今泉 忠明(いまいずみ ただあき、1944年 - )は、日本動物学者、文筆家。

東京都生まれ。父は動物学者の今泉吉典、兄も動物学者の今泉吉晴。息子の今泉勇人とも、カラスについての共著がある。

哺乳類を主とする分類学生態学が専門。

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略歴編集

東京水産大学(現・東京海洋大学)卒。1967年、国立科学博物館特別研究生、1972年富士自然動物園協会研究員として哺乳類の調査等を行う[1]

文部省(現・文部科学省)の国際生物計画(IBP)調査、日本列島総合調査に参加[2]。1973年~1977年、日本野生生物基金および環境庁の委託により「イリオモテヤマネコの保護のための生態調査」に参加[3]

上野動物園で動物解説員を務め、のち伊豆高原ねこの博物館館長[4]。他に日本動物科学研究所所長、日本ネコ科動物研究所所長[5]。川崎市環境影響評価審議会委員[6]

1999年6月北海道サロベツ原野にて、世界最小の哺乳類「トウキョウトガリネズミ」を生きたまま捕獲することに世界ではじめて成功する[7]

2004年、第51回産経児童出版文化賞を受賞(「江戸っ子ガラス」)[8]

著書編集

  • 『アニマルトラック 雪山の足跡と落とし物を読む』 自由国民社1984年1月
  • 『トラッキング調査法』ニュー・サイエンス社 (グリーンブックス) 1985
  • 『オコジョ 高山の可愛い暴れん坊 山の小さな動物たち』自由国民社 1986
  • 『イタチとテン 森をかけめぐる万能選手 山の小さな動物たち 2』自由国民社 1986
  • 『地球絶滅動物記』竹書房 1986
  • 『動物たちの「衣・食・住」学』同文書院 1987
  • 『ネズミの超能力』講談社 1988
  • 『地球絶滅恐竜記』竹書房 1988
  • 『進化を忘れた動物たち』講談社現代新書 1989
  • 『イヌ』講談社パノラマ図鑑 1991
  • 『地球絶滅人類記 1』竹書房 1991
  • 『イヌはそのときなぜ片足をあげるのか 動物たちのウンコロジー』TOTO出版 1992 「動物たちの可愛いウンチ」講談社+α文庫 1997
  • 『動物たちの「愛」 求愛・出産・子育て』化学工業日報社 1992
  • 『ネコ』講談社パノラマ図鑑 1992
  • 『野生ネコの百科』データハウス(動物百科) 1992
  • 『恐竜の目にはどんな空が映っていたか』実業之日本社 1993 「ティラノサウルスは無敵だったか」主婦と生活社 1997
  • 『野生イヌの百科』データハウス (動物百科) 1993
  • 『猛毒動物の百科』データハウス (動物百科) 1994
  • 『狐狸学入門 キツネとタヌキはなぜ人を化かす?』講談社ブルーバックス 1994
  • 『新アニマルトラック・ハンドブック 動物たちの足跡を読む』自由国民社 1994
  • 『新アニマルトラック 野生動物の足跡を追って』自由国民社 1994
  • 『謎の動物の百科』データハウス (動物百科) 1994
  • 『イリオモテヤマネコの百科』データハウス (動物百科) 1994
  • 『絶滅巨大獣の百科』データハウス (動物百科) 1995
  • 『動物の狩りの百科』データハウス (動物百科) 1995
  • 『絶滅野生動物の事典』東京堂出版 1995
  • 『ネイチャーワールド 動物編』マルディロ絵 毎日新聞カルチャーシティ 1997
  • 『なぜ大昔のことがわかるの? 化石と地層のはなし』偕成社 ひとつの「なぜ」から広がる世界 1997
  • 『なぜオスとメスがいるの? 動物の性と生殖のはなし』偕成社 ひとつの「なぜ」から広がる世界 1997
  • 『動物たちが僕の先生』講談社ニューハードカバー 1997
  • 『野外の危険動物観察ブック 自然をより安全に楽しむために』自由国民社 1998
  • 『すごい!びっくり!動物のふしぎパワー』世界文化社 1999
  • 『絶滅動物誌 人が滅ぼした動物たち』講談社 2000
  • 『イヌの力 愛犬の能力を見直す』平凡社新書 2000
  • 『世界珍獣図鑑』人類文化社 (オリクテロプス自然博物館シリーズ) 2000
  • 『イヌのすべて調べ図鑑』1-3 汐文社 2001
  • 『動物たちのとんでも恋愛術』学研M文庫 2001
  • 『猫 かわいいネコには謎がある』講談社青い鳥文庫 2001
  • 『ずーっと不思議に思っていた動物たちの謎』徳間文庫 2002
  • 『絶滅動物データファイル』編 祥伝社黄金文庫 2002
  • 『しじまに生きる野生動物たち 東アジアの自然の中で』農山漁村文化協会 図説・中国文化百華 2003
  • 『ボクの先生は動物たち』ハッピーオウル社 2004
  • 『野生動物観察事典』東京堂出版 2004
  • 『行き場を失った動物たち』東京堂出版 2005
  • 『あぶないいきもの 野外の危険動物、全ご紹介。』自由国民社 2006
  • 『猛毒動物最恐50 コブラやタランチュラより強い究極の毒を持つ生きものは?』ソフトバンククリエイティブ サイエンス・アイ新書 2008
  • 『「日帰り登山」を楽しむ本 地図の読み方から、疲れない山歩きのテクニックまで』PHP文庫 2009
  • 『ねこの幸せいぬの幸せ 一緒に生きるパートナーだから、絶対知ってほしいこと』素朴社 2009
  • 『ペンギンはなぜ燕尾服を着ているのか 動物おもしろ不思議雑学』PHP文庫 2010
  • 『動物たちのウンコロジー』明治書院 2011
  • 『巣の大研究 どんなところにすんでいるの? アリからビーバーまで、いきもの大集合!』PHP研究所 2011
  • 図解雑学 最新ネコの心理』ナツメ社 2011
  • 『図解雑学 誰も知らない動物の見かた動物行動学入門』ナツメ社 2012
  • 『いこう!絶滅どうぶつ園』谷川ひろみつ絵 星の環会 2012
  • 『外来生物最悪50 なぜ生態系や固有種存続に悪影響が?招かれざる種を徹底分析!』ソフトバンククリエイティブ サイエンス・アイ新書 2012
  • 『小さき生物たちの大いなる新技術』ベスト新書、2014 

