仲澤春香

日本の女子競輪選手

仲澤 春香(なかざわ はるか、2001年4月10日 - )は、女子競輪選手日本競輪選手会福井支部所属、ホームバンクは福井競輪場日本競輪選手養成所(以下、養成所)第126期生。師匠は山出裕幸(90期)。

仲澤 春香
Haruka Nakazawa
基本情報
国籍 日本の旗 日本
生年月日 (2001-04-10) 2001年4月10日(23歳)
出身地 福井県大飯郡高浜町
身長 165.0cm
体重 64.0kg
選手情報
登録番号 015859
所属 日本競輪選手会福井支部
ホーム 福井競輪場
期別 126期
脚質
登録地
2024- 福井
選手情報 KEIRIN.JP
■最終更新日:2024年5月8日  テンプレートを表示

来歴

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福井県大飯郡高浜町出身[1]。小学生の頃は野球を、中学ではバスケットボールをやっていたが、高校入学前に知り合いからボート競技(漕艇、現ローイング競技)を薦められ、ボート競技を始める[2]

福井県立若狭高等学校在学中は、国内大会では全国高校選抜大会で2年連続優勝、年代別の日本代表にも選ばれ世界ボートジュニア選手権に2年連続で出場しダブルスカルで8位入賞するなど目覚ましい活躍を見せた[2]。高校卒業後は関西電力に入社しボート部[3]で実業団選手として活躍するも、U-19(19歳以下)からU-23(23歳以下)へとカテゴリを変更した頃にイップスに陥ってしまい、以降は精彩を欠いて成績が伸び悩む。ボート競技に限界を感じて引退し、関西電力も退職した[4]

地元に戻り次の進路を模索する中で、高校時代の顧問からガールズケイリンを薦められ、県内の自転車競技が強豪な高校を紹介される[2]。のちガールズケイリンの道に進むことを決め、半年ほどのトレーニングで実技でのタイムが出たことから養成所は技能試験で受験。2023年1月19日、第126回養成所選手候補生入所試験に合格[4][5]

養成所在所中は126期生の中で唯一、自転車競技のエリートを育て上げるHPD教場[6]で鍛え上げられる[7]。また、第1回記録会では女子候補生として飯田風音以来となるゴールデンキャップを獲得。さらに第3回記録会でもゴールデンキャップを獲得し、吉川美穂以来となるゴールデンキャップ複数回獲得者(女子では4人目)となった[注釈 1]。このほか、在所中2回行われたトーナメント競走でもいずれも優勝した[8]。卒業式直前に行われた卒業記念レースでは、予選2走をともに1着で勝ち上がり、決勝戦でも1着となり前年の松井優佳に続く完全優勝を果たした[1]。卒業記念レースも含めた在所中の競走訓練成績は、45勝で1位[9]

2024年5月3日富山FII(ルーキーシリーズ)でデビュー、デビュー戦で初勝利を挙げる。翌日も勝利したが、決勝戦では捲り不発で5着に終わる。次戦である5月12日平塚FII(ルーキーシリーズ)にて初優勝。7月1日からの豊橋FIで本格デビュー、予選では2走とも日野未来を退け注目されたが[10]、決勝戦では坂口楓華に先捲りを許し2着[注釈 2]

養成所卒業後は活動拠点をナショナルチームが練習を行っている伊豆に移しており、ナショナルチームの一員として将来のトラック種目日本代表入りを目指している(2024年12月時点では、日本自転車競技連盟強化指定選手「B」指定選手(アカデミー)となっている)。

脚注

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注釈

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  1. ^ 第2回記録会では2000mタイムトライアルのみ基準をクリアできずゴールデンキャップ獲得はならなかった。
  2. ^ のち本格デビュー6場所目となる9月29日からの名古屋FII決勝戦では、最終3角で坂口の後位につけてゴール前で坂口を交わし優勝した[11]

出典

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  1. ^ a b “【競輪】仲沢春香が史上8人目の完全Vで卒記クイーン…第126期卒業記念レース”. スポーツ報知 (報知新聞社). (2024年3月7日). https://hochi.news/articles/20240307-OHT1T51084.html?page=1 2024年3月7日閲覧。 
  2. ^ a b c 日本競輪選手養成所の卒業記念レース間近 大学や高校日本一らが出場 ボート競技出身者がまさかの優勝候補筆頭”. 集英社Sportiva) (2024年2月27日). 2024年3月21日閲覧。
  3. ^ 関西電力ボート部”. 関西電力. 2024年3月25日閲覧。
  4. ^ a b 【仲澤春香 ガールズケイリン選手候補生 〜 元ボート競技選手の再起】”. wattcycling (2023年5月19日). 2024年3月7日閲覧。
  5. ^ 日本競輪選手養成所第126回(女子)選手候補生入所試験合格者名簿” (PDF). KEIRIN.JP (2023年1月19日). 2023年1月19日閲覧。
  6. ^ HPDとは?養成所内にある「世界で活躍する選手を育てるトレーニンググループ」”. 日本競輪選手養成所 (2024年5月24日). 2024年3月28日閲覧。
  7. ^ Vol.1 第125、126回生 卒業記念チャンプ”. JKA. 2024年3月28日閲覧。
  8. ^ 第2回トーナメント競走で山崎歩夢&仲澤春香が優勝/日本競輪選手養成所(JIK)125・126回生”. morecadence(JKA) (2024年2月22日). 2024年3月25日閲覧。
  9. ^ 競走成績戦法別一覧表(第126回生)総合” (PDF). JKA (2023年3月6日). 2023年3月18日閲覧。
  10. ^ “【競輪】日野未来を返り討ち!仲沢春香が本格デビュー完全V王手「物おじせず仕掛けたい」/豊橋”. 日刊スポーツ (日刊スポーツ新聞社). (2024年7月3日). https://www.nikkansports.com/public_race/news/202407030000113.html 2024年7月3日閲覧。 
  11. ^ 10月1日(3日目) 第6R ガールズ決勝 天気:晴 風速:1.3m”. \JOY×プロスポーツ. 日刊プロスポーツ新聞社 (2024年10月1日). 2024年10月3日閲覧。

外部リンク

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