京急東神奈川駅

日本の神奈川県横浜市神奈川区東神奈川にある京浜急行電鉄の駅
仲木戸駅から転送)

京急東神奈川駅(けいきゅうひがしかながわえき)は、神奈川県横浜市神奈川区東神奈川一丁目にある、京浜急行電鉄(京急)本線である。駅番号KK35

京急東神奈川駅
駅舎(2020年6月7日)
けいきゅう ひがしかながわ
Keikyū Higashi-kanagawa
(【旧駅名 仲木戸】)
KK34 神奈川新町 (0.5 km)
(1.0 km) 神奈川 KK36
地図左上は乗換駅の東神奈川駅
所在地 横浜市神奈川区東神奈川一丁目11-5
北緯35度28分38.3秒 東経139度38分4.1秒 / 北緯35.477306度 東経139.634472度 / 35.477306; 139.634472 (京急東神奈川駅)座標: 北緯35度28分38.3秒 東経139度38分4.1秒 / 北緯35.477306度 東経139.634472度 / 35.477306; 139.634472 (京急東神奈川駅)
駅番号 KK35
所属事業者 京浜急行電鉄(京急)
所属路線 本線
キロ程 20.5 km(品川起点)
駅構造 高架駅
ホーム 2面2線
乗降人員
-統計年度-
21,471人/日
-2022年-
開業年月日 1905年明治38年)12月24日
乗換 東神奈川駅[1]
JR京浜東北線JR横浜線
* 改称経歴
- 1915年 中木戸駅→仲木戸駅
- 2020年 仲木戸駅→京急東神奈川駅
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歴史 編集

駅名の由来 編集

旧駅名の「仲木戸」は、江戸時代この近辺に「神奈川御殿」と呼ばれていた将軍の宿泊施設があり、木の門を設けて警護していた。そのためこの一帯が「仲木戸」と呼ばれていたことに由来している[8]

改称にあたっては前述の東神奈川駅と隣接していながら、駅名が異なることで乗り換え可能駅として旅客から十分に認知されていないことから、「京急」を冠した上で同駅名とし、乗り間違いを防ぎつつ利便性を高めたものとされているが、新横浜駅近くにある横浜国際総合競技場へ向かう客のことも考えていたという[9]

駅構造 編集

相対式ホーム2面2線を有する盛土上の高架駅であり、有効長は8両である。駅舎は2番線ホーム側の地上部に設置されている。改札口は地上部と2番線ホームの横浜方にある。2番線ホームの改札口はペデストリアンデッキに直結している。

かつて待避設備を有していた名残でホームは幅が広い[2]

のりば 編集

番線 路線 方向 行先
1   本線 下り 横浜三浦海岸方面
2 上り   羽田空港方面 / 品川方面

1番線へはいずれの改札口を利用するにも、1番線側・2番線側の双方で階段またはエレベーターを経由する必要がある。

1番線と2番線との連絡通路は地上より若干高くなったところにある。

駅員が常駐するのは、ペデストリアンデッキと直結する二階の改札口のみである。

利用状況 編集

2022年度の1日平均乗降人員は21,471人であり[10]、京急線全72駅中26位。近年は利用者数が増加傾向にある。

近年の1日平均乗降人員と乗車人員の推移は下表の通り。

年度別1日平均乗降・乗車人員[11]
年度 1日平均
乗降人員[12]
1日平均
乗車人員[13]
出典
1980年(昭和55年) 4,729
1981年(昭和56年) 4,901
1982年(昭和57年) 4,967
1983年(昭和58年) 6,653
1984年(昭和59年) 4,808
1985年(昭和60年) 4,471
1986年(昭和61年) 4,455
1987年(昭和62年) 4,475
1988年(昭和63年) 4,422
1989年(平成元年) 4,384
1990年(平成02年) 4,425
1991年(平成03年) 4,391
1992年(平成04年) 4,195
1993年(平成05年) 4,011
1994年(平成06年) 3,937
1995年(平成07年) 3,645 [* 1]
1996年(平成08年) 3,471
1997年(平成09年) 3,424
1998年(平成10年) 3,482 [* 2]
1999年(平成11年) 3,589 [* 3]
2000年(平成12年) 7,701 3,987 [* 3]
2001年(平成13年) 8,323 4,290 [* 4]
2002年(平成14年) 9,072 4,701 [* 5]
2003年(平成15年) 10,578 5,586 [* 6]
2004年(平成16年) 11,972 6,340 [* 7]
2005年(平成17年) 12,838 6,799 [* 8]
2006年(平成18年) 13,424 7,045 [* 9]
2007年(平成19年) 13,902 7,177 [* 10]
2008年(平成20年) 15,457 7,696 [* 11]
2009年(平成21年) 15,915 7,929 [* 12]
2010年(平成22年) 16,910 8,436 [* 13]
2011年(平成23年) 17,728 8,858 [* 14]
2012年(平成24年) 18,692 9,355 [* 15]
2013年(平成25年) 20,325 10,163 [* 16]
2014年(平成26年) 20,818 10,429 [* 17]
2015年(平成27年) 21,904 10,997 [* 18]
2016年(平成28年) 22,556 11,331 [* 19]
2017年(平成29年) 22,996 11,547 [* 20]
2018年(平成30年) 23,567 11,824 [* 21]
2019年(令和元年) 23,821 11,907 [* 22]
2020年(令和02年) 18,022

