京都映画賞
京都映画賞(きょうとえいがしょう、KYOTO FILM AWARD)は、京都映画賞実行委員会による京都の映画賞。
京都映画賞 | |
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受賞対象 | 京都ゆかりの映画・製作スタッフ |
会場 | 京都文化博物館(第2回以降) |
国 | ![]() |
主催 | 京都映画賞実行委員会 |
報酬 | トロフィー 賞金10万円 |
初回 | 2022年度 |
最新回 | 2024年度 |
初代受賞者 | 『映画 太陽の子』(作品賞) |
最新受賞者 | 『碁盤斬り』(作品賞) |
公式サイト | https://filmaward.kyoto/ |
概要
編集「映画のまち・京都」である京都の映画文化の振興と継承を図るため[1]、京都市で2022年9月に創設された賞[2]。
主催する京都映画賞実行委員会は、京都市や京都市観光協会のほか、アスミック・エース、角川大映スタジオ、松竹撮影所、東映、東宝、吉本興業ホールディングス等によって構成されており、2025年現在、京都市長の松井孝治が実行委員長を務めている[1]。
賞の贈呈のほか、野外映画鑑賞会「京都シネマスクエア」の実施なども行っている[3]。
賞の種類
編集- 作品賞
- 京都ゆかりの優れた映画作品を選出、顕彰する。題材、舞台、撮影、ロケ地が京都であり、対象期間[注 1]中に1週間以上有料劇場公開された劇映画等の長編実写映画を対象都市、京都映画賞会員の投票によって、受賞作1作品を決定する[4]。
- 優秀スタッフ賞
- 京都にゆかりのある映画等の映像製作スタッフを顕彰する。実行委員会委員からの推薦で候補者リストを作成し、審査委員会の選考によって複数名決定する。受賞者の功績・仕事内容にスポットを当てて発信することで、京都の映画業界の担い手の継承につなげる目的がある[4]。
- 奨励賞
- 京都で映画を撮りたい新鋭監督を奨励する。第3回時点でも「内容を検討中」とされており、受賞者はいない[4]。
各賞受賞者にはトロフィーと副賞10万円が贈られる。トロフィーは京友禅の技術を活用した金彩ガラスによって制作される[5]。
歴代受賞作品・受賞者
編集第1回(2022年度)
編集第2回(2023年度)
編集- 作品賞:『わたしの幸せな結婚』(2023年3月17日公開)
- 優秀スタッフ賞:石原興(撮影監督)、太田米男(映画復元、保存)、杉本崇(照明)
- 京都映画賞特別功労賞:中島貞夫 - 当映画賞立ち上げに多大な功績、実行委員会特別顧問としての助言
第3回(2024年度)
編集会員
編集「京都」「映画」を愛する人々によるメンバーシップ。京都映画賞会員には年齢や京都在住の有無にかかわらず、無料で登録できる。会員になれば作品賞の投票に参加できるようになる[6]。
名誉会員
編集脚注
編集注釈
編集- ^ 前年10月から当年9月。ただし、第1回のみ前年4月から。
出典
編集- ^ a b 「京都映画賞とは」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「京都市:第3回京都映画賞(「作品賞」及び「優秀スタッフ賞」)の決定、真田広之氏への感謝状の贈呈並びに表彰式の開催」京都市、2025年1月20日。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「野外上映会」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ a b c 「作品賞・優秀スタッフ賞」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「2022年度受賞作品・受賞者」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「京都映画賞会員」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「京都映画賞の概要について (PDF)」。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「名誉会員」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ a b c d 「2022年度表彰式表彰式・上映会 開催レポート」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ a b c 「2023年度表彰式表彰式・上映会 開催レポート」『京都映画賞』。2025年3月14日閲覧。
- ^ 「吉岡里帆、地元の京都映画賞名誉会員に就任「寂しいニュースもありましたが…」と思い明かす」『日刊スポーツ』日刊スポーツ新聞社、2024年3月27日。2025年3月14日閲覧。
外部リンク
編集- 京都映画賞 KYOTO FILM AWARD
- 【公式】京都映画賞 Kyoto Film Award (@kyotofilmaward) - X(旧Twitter)