京阪奈(けいはんな)とは、京都大阪奈良を合わせた呼び名であり、主に京都府南端、大阪府東端、奈良県北端の3府県の境が交わる付近の地域を指す[1][2]。この3府県にまたがる京阪奈丘陵(枚方丘陵、生駒山地北部、八幡丘陵、田辺丘陵、大野山、平城山丘陵)に建設されている関西文化学術研究都市の愛称でもある。行政区画地名ではないが事業所名などに用いる場合がある[3]

つながり 編集

大阪と京都はどちらも中心都市として機能しており、京阪間の人の往来は、道路では名神高速道路第二京阪道路国道1号国道171号、鉄道では東海道新幹線東海道本線JR京都線)・京阪本線阪急京都本線が通っている。

平成29年度旅客地域流動調査[4]によると、どちらも累計約9,900万人の往来があった。

大阪と奈良は奈良県の住民が近鉄奈良線近鉄大阪線大和路線などを利用して大阪市へ多く通勤通学しており、一大都市圏(大阪都市圏)を形成している。

京都と奈良はどちらも観光地であるため、バスを利用して移動する修学旅行[5]JR奈良線近鉄京都線などを利用している訪日外国人観光客も多い。

脚注 編集

  1. ^ デジタル大辞泉. “京阪奈”. コトバンク. 2020年6月3日閲覧。
  2. ^ けいはんな学研都市新たな都市創造に向けて”. p. 18. 2020年6月3日閲覧。
  3. ^ NTTコミュニケーション科学基礎研究所オムロンパナソニックなど。
  4. ^ 平成29年度旅客地域流動調査
  5. ^ 修学旅行モデルコース ー 奈良まほろば館

関連項目 編集

外部リンク 編集