駅周辺 編集

駅の二階から出ると東日本旅客鉄道(JR東日本)京浜東北線横浜線東神奈川駅と連絡するペデストリアンデッキ「かなっくウォーク」がある。屋根はないが東神奈川駅まで数十メートルであり、容易に乗り換えが可能である。かつて連絡運輸は存在しなかったが、2008年3月15日より定期券に限り連絡運輸を開始した。なお、最終列車の接続待ちは相互に行っていない(当駅構内にその旨の注意書きがある)。

周辺施設 編集

バス路線 編集

隣の駅 編集

京浜急行電鉄
  本線
モーニング・ウィング号」・イブニング・ウィング号」・快特・特急
通過
急行
神奈川新町駅 (KK34) - 京急東神奈川駅 (KK35) - 横浜駅 (KK37)
普通
神奈川新町駅 (KK34) - 京急東神奈川駅 (KK35) - 神奈川駅 (KK36)

脚注 編集

  1. ^ ●JR線と連絡会社線との乗り換え駅” (PDF). 東日本旅客鉄道. 2020年4月8日時点のオリジナルよりアーカイブ。2020年4月8日閲覧。
  2. ^ a b c d e 電気車研究会発行「鉄道ピクトリアル」1998年7月臨時増刊号(通巻656号)129ページ
  3. ^ 鶴通孝「横浜起点に見た首都圏鉄道の現実」『鉄道ジャーナル』第50巻第1号、鉄道ジャーナル社、2016年、27頁。
  4. ^ 京急線6駅の駅名を2020年3月14日(土)に変更します』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2019年12月16日。 オリジナルの2019年12月16日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20191216064450/https://www.keikyu.co.jp/assets/pdf/20191216HP_19166TS.pdf2019年12月16日閲覧 
  5. ^ 沿線地域の活性化を目的に2020年3月 4駅の駅名を変更します』(PDF)(プレスリリース)京浜急行電鉄、2019年1月25日、2頁。 オリジナルの2020年3月9日時点におけるアーカイブhttps://web.archive.org/web/20200309182021/https://www.keikyu.co.jp/resource_pastnews/pdf/company/news/2018/20190125HP_18229TS.pdf2020年3月9日閲覧 
  6. ^ “特集)京急開業120年 仲木戸駅誕生から115年 生まれ変わった京急6駅 歴史と全駅ビフォア&アフター”. ヨコハマ経済新聞. (2020年3月14日). オリジナルの2020年3月20日時点におけるアーカイブ。. https://web.archive.org/web/20200320053807/https://www.hamakei.com/column/316/ 2020年3月27日閲覧。 
  7. ^ お知らせ 2022年7月2日(土)始発より京急東神奈川駅1・2番線のホームドアの運用を開始いたします”. 京浜急行電鉄 (2022年6月22日). 2022年7月2日時点のオリジナルよりアーカイブ。2022年7月2日閲覧。
  8. ^ 東神奈川駅と仲木戸駅はあんなに近いのになんで駅名が違うの? - はまれぽ.com 神奈川県の地域情報サイト”. はまれぽ.com. 2019年2月4日閲覧。
  9. ^ 一挙に6駅、駅名変更は京急の得意技だった 東洋経済オンライン 2022年10月1日閲覧
  10. ^ 京急グループ会社要覧 2021 - 2022” (PDF). 京浜急行電鉄. p. 31. 2021年9月25日閲覧。
  11. ^ 横浜市統計書 - 横浜市
  12. ^ レポート - 関東交通広告協議会
  13. ^ 神奈川県県勢要覧 - 神奈川県

出典 編集

  1. ^ 線区別駅別乗車人員(1日平均)の推移 (PDF) - 23ページ
  2. ^ 神奈川県県勢要覧(平成12年度)224ページ
  3. ^ a b 神奈川県県勢要覧(平成13年度) (PDF) - 226ページ
  4. ^ 神奈川県県勢要覧(平成14年度) (PDF) - 224ページ
  5. ^ 神奈川県県勢要覧(平成15年度) (PDF) - 224ページ
  6. ^ 神奈川県県勢要覧(平成16年度) (PDF) - 224ページ
  7. ^ 神奈川県県勢要覧(平成17年度) (PDF) - 226ページ
  8. ^ 神奈川県県勢要覧(平成18年度) (PDF) - 226ページ
  9. ^ 神奈川県県勢要覧(平成19年度) (PDF) - 228ページ
  10. ^ 神奈川県県勢要覧(平成20年度) (PDF) - 232ページ
  11. ^ 神奈川県県勢要覧(平成21年度) (PDF) - 242ページ
  12. ^ 神奈川県県勢要覧(平成22年度) (PDF, 1.38MB) - 240ページ
  13. ^ 神奈川県県勢要覧(平成23年度) (PDF, 2.36MB) - 240ページ
  14. ^ 神奈川県県勢要覧(平成24年度) (PDF, 830KB) - 236ページ
  15. ^ 神奈川県県勢要覧(平成25年度) (PDF, 509KB) - 238ページ
  16. ^ 神奈川県県勢要覧(平成26年度) (PDF) - 240ページ
  17. ^ 神奈川県県勢要覧(平成27年度) (PDF, 536KB) - 240ページ
  18. ^ 神奈川県県勢要覧(平成28年度) (PDF, 533KB) - 248ページ
  19. ^ 神奈川県県勢要覧(平成29年度) (PDF) - 240ページ
  20. ^ 神奈川県県勢要覧(平成30年度) (PDF) - 224ページ
  21. ^ 神奈川県県勢要覧(令和元年度) (PDF) - 224ページ
  22. ^ 神奈川県県勢要覧(令和2年度) (PDF) - 224ページ

関連項目 編集

外部リンク 編集