仙台花壇団地(せんだいかだんだんち)は、宮城県仙台市に立地する日本住宅公団の造成した公団住宅である。

団地付近の航空写真(2006年撮影)。国土交通省 国土地理院 地図・空中写真閲覧サービスの空中写真を基に作成

概要 編集

広瀬川が形成した河岸段丘の内、最も新しい仙台下町段丘の段丘面上にある団地である。広瀬川右岸にそそり立つ青葉山段丘と、左岸にある仙台中町段丘との間にあって、両段丘と標高差が大きい下町段丘は、谷底にあるような風景となっている。また、当団地の辺りでは広瀬川が蛇行している。

広瀬川上流に大倉ダム1956年昭和31年)に着工し、当団地は1958年(昭和33年)10月に入居が開始された。大倉ダムの竣工は1961年(昭和36年)である。

東北地方では花壇団地が初の公団住宅であり、2番目は1966年(昭和41年)の黒松団地である。すなわち、この2つの団地の間にあたる高度経済成長前半の昭和30年代には、東北地方で公団住宅が造成されることはなかった。

2021年5月より解体される。

この団地の住棟の北廊下の階段室には窓がはめ込まれており、寒冷地に対応した仕様となっている。

基本データ 編集

  • 竣工 - 1958年昭和33年)
  • 構成 - 8棟から構成、全128戸
  • 所在 - 宮城県仙台市青葉区花壇3

住棟構成 編集

  • 中層フラット棟 - 8棟(4階建て、北廊下型、寒冷地仕様)
  • また、中層フラット棟の内訳は2DKが112戸、3Kが16戸となっている。

交通 編集

関連項目 編集

外部リンク 編集

座標: 北緯38度15分14.1秒 東経140度51分49.2秒 / 北緯38.253917度 東経140.863667度 / 38.253917; 140.863667