林春生(M-1)
作詞: 橋本淳(M-2)
作曲: ザ・ベンチャーズ(M-1)
作曲: 筒美京平(M-2)
チャート最高順位
  • 週間2位(オリコン
  • 1971年度年間15位(オリコン)
渚ゆう子 シングル 年表
京都の恋
1970年
京都慕情
1970年
さいはて慕情
1971年
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1970年12月1日渚ゆう子がカバーし、シングルとして発売した。発売元は東芝音楽工業(現:EMIミュージック・ジャパン)。

解説 編集

オリコンのシングルチャートで8週連続1位を獲得した前作「京都の恋」に続いてザ・ベンチャーズが楽曲を提供している。外国人による作曲ながら、和情緒溢れる雰囲気で大ヒットとなった。

京都慕情」で第22回NHK紅白歌合戦に初出場。舞妓の姿で歌唱した。また、「夏の紅白」ともいわれる『第36回思い出のメロディー』(2004年)に出演し、本楽曲を披露した。

収録曲 編集

  1. 京都慕情
  2. 女の指輪

その他のカバー 編集

1972年、織井茂子が「京都慕情」をカバーした。アルバム『京都の恋』に収録。

1990年公開の映画『TUGUMI』(監督=市川準、原作=吉本ばなな『TUGUMI』)主題歌=小川美潮「おかしな午後」

1993年、坂本冬美カバーアルバム「LOVE SONGS IV 逢いたくて 逢いたくて~」収録。

1997年には、矢野顕子が「京都慕情」をカバーした。『Oui Oui』収録。

深夜番組枠で放送されていた頃のテレビ朝日バラエティ番組Matthew's Best Hit TV』において、マシュー南に扮した藤井隆嵐山の映像をバックに、前触れもなく本楽曲を歌いだす映像が放送されたことがある。

2002年、Sunny Side Upが「京都慕情」をカバーした。

2003年、石井竜也が「京都慕情」をカバーした。アルバム「super nipops」収録。

2004年、いしだあゆみが『いしだあゆみ・せれくしょん~シングル・ヒッツ&モア~』に収録。

2007年、O’sが『COVER’s』で収録。

2009年リリース、青江三奈の『ゴールデン☆ベスト 青江三奈 カヴァー・コレクション』に収録。

2009年、山内喜美子が『決定盤!!琴 / ヒット演歌 ベスト』に収録。

2010年、古川初穂ピアノトリオが『おくにうた』に収録。

2012年、MARIKO(佐藤真理子)がカバーをリリース。

2013年、サム・テイラーが『ロマン歌謡』で収録。

2013年よりJリーグ京都サンガF.C.のサポーターがクラブアンセムとしてこの歌を使用している。なお、歌詞はサンガのイメージに合わせて変更されている。

2014年、加藤博啓が『加藤博啓plays ベンチャーズ・ポップス・イン・ジャパン』収録。

2015年1月3日、NHK BSプレミアムにて放送された『京都人の密かな愉しみ』のエンディングテーマとして本曲が流れた。歌手は武田カオリ

2017年、映画『禅と骨』オリジナル・サウンドトラック、野宮真貴のカバーを収録。

2018年、ジャズロックバンド美笑がカバーをリリース。

2018年、アン・ルイスが『アン・ルイス・ベンチャーズ・ヒットを歌う』で収録。

2019年、高瀬由梨が『サンク1970 Vol.2』に収録。

関連作品 編集

関連項目 編集

脚注 編集

  1. ^ 1970年4月1日発売のザ・ベンチャーズのシングル「白鳥の湖ロック」のB面にこの邦題で収録されている。

外部リンク 編集

https://motouta.com/coversong/kyoto-bojyo/