以上・以下

日本語の語

以上(いじょう)とは、ある基準を含んだ数値より上であること、以下(いか[1])とは、ある数値を含んだ基準よりも下のことである。〇〇以上、〇〇以下は〇〇を含む数値である。

例えば、携帯電話の料金プランで20GBまでは1980円、20GBを超えたら2980円になるとする。この場合、20GBジャストは1980円という意味だ。

携帯電話の案内人が「20GB以上なら2980円」と説明したら誤案内である。なぜなら「20GB以上」は「20GB」も含むからである。(数学記号で以上は≦だからだ)

正しい説明は「20GBを超えても」「20GBを超過しても」など。

概要編集

 数を限定する場合、数詞助数詞または割合を示す数を伴うことが通例であり[2]、現代語では、基準となる数量を含む。例えば、「3歳以下」は0〜3歳を意味するが、「3歳未満」は0〜2歳を意味する。数学では、以上及び以下を意味する記号として、それぞれ「」(しょうなりイコール)「≧」(だいなりイコール)を用いる(不等号)。

 基準となる数量を含まない場合、数学では、以上の代わりに「より大きい」、「超える(こえる)」、以下の代わりに「より小さい」、「未満(みまん)」と表現する。法律用語でも、場合には数学と同様、以上の代わりに「超える」[3]、以下の代わりに「未満」[4]を用いるが、「超える」の場合はまれに「超過」(事例、『制限速度の超過』、等)と表現することもある。

日本国での文化感による、意味の差異編集

 数を限定する場合以外の用法として、「期待__の大活躍」や「君__の実力がある」[5][6]などのように、数詞と助数詞もしくは割合を示す数を伴わず、基準と比較してそれより上または下の段階や程度であることを表す場合もある。

 この用法では、具体的な段階やクラスについては基準を含む。「銀メダル以上確定」という場合は金・銀両方のメダルを指すし[7]、「中学以下で教わる漢字」は義務教育で教わる漢字の意味である。一方、程度やレベルといった抽象的な比較では、「人間以上の神業」「芸術以下の駄作」は「人間を超える…」「芸術未満の…」の意味であり、基準を含まない。

 古典語では、「以上」や「以下」に基準となる数量を含むか否かは必ずしも厳密ではない[2](例:御目見以上・御目見以下)。数学ではかつては、以上及び以下という表記であっても基準となる数量を含まないものもあり厳密ではなく、最近においてもこれらの区別がルーズに用いられる事もある事から、等号を含まない場合はその事を強調する為に「真に大きい」、「真に小さい」と表現する場合もある。法律用語でも、明治初期には、現代と異なる使い分けが定められたこともある[8]

 なお、漢字の意味から、『以』が、「それ、自体を、含む」と、解釈される、観点が、有り、他に、『以上、以下』の教育で、「それ、自体を、含む」(事例、十八歳以上)、『未満』の教育で、「それ、自体を、含まない」(事例、二十歳未満)と、教え、線状の図上では、「起点の数値を、『白丸、黒丸』で、『表現』を、行って、該当の数値が、『含まれるのか、含まれないのか』を、表す、方法も、習って、いる」のが、『義務的な教育』(各地域の教科書に、依存される)での事情と、成る。

脚注編集

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  1. ^ 古くは「いげ」といい、「いか」が一般化するのは中世末期ころであろうとされる(日本国語大辞典第2版・以下)。
  2. ^ a b 日本国語大辞典第2版、1巻p.968『以上』語誌欄より
  3. ^ 山口真弘「以上」「超過」、『法令用語辞典』 学陽書房ISBN 9784313113091、2009年、12頁。
  4. ^ 山口真弘「以下」 『法令用語辞典』、7頁
  5. ^ 小学館 大辞泉『以上』語欄より
  6. ^ 三省堂 大辞林 第三版『以上』語欄より
  7. ^ 竹内決勝進出、「銀」以上が確定 女子パラレル大回転(msn 産経ニュース)
  8. ^ 物数及名称ニ以上以下等ノ文字記載方(太政類典・第二編・明治四年~明治十年・第四十一巻・官規十五・文書三