共著編集

  • アニマルトラック・ハンドブック 足跡を残した動物たちを知るために 高崎有起共著 自由国民社 1986.7  
  • マンガ絶滅する日本の動物 佐藤晴美共著 2003.1 (講談社+α文庫)
  • カラス狂騒曲 行動と生態の不思議 今泉勇人共著 東京堂出版 2004.7
  • 動物園をまるごと楽しむ! 石和田研二共著 新風舎 2007.3

翻訳編集

  • ヒョウ / ジョナサン・スコット くもん出版 1994.8 (大自然の動物ファミリー)

監修編集

  • 渋谷愛子湊秋作 『日本の自然に生きる : キタキツネ・ニホンザル・ヤンバルクイナ・ヤマネ』 学研教育出版,学研マーケティング(発売) 大切ないのち、生まれたよ! : どうぶつの赤ちゃんフォトストーリー / 今泉忠明監修 4、2010年ISBN 9784055007221NCID BB0411408X 
  • 『おもしろい!進化のふしぎ ざんねんないきもの事典』高橋書店、2016年、ISBN 978-4471103644

論文編集

参考編集

脚注編集

  1. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報より
  2. ^ https://www.php.co.jp/fun/people/person.php?name=%E4%BB%8A%E6%B3%89%E5%BF%A0%E6%98%8E
  3. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報より
  4. ^ https://www.php.co.jp/fun/people/person.php?name=%E4%BB%8A%E6%B3%89%E5%BF%A0%E6%98%8E
  5. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報より
  6. ^ http://sciencei.sbcr.jp/archives/2006/04/post_75.html
  7. ^ http://sciencei.sbcr.jp/archives/2006/04/post_75.html
  8. ^ 日外アソシエーツ現代人物情